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ジンベースのカクテルおすすめとレシピ|知っておくと差が付く12種をプロに聞きました

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ジンは主に穀物をベースにした蒸留酒にボタニカル(植物)の香りを溶け込ませたお酒です。


近年では日本を含めた世界中でその存在が改めて見直され、そのまま飲んで美味しいジンなども多数生まれてきていますが、カクテルの材料としても非常に優秀です。


ジンのカクテルはプロにとっても奥が深く、飲み手にとっても飽きることのない実に深い世界が広がっています。


そこで今回はジンベースのカクテルを普段からよく楽しむ筆者がプロのバーテンダーから教わったこれは知っておきたい、知っている差が付くジンベースのカクテルをスタンダードから少しマニアックなものまでピックアップしてみました。


CHECK
カクテルにしてもそのまま飲んでも美味しい珠玉のジンを厳選した「おすすめのドライジンとその選び方!美味しい価値観を変えてくれる17本!」も要チェック!


ベースに使われるジンを変えるだけでいっきに趣が変わり、カクテルの奥深さを感じられます。


カクテルの名前やレシピだけでなく材料にも目を向けてより楽しんでみましょう。

ご自宅でジンを使ったカクテルを作るときのポイント

自宅でもジンを使ったカクテルを作ってみたい方はこれから紹介するレシピを参考にしてぜひカクテル作りにチャレンジしてみてください。


レシピを見る際の注意点として以下の注意点をはじめに伝えておきましょう。


  • レシピは主に「カクテル スタンダード&ニュー・スタイルレシピ 後藤新一著(梧桐書店)」「Liqueur & Cocktail(サントリー)」を参考にしています*1
  • 1tsp=約5ml。バースプーンで一杯分を示すカクテル用語です
  • ソーダやジンジャーエールの適量は好みにもよりますが2~3倍希釈が一般的です


あとは好みの配合を見つけながらカクテル作りに挑戦してみてください。機会があったらぜひ本格的なバーでもジンのカクテルを頼んでみましょう!


ジンベースのカクテルにおすすめのジンはどれ?

ジンベースのカクテルを作るときに悩みどころなのが使うジンをどれにするかということでしょう。


いまやジンは世界中で作られるお酒になっていて、個性的なものも多く酒屋でもたくさんの種類が並んでいることも少なくありません。


そんななかで一般的なバーなどでカクテルベース用の基本のジンとして考えられているのが「ビーフィーター」「ゴードン」「タンカレー」「ボンベイサファイア」の4種類ではないでしょうか。


この4種のジンはもう何十年も基本のジンとしてお酒好きの人たちに支持されてきたブランドです。



ここにプリマスというジンを加えて5本の定番ジンとする場合もあります。


価格帯も安めでどこでも手に入り、カクテルにしても必要以上に個性が際立たないのもポイント。


ご家庭でカクテル作りを楽しみたい方はまずこの中から選んでみるとよいのではないでしょうか?


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飲んでみたいおすすめジンベースのカクテルとレシピ

ここでは知っておきたいジンベースのカクテルを12種類紹介します。


もちろんこれ以外にもたくさんのジンカクテルがありますが、ここでは最低限知っておきたい基本的なジンカクテルとちょっとだけ通好みな知っていると差がつくジンカクテルとに分けて紹介していきます。

知っておくべきおすすめジンベースのカクテルとレシピ

ジンベースのカクテルを楽しむなら1度は飲んでおきたいカクテルです。

「ジントニック」

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標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • ライム・・・・1/4カット
  • トニック・・・・適量


全ての材料を氷の入ったグラスでかき混ぜる。

まずはなんといってもジントニック。


カクテルを代表するカクテルで、ジンを使っていても飲みやすくお店によって味も異なるため飲み飽きすることもない超ド定番です。


材料さえあれば自宅で作ることも容易で、どのジンを使うのか、ライムやトニックをどれくらい使うのかで好みの味を作り出しやすいのも魅力ですね。


いっぽうでちょっとした違いで味に変化が生まれる奥深いカクテルは世界中のカクテルラバーを魅了してやみません。


ジンのカクテルうんぬん以前にお酒が好きならまずおさえておくべきカクテルでしょう。



人工甘味料・添加物不使用、独特の苦み成分を持つキナ抽出物を使った本格的な味わいのトニックを使うことで簡単にトニック系カクテルをおいしく作ることが可能。道具に頼るのもおいしいカクテル作りの近道ですね。

「ジンフィズ」


標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・20ml
  • ソーダ・・・・適量
  • 砂糖(シロップ)・・・・2tsp


