みなさんは料理しますか?
「包丁ひとつロクに持てない!」って人もいれば「一応軽い自炊くらいなら出来る」って人もいると思います。
では、料理をする、あるいは料理に興味があるという前提で自分の作る料理に自信のある人ってどれくらいいるでしょうか?
自信があるっていっても、別にプロじゃないので自分で食べて美味しいとか、もう一個ハードルを上げて家族や恋人や友達に食べさせて普通に美味しいって言ってもらえるレベルかどうかっていう話なんですが、これが意外と難しいと言うか、この自信が無い人は料理に苦手意識がある方が多いと思います。
料理ってある程度コツをおさえれば大抵のものはその辺のお店並みに美味しく作れますし、生活の幅を広がります。
今日アレ食べたいって時にその料理を作れたり余りものを使って一食済ませたり・・・。
そんなところに辿りつくまでの最初の段階として、料理初心者に伝えたいいくつかのポイントを書き出したいと思います。
- 料理の始め方、上達しない人が知っておくべきこと
- 料理初心者は料理サイトや料理本のレシピを鵜呑みにするな
- 料理初心者はとにかく味見をする
- 料理初心者がレシピを参考にしたいオススメのメディア
- 料理初心者にオススメする記事一覧
- 料理の始め方はまず挑戦すること!
料理の始め方、上達しない人が知っておくべきこと
皆さんは料理をこれから始めようという時にどうやって料理について学ぶでしょうか
一番いいのは身近にじっさいに料理が上手な人がいて、その人に手取り足取り教えてもらうことです。
一昔前は家庭で料理当番を担っていた主にお母さんから子へと料理が伝えられていました。
しかし現代においては家族の在り方の多様化によって一人暮らしをしてはじめて、いきなり料理に挑戦しなければならないケースが多くなったと思います。
あるいは料理を趣味として楽しみたいと考えたときに、どうやって料理を始めればいいのか悩むこともあるでしょう。
個人で楽しむレベルで"おいしい"調理をするための最低限知っておきたいことはなんでしょうか?意外とどの料理本にも書かれていないのでは?
料理初心者は料理サイトや料理本のレシピを鵜呑みにするな
今回の記事で言いたいことの大半がここにあります。
そんなこと言われたって・・・と思うかもしれませんが、初心者がレシピをそのまま真似ると大抵失敗します。
ある程度美味しく出来たとしても、実はそれはレシピを考えた人が想定していた味にはなっていません。ほぼ確実に。
言われてみれば当たり前なんです。なにが?と思う方は次のような点がどうなっているか意識してみてください。
- 使っている鍋やフライパンは一緒ですか?
- 醤油や味噌の銘柄は?
- ガス火ですかIHですか?
おそらくレシピ元がどんな条件下でそのレシピで料理しているのか把握している人はいないと思います。
ある程度料理に自信のある筆者ですらレシピを見ただけではそんな判断はつきません。
しかし鍋の大きさや形が違えば水分が揮発する速度や食材にあたる液体の面積に差が出て煮込みの味つけは大きく変わります。
醤油や味噌のような調味料も風味に大きく影響を及ぼします。
ガス火かIHかでも、特に炒め物などは火の入り方に大きな差が出ます。
小さなことが積み重なって味わいはドンドン想定とずれていくんです。
なぜなら料理は科学実験と同じで分量はもちろん使う道具や環境によっても結果が異なるから。
— "おいしい"を探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」 (@bollet_jp) September 27, 2019
・使っている鍋やフライパンの違い
・醤油や味噌の銘柄の違い
・ガス火かIHか
こんな小さな違いの積み重ねで味は大きく異なってしまう。
このあたりを具体的に示しているレシピは存在しないんだよね
料理が苦手という人の調理を見ていると、大抵の人はレシピに書いてあることをそっくりそのまま真似しようとします。
