栄養価も高いブロッコリーをたっぷり使っているので身体にも優しく、かつブロッコリー嫌いの人でも食べられるブロッコリーの良いところを引き出した味わいが病み付きのパスタ。
その名もプーリア風パスタ。
難易度もそんなに高くないので、ぜひチャレンジして欲しい一皿です。
- ブロッコリーをくたくたに煮込むプリーア風パスタ
- ブロッコリーをくたくたに煮込んで作るプーリア風パスタのレシピ
- ブロッコリーをくたくたに煮込んで作るプーリア風パスタのアレンジ
- ブロッコリーをくたくたに煮込むプーリア風パスタのまとめ
ブロッコリーをくたくたに煮込むプリーア風パスタ
このパスタの名前のもとになっているプーリアは非常に食材に恵まれていて、オリーヴオイル、トマト、小麦粉、ワインといったイタリア料理の核となる食材がたくさん獲れる場所。
良質な食材に事欠かないこの土地ではもともとシンプルな傾向にあるイタリア料理の中でも特に素材の旨味を活かしたシンプルな料理が多いと言われています。
プーリアはイタリア南部にある州の名前。
イタリア料理に限らず、ヨーロッパ系の料理では○○風という言葉をよく使います(日本でも関東風とか沖縄風とか使いますけどね・・・)
特にイタリアンではシチリア風、ローマ風、ボローニャ風・・・といったように地域ごとの特色を活かした料理も多く、料理名になっていたりしますよね。
今回ご紹介するブロッコリーのプーリア風パスタもプーリア州ではよく作られるパスタ料理で、ブロッコリーをくたくたになるまで煮込んでとろのあるソースに仕立て、パスタと和える非常にシンプルな一皿です。
プーリア州の特産でもある耳型のかわいらしいパスタ"オレキエッテ"とあわせるのも通好みですが、普通にスパゲッティーニ辺りとあわせても美味。
ベーコンなどを加えてアレンジしても楽しめる、覚えておいて損のないパスタと言えるでしょう。
オレキエッテ。
ブロッコリーをくたくたに煮込んで作るプーリア風パスタのレシピ
プーリア風パスタの材料(2人分)
パスタ・・・・・・・・ ・・200g
アンチョビ・・・・・・・・2匹分
ブロッコリー・・・・・・・1/2株
唐辛子(ホール)・・・・・・・1本
オリーブオイル・・・・・・大さじ4
にんにく・・・・・・・・・1欠片
粉チーズ・・・・・・・・・適量(出来れば塊のチーズをおろして使いたい)
今回使用したパスタ。スーパーなどでみかける500gのものよりもまとめ買いがお得。
パスタについては定番のディチェコとバリラの違いを徹底解説した記事も執筆しているので暇なときにぜひチェックしてください。
日本人になじみ深い緑色のクラフト粉チーズも良いですが、やはり旨味も香りも上手の本格的な塊チーズを摩り下ろして使いたいものですね。
アンチョビはスーパーなどで小さいのを買うと割高なので業務用などでまとめて買っておきたいですね。
瓶詰のものなら保存も容易で日持ちするのでロスも少なくて済みます。
プーリア風パスタの作り方
まずは下準備からです。
にんにくはスライスかみじん切りにしておきます。後々煮込んでホロホロになるので、細かくするのが面倒であればある程度大きい欠片でも大丈夫です。
ブロッコリーは茎と房の部分に分けて、茎はあらみじん切りくらいの適度な細かさに、房の部分は一つずつ分けて半分くらいに切っておきます。後でしっかり煮込んで潰すので、適当な切り方でも大丈夫です。
同時にパスタを茹でるお鍋に水をはって、水に対して1%程度の塩を加えて沸騰させておきます。
同時とは書きましたが、鍋が沸騰するのにはそれなりの時間がかかるので、一番初めにこの作業をしておくのが効率的。沸騰したら弱火でキープしておけばいいのです。
沸騰した鍋にさきほど刻んだブロッコリーをいれて10分程度茹でます。
ブロッコリーを茹でながら、フライパンににんにくと唐辛子(鷹の爪)、オリーブオイルを入れて香りを引き出します。
だいたいきつね色になるくらいまで焦げないように弱火でじっりと・・・ここパスタの基本。
軽く色づいてきたらアンチョビを投入します。形を崩してオイルに溶け込ませていきます。
ここまできたらブロッコリーを茹でて10分程度経っていると思うので、フライパンにブロッコリーを投入します。
さらにブロッコリーの茹で汁もおたま一杯分ほど加えます。
ブロッコリーの茹で汁はパスタを茹でるのにも使うので捨てないようにしましょう。
10分ほど中火で水分を飛ばしながらくたくたになるまで煮詰めます。
煮詰まってきたらフォークの背などを使ってブロッコリーとにんにくを潰してソース状にしていきましょう。
さきほどまでサラサラしていたソースがトロトロになっていのが分かります。
パスタを鍋に投入して規定時間の1分前くらいにタイマーを設定し、茹でます。
もちろん完成までの時間が逆算できればブロッコリーを煮詰めている段階でパスタを茹ではじめた方が時間は短縮できますね。
茹であがる1~2分前にパスタの茹で汁をフライパンのソースへおたま一杯強分ほど加えてゆすります。黒胡椒も入れるとより良いでしょう。
すると乳化(水分と油分がくっつく現象)がより強固になってよりソースっぽくなります。
この時点でソースを味見し、味が薄ければ塩を足します。この後パスタとあえますから、気持ち塩っぽいかな、くらいがちょうどいい加減です。
あとはパスタをソースに加えて和えるだけ。
今回はパスタにしっかりソースを吸わせたいので、弱火くらいの火加減にしてソースがしっかりパスタに吸われてフライパンから水気がなくなるまで1分ほど混ぜ続けてください。
完成したらお皿に盛り付け、粉チーズ振りかければ完成です!
ブロッコリーをくたくたに煮込んで作るプーリア風パスタのアレンジ
ブロッコリーだけだと寂しい・・・という方には、ベコーンやしらすなどを加えてアレンジするのもオススメです。
アンチョビを入れる工程でベーコンもしくはしらすを加え、ベコーンなら少し焼き目を付けるようにしっかりと火入れをし、しらすなら軽く火を通すだけ。
あとはレシピ通りに作ればベーコンやしらすの旨味も加わり、より味わい深い一皿になります。
最後に塩を足す場合は、しらすやベーコンの塩気を計算するのも忘れずに!特にしらすは思っているよりもースに塩気が移ります。
ブロッコリーをくたくたに煮込むプーリア風パスタのまとめ
とっても手軽にできる栄養価も高いパスタとして、覚えておくととても便利なパスタのレシピ。
ブロッコリーをくたくたに煮込んでソース状に仕上げるのが人によっては斬新なアイディアですね。
ブロッコリーの甘みやほのかな青臭さが、アンチョビやオリーブといった食材の旨味・香りと混ざってとても美味しい一品です。
ぜひチャレンジしてみてください。
当ブログではほかにも本格的なパスタレシピを紹介しています。
どれも基本的には近所のスーパーで手に入れた材料で作れるものばかりなのでぜひ挑戦してみましょう。
➡パスタ料理に欠かせない「トマトソース」とトマソースパスタのレシピ
➡レモンとバターを使った爽やかな「レモンバターパスタ」のレシピ
➡ワインとトマトで煮込む本格ミートソース「ボロネーゼ」のレシピ
➡クセのあるチーズを使った本格パスタ「ブルーチーズときのこのパスタ」のレシピ
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