ソーダ以外をシェイクしてグラスに注ぎ、ソーダを加えて混ぜる。場合によってはレモンスライスを添える。

シェイク、ソーダの扱いといった基本的な技術が詰め込まれているのに加え、味を自分で組み立てなければならないというのがジンフィズの難しさ。


レモンで酸味、砂糖で甘みを出し、ジンで味の骨子を作る・・・この液体をソーダで割ることまで考えなければならないので作る難易度が高いといわれます。


味わいは大人のレモンスカッシュ、バーのレモンサワーといった感じで飲みやすく、ジントニックよりも万人受けする味わいです。

「ジンリッキー」


標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • ライム・・・・1/2カット
  • ソーダ・・・・適量


すべての材料を氷の入ったグラスでかき混ぜる。

ジンベースのカクテルのなかでも特にスッキリとした味わいのジンリッキー。


ジントニックと違ってトニックも使わないので味わいはより酸味が効いたドライ系で甘みはいっさいナシ。


いかにライムの果汁を活かせるかがポイントですが、甘みがないためカクテル慣れしていない人にも人気で、覚えておいて損はないカクテルでしょう。


はじめの1杯はもちろんですが、シメにすっきりさせて帰りたいなんていう時にもオススメですよ。

「ジンバック」


標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • ライムジュース・・・・20ml
  • ジンジャーエール・・・・適量


すべての材料を氷の入ったグラスでかき混ぜる。

ジントニックのトニックをジンジャーエールにしたようなカクテル。


ジンジャーエールの味が強いので素人が作っても味が決まりやすく、家ではジンバック派という人も少なくありません。


ジンジャーエールが甘くて苦手・・・という方なら生姜感の強いウィルキンソンの辛口ジンジャーエールや一本使い切り(95ml)で味も濃厚なneoプレミアムジンジャーエールあたりがオススメですよ!

「ギムレット」

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標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • ライム・・・・15ml
  • 砂糖・・・1tsp


すべての材料をシェイカーにいれてシェイクする。

レイモンド・チャンドラーの小説『長いお別れ』の「ギムレットには早すぎる」というセリフで一躍有名になったカクテル。


ジンとライムのエッジの効いた味わいと高めのアルコール、それでいて味わいが作り手によって変化する奥深いカクテルで、ファンの多いのも頷けます。


もともとはイギリス海軍医ギムレット卿が船員の栄養補給のために配給されたジンにライムを混ぜるよう指示したことから生まれた、という逸話もあり、スノッブなカクテルといえるでしょう。

「ホワイトレディ」


標準レシピ

  • ジン・・・・・・30ml
  • レモンジュース・・・・15ml
  • コアントロー・・・15ml


すべての材料をシェイカーにいれてシェイクする。

スピリッシ(ジンやウォッカなどの蒸留酒)とリキュールとレモンジュースを2:1:1で配合するとカクテルの黄金比とも呼ばれ、間違いのない味になるといわれています。


ホワイトレディは黄金比カクテルのなかでも特に有名で、カクテル好きにとっては外すことのできないレシピのひとつです。


名前も洒落ていて、バーで頼むと「知っているな」と思わせることのできるカクテルのひとつではないでしょうか?

「マティーニ」

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標準レシピ

  • ジン・・・・・・40ml
  • ドライベルモット・・・・20ml


すべての材料をシェイカーにいれてステアする。


誰もが名前くらいは知ってるカクテルのひとつがマティーニです。


しかしその知名度とは裏腹に決して万人受けするものではなく、カクテル玄人や本当にジンが好きな人にこそおすすめしたいカクテルです。


最近ではここで挙げたレシピよりもジンをたくさん使って作るお店も多く、名前だけで頼むと失敗してしまうこともあるので気を付けたいところですね。


知っていると差が付くジンベースのカクテルとレシピ

ジンベースのカクテルをより楽しむために飲んでみたい通好みなカクテルです。

「カジノ」


標準レシピ

  • ジン・・・・・・40ml
  • マラスキーノリキュール・・・・10ml
  • レモンジュース・・・・10ml
  • オレンジビタース・・・・2dash


すべての材料をシェイカーにいれてシェイクする。

マラスーノリキュールとジンの絶妙な相性がたまらない、比較的マイナーながらそのネーミングもあってか根強いファンもいるカクテルです。


ぜひカジノを楽しみながら飲みたいカクテルですよね。


日本から気軽にオンラインカジノを楽しむこともできるので、ぜひオンラインカジノを楽しみながらこのカクテルを飲んでみては?
(オンラインカジノはまだまだ知名度は低いですが「ベラジョンカジノ」などが有名ですよね)

