ホタルイカは3~4月を旬とする春の訪れを感じさせる食材のひとつです。
同じ時期に出回る菜の花や春キャベツといった葉物と相性がよく、特にパスタにして食べると春を感じる鮮やかな一皿に仕上がります。
ホタルイカは下処理が面倒くさいイメージもありますが、今回のようにパスタソースにする分には無理してすべての下処理をする必要もありません。
ご家庭でも気軽に楽しめるパスタレシピだと思いますので、ぜひ旬の時期にチャレンジしてみてくださいね。
ホタルイカと菜の花のパスタの魅力
季節を感じさせるレシピは覚えておいて損はありません。
長い冬が明け、初春を感じさせるホタルイカは流通時期は短いですが旨味もたっぷりで和食で洋食でも使いやすい食材でしょう。
なかでも鉄板なのがパスタ。
ホタルイカと菜花のパスタ。
— おいしけりゃなんでもいい (@bollet_jp) March 15, 2021
ソースにするならホタルイカは目玉だけ取るくらいでいいから下処理も簡単。
旨味の詰まったソースを活かすべくパスタは1.9mmがマスト。
春を感じる。 pic.twitter.com/ZzbgolHrWZ
今回はホタルイカの旨味を相性の良い菜の花(春キャベツでもよい)とトマトで合わせたソースに閉じ込めています。
一般的にホタルイカのパスタというと菜の花や春キャベツとあわせたペペロンチーノ風が多いですが、ここにミニトマトを加えることでソースの濃度をあげて料理初心者でもソースを仕上げやすくしています。
ペペロンチーノのようにオイルだけでソースを完成させようとするとバランスがシビアですが、ここトマトが入ることでつなぎの役割を果たしてくれます。
多少の分量ズレや調理のモタつきがあっても味をキメやすくなるんですね。
ぜひ春の訪れをこのレシピを通して気軽に実感してみてください。
ホタルイカと菜の花のパスタのレシピ
ホタルイカと菜の花のパスタの材料(1人分)
・パスタ(ペンネ)・・・・・・・100g
・ホタルイカ・・・・・・・・1パックの半分程度
・ミニトマト・・・・・・・6~7個(もっと少なくてもよい)
・菜の花・・・・・・・・・3~4本(春キャベツでもよい)
・にんにく・・・・・・・・・・1片
・アンチョビ・・・・・・・1枚
・唐辛子・・・・・・・・・1本
・オリーブオイル・・・・・大匙2
菜の花はシーズンでも必ず売り場にあるとは限りません(お店によっては値段も高いですし)ので、春キャベツで代用しても大丈夫です。
菜の花の苦みがホタルイカの旨味と相性がいいのですが、小さいお子さんがいらっしゃるなら春キャベツのほうが甘みがあって喜ばれるかも。
ミニトマトは3~4個程度でもじゅうぶんですが、1人分につき6~7個あると濃度がしっかりついてパスタによく絡みます。
このソースはしっかりとパスタに絡めると最高なので、1.9mm程度の太いパスタがあると最高です。
ディチェコやバリラのような大手ブランドのものですと5kgというサイズでも購入できて価格的にもお得なのでパスタは通販がオススメです(今回はたまたま切らしていたので近所に売っていたものを使用)
アンチョビも小売のものを買うと高いので、ネットでまとめ買いがお得。
ホタルイカはシーズン外でも冷凍モノが手に入ることもあります。
今回のソースはしっかり火入れをするため必ずしも生にこだわる必要もないですよ。
ホタルイカと菜の花のパスタの作り方
まずはお湯を沸かして塩を加えておきましょう。
お湯の1%の濃度の塩を入れるのが基本です(水1ℓに対して塩10g)。
まずホタルイカの下処理をします。
軽く流水でホタルイカをゆすいでください。
通常、ホタルイカの下処理では①目玉②くちばし③軟骨と3つの処理を行います。
処理は①➡②➡③という順に面倒くさいです。
沖漬けのようにホタルイカそのものを楽しむ調理では下処理したいところですが、今回のようにしっかり火を入れてしまうようなレシピでは一番気になる目玉だけ取り除けばOKです。
続いてにんにくを切ります。
今回、にんにくは粗みじん切りにしています。
理由は香り付けというより具材のひとつとして利用したいからと簡単だからです。
お好みでみじん切りでもスライスして香りだけつけても構いません。
ソースに溶け込ませたいのでミニトマトは四つ切りにします。
菜の花は半分から1/3程度の食べやすいサイズに切ります。
春キャベツなら手でちぎって一口大にしてください。
フライパンにニンニクと半分にして種を除いた唐辛子をいれ、オリーブオイル大さじ2程度加えて中火できつね色になるまで炒めます。
もちろん辛くしたくない場合は唐辛子はいりません。お好みで。
にんにくが軽く色づいたらアンチョビを投入してオイルに溶け込ませるように砕いていきます。
油ハネに注意。
ミニトマトを加えて塩をひとつまみだけ入れて炒めます。
ある程度トマトの中身がソースと混じり合ってトロっとするまで炒めてください。
トマトを軽く潰す感じで炒めていくと早いです。
ホタルイカを投入して軽く火を通したら火を消します。
パスタを茹でるために沸かしたお湯に菜の花(キャベツ)を入れて1分程度茹でたらソースの方にお湯をきってから加えます。
菜の花は葉のほうが45秒くらい、茎の方は1分ちょっとくらいで火が通ります。
手間をかけるなら先に茎から入れて20秒後くらいに葉のほうを入れましょう。
続いてパスタを茹でます。
パスタが茹で上がるちょっと前にゆで汁を小さじ1程度すくってソースに加えて弱火でひと煮立ちさせます。
ソースが軽くトロっとしているくらいが理想。
煮詰めすぎると味が濃くなりますし逆にパスタに絡みにくくなるので注意してください。
茹で上がったパスタを湯切りしてソースと合わせます。
パスタとソースを和える時はパスタを掴んで左右にゆすることで泡だて器の役割を果たしてソースが乳化されると同時にパスタに絡んでいきます。
ムラがないようにパスタ全体にソースを絡め、味を確認して薄ければ軽く塩をふってください。
仕上げに黒胡椒を振って完成です。
ホタルイカと菜の花のパスタレシピのまとめ
ホタルイカと菜の花のパスタと聞くと難易度が高そうでなかなかご家庭で試す気が起きないかもしれません。
しかし実際はそんなに難しい手順ではなく、ホタルイカも特別な処理をする必要はありません。
3~4月に気軽に手に入る食材で簡単に作ることができるので、ぜひ春パスタのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
今回のレシピはぜひ太めのパスタで作ってみてくださいね。
当ブログではほかにも本格的なパスタレシピを紹介しています。
どれも基本的には近所のスーパーで手に入れた材料で作れるものばかりなのでぜひ挑戦してみましょう。
➡パスタ料理に欠かせない「トマトソース」とトマトソースパスタのレシピ
➡ワインとトマトで煮込む本格ミートソース「ボロネーゼ」のレシピ
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