それが実はレシピ通りの味から遠ざける理由となっています。
もっと言えば、レシピ通りの味なんていうものはレシピを見て作っても絶対作れないんですね。
料理初心者はとにかく味見をする
じゃあどうすればいいのか?ってことなんですが、ある程度の手順や材料の割合だけ参考にして、細かいところはとにかく味見をすることです。
料理苦手な人は不思議なほど味見をしない人が多いです。
煮込み系なんかはとにかく調味料入れるごとに味見です。料理人の見習いさんなんかは、たとえば煮込みなら塩を入れて味見して、砂糖を入れて味見して、みりんを入れて味見して、醤油を入れて味見して・・・という風にひとつ調味料入れたら必ず味見をすると言います。
これによってそれぞれの調味料がどういう味を作るのかを体感的に理解しながら、味を組み立てていくわけです。
別にプロじゃなければそこまでストイックにやる必要はないですが、とりあえずレシピ通りにやりながらも要所要所で味見や確認を挟むことで失敗する可能性を減らすことが出来るはずです。
レシピ通りに作ってても、ちょっと味濃くない?って思ったら少し薄めたり、その逆もしかり。
だからこそ大切なのはレシピを忠実守りつつも、適宜味見して"おいしい"範囲におさまっているか確認すること。
— "おいしい"を探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」 (@bollet_jp) September 27, 2019
味に異変を感じたら量を調節することも大切。
間違っても奇天烈なアレンジを加えなさいということではなく、大切なのは味見
そしてレシピもできればプロが考案したものを参考にしたい
初心者の失敗は限定されている
料理初心者が最低限おいしい料理を作ろうとするとき、失敗する原因はかなり限られていると思います。
それは・・・
- 味が濃すぎる、または薄すぎる
- 食材に火が通っていない
- 素材や調味料などの組み合わせがおかしい
などです。味の濃淡は味見でクリアできますし、火の通りなども箸で刺したり味見したりして万遍なく火を通せば良い。火が通り過ぎたものは次から少し後に入れるなどして工夫しましょう。
素材や調味料の組み合わせはレシピ由来。
レシピを信頼するべきポイントはいれる材料の組み合わせにあります。
ここに奇天烈な発想で変な隠し味を入れたり、逆に見当たらないから無しでいいやっていうのは失敗のもとです。
量はともかく材料はレシピ通りひととおり揃えることが大切だと思います。
料理初心者がレシピを参考にしたいオススメのメディア
個人的には初心者がレシピを寄稿するタイプのレシピサイトは初心者にはおすすめしません。
料理慣れしてくると面白いレシピとかもあるんですが、とにかく初心者向けのレシピとそうでないレシピの見分けがつきにくく、作っている側も自分で作る分には美味しいけど他人が作って美味しいかどうかっていう部分での考慮がほとんどなされていません(それこそ鍋の大きさひとつで味が変わるようなレシピが多い)。
ここではいつくか初心者にもオススメできる料理サイトを載せておきましょう。
クラシル
クラシルはいま注目の動画でレシピを公開しているレシピメディアです。
クラシルの主な機能(無料)
・レシピの検索
・レシピが動画で見られる
・献立の組み立て
・レシピの疑問点に質問できる
・気に入ったレシピをブックマークできる
・料理雑誌なみのコラムが読み放題
管理栄養士、栄養士、製菓衛生師、調理師、食品衛生管理者、野菜ソムリエ、料理教室の先生といったその道のプロがクラシルシェフとして豊富なレシピを動画で紹介。
レシピは使いこなせてこそはじめて意味があるのですが、料理初心者の方はレシピを呼んだだけでは具体的な作り方がわからなかったりするもの。
クラシルではすべてのレシピに作り方を1分にまとめた動画が用意されているため、道具の使い方や調理のタイミングも視覚的に理解できます。
アプリも無料でほとんどの機能を使えるためインストールしておいて損はありませんよ!