「シンガポールスリング」

標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・20ml
  • チェリーブランデー・・・・15ml
  • ソーダ適量・・・・適量


ソーダ以外をシェイクしてグラスに注ぎ、ソーダを加えて混ぜる。場合によってはレモンスライスとチェリーを添える。


ラッフルズスタイル

  • ジン・・・・・・30ml
  • ライムジュース・・・・20ml
  • チェリーブランデー・・・・15ml
  • パイナップルジュース・・・・120ml
  • コアントロー・・・・7.5ml
  • ベネディクティン・・・・7.5ml
  • グレナデンシロップ・・・・10ml
  • アンゴスチュラビタース・・・一滴
  • ソーダ・・・・適量


ソーダ以外をシェイクしてグラスに注ぎ、ソーダを加えて混ぜる。場合によってはレモンスライスとチェリーを添える。


シンガポールのラッフルズ・ホテルのロングバーで生まれたカクテル。もともとのレシピはシンプルなものでしたが、よりエキゾチックでトロピカルなニュアンスを加えて後年になって作られたラッフルズスタイルと呼ばれるレシピも人気です。


シンガポールの夕焼けはイギリスの小説家サマセット・モームが“東洋の神秘”と言い表したほど美しいもので、その美しさを表現したカクテルとしても有名ですね。

「ベネット」


標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • ライムジュース・・・・15ml
  • アンゴスチュラビターズ・・・15ml
  • 砂糖・・・・1tsp


すべての材料をシェイカーにいれてシェイクする。

さきほど紹介したギムレットの変形レシピ。


アンゴスチュラビターズという苦味酒を一滴垂らすだけの違いですが、この一滴がぐっと味を引き締め、風味を変化させてくれます。


かなりマニアックなカクテルですが、材料的にどのバーでも再現できるため、ギムレット好きな方にはぜひ一度試してみて頂きたいカクテルですね。

「ジンアンドイット」

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標準レシピ

  • ジン・・・・・・30ml
  • スイートベルモット・・・30ml

グラスに材料を入れて軽く混ぜる。


マティーニの原型とも呼ばれているカクテルで、まだ製氷機もなかった時代に生まれたために氷も使わずグラスで混ぜ合わせるだけで作るというのがポイントのカクテル。


道具が要らないので簡単に作れるように見えますが、ベースとなるジンとスイートベルモット(薬草を漬け込んだワイン)のチョイスがものを言うため、美味しいものを飲もうとするとなかなか難しいカクテルです。


基本的なカクテルに飽きてきたところで信頼のおけるお店に作れるかどうか相談してみてはいかがでしょうか?

「フレンチ75」


標準レシピ

  • ジン・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・20ml
  • シャンパン・・・・適量
  • 砂糖(シロップ)・・・・1tsp


ソーダ以外をシェイクしてグラスに注ぎ、ソーダを加えて混ぜる。場合によってはレモンスライスを添える。


ジンフィズの変形でソーダではなくシャンパンで割るというなんとも贅沢なカクテル。


フレンチ75とは口径が75mmの大砲のことで、ほかにフレンチ95(バーボンベース)やフレンチ125(ブランデーベース)がある。


なんとも贅沢なカクテルで作れるお店は限られているかもしれませんが、ジンカクテルが好きな人は一度は飲んでみたいレシピではないでしょうか?

おすすめジンベースのカクテル、お店で飲みたい時は相談してみよう

ここで紹介してきたジンベースのカクテルはド定番からちょっとマニアックなものまであります


どれもじっさいに筆者がお店で飲んだ経験があって美味しいと感じたカクテルばかりですが、作る人によっても得意不得意はあるでしょうし材料の問題もあるので、飲んでみたい場合はまずはそのカクテルを作れるかどうかをバーテンダーさんに相談してみるとよいでしょう。


もしどうしても作ってもらえるところが近場になければ、材料を揃えて自分で作ってみるのもおもしろいと思います。


案外飲みに行くより材料や道具を揃えるほうが安くすんでしまうかもしれませんね。


ジンを使ったカクテルのおすすめとレシピ|知っておくと差が付く12種のまとめ

個人的に知っておいて損はないと思うジンベースのカクテルを紹介してまいりました。


もちろんここに挙げた意外にもジンのカクテルはたくさんあるんですが、あまりマニアック過ぎても作ってもらえなかったり材料を揃えるのが大変ですよね。


今回紹介したものはどれも美味しく作ることのできるカクテルだと思いますから、ぜひ機会を見つけて挑戦してみてくださいね。



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*1:一部表記の方法を変えています。