クラシル - レシピ動画で料理がおいしく作れる
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白ごはん.com
僕もよく参考にさせてもらっている和食中心の料理レシピサイトです。
ダシのとり方、お米の砥ぎ方といった基本中の基本から、定番和食のシンプルなレシピまで、和食好きならぜひ押さえておきたいサイトです。
レシピの解説も写真入りで丁寧に説明されていて、簡単でかつ美味しいものも多数存在します。
作る人・食べる人のことを考えたレシピ作りはさすがプロの料理研究家が書いているだけあるなーと感心してしまいます。
パスタレシピ研究会
パスタレシピを豊富に乗せているレシピブログです。最近はあまり更新されていないようですが、多数のパスタレシピがカテゴリ別に乗せられています。
筆者自身がパスタ大好きなので料理を覚えたてのころはかなり参考にしていました。
多くのレシピを実践した結果、そのどれもが非常に美味しいレシピだったんです。難易度や美味しさを★で評価していたり、調理のポイントを載せてくれているのも嬉しいですよね。パスタ好きならぜひ参考にしてみてください。
そのおかげでといってはなんですが、いまでは自分なりに独自のパスタレシピを考えて形にできるようになりました。
基本的な技法は同じなので共通している作り方もあるかもしれませんが、なるべくシンプルにかつなぜそう作るのかを説明しながら当ブログでも多数のパスタレシピを紹介しています。
初心者さんでは使いづらい道具や食材はなるべく使わず本格的な味わいを追及していますのであわせてぜひ参考にしてみてください。
➡パスタ以外にも汎用性が高い!これだけは知っておきたい「トマトソースのレシピ」
➡レモンとバターを使った爽やかな「レモンバターパスタ」のレシピ
g-chef.com
有名シェフのレシピを一覧できる素敵なサイトです。
料理レシピを初心者の方が参考にするなら、やはりプロの方が書いたレシピが一番いいです。
プロが書いたやつって難易度高めなのでは?と思いがちですが、その逆です。
プロがわざわざ公に公開するレシピは、特別玄人向けのコンセプトが無い限りは簡略化して必要最低限の部分のみを載せてくれます。
道具や調味料が異なる環境下でも誰でも作れるように計算されているものも多く、とにかく手順がシンプル。無駄がない。
このサイトのレシピは中には多少複雑な工程を踏むものもありますが、僕が料理はじめたての頃に結構真似してたくらいなので、ちゃんと時間をかければ誰でも作れるものばかりです。
好きなメニューを探して挑戦してみてください。
料理初心者にオススメする記事一覧
最後に初心者の方にもなるべく分かりやすく解説した当ブログの料理関係のおすすめ記事を一覧にしておきます。
www.oishikerya.com
料理に最低限必要な道具を厳選して紹介。記事内の道具を一式そろえれば大抵の料理はちゃんと作れるはずです。
www.oishikerya.com
初心者は持て余し気味のスパイスやハーブもちょっとのコツで長持ちします。
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たくさんあってどれを買うべきか・・・迷ったらまずはココから。
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ジップロックはもはや料理好きには欠かせないアイテム。プロでも愛用する実力を試してみましょう。
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振りかけるだけで料理がおいしくなってしまう魔法のスパイス「マキシマム」の特集。
料理が苦手な方は味付けが苦手な方も多いので、こういったセンスの良い味付けアイテムを持っておくだけで料理の質が劇的にアップしますよ!
料理の始め方はまず挑戦すること!
どうでしたか?
料理のコツとかはじめ方って聞くと、包丁の持ち方とか材料や道具の選び方とかそんなことを期待したかもしれません。でも料理を美味しく作るのにまず必要なのはレシピなんです。
レシピはレシピでも、決して鵜呑みにするのではなく、なんとなくこんな感じっていう設計図のようなものだと思ってください。道具の使い方なんていうのは二の次で、やってるうちに勝手に体得するものでもあります。
「これ通りにやる」のではなく「こんな感じに仕上がるように組み立てていく」イメージですね。この感覚がつかめないとなかなか料理は上達しません。難しいこと言っているようで本質は簡単。レシピは鵜呑みにせず、なんとなく真似するくらいがちょうどいいってことです。
これは僕が料理初心者のころになかなか上手くなれず、やきもきしていた時に気づいたポイントです。もちろん個人差もありますし、みんながみんなこのポイントを意識すれば上手になれるワケではありませんが、もしよければぜひ実践してみてください。
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