鴨肉といえばソテー、燻製、コンフィ、鴨南蛮や鴨鍋など通好みのグルメメニューに使われるちょっと変化球の鶏肉ですよね。
独特の風味と甘みが特徴で一度食べるとハマってしまう人が多いのも頷ける味わいですが、多くの場合は少し高級な飲食店などで調理・提供されるもので、なかなか身近な食材とは言い難いのではないでしょうか?
しかし鴨肉の調理は基本的には普通の鶏肉の調理と大きく変わるわけではなく、意外にご自宅で楽しむのにもオススメなんです。
本記事ではそんな鴨肉の買える場所や通販について情報をまとめてみましょう。
本記事はお店から商品を提供いただき執筆いたしました。
鴨肉はどこで買える?
スーパーで買う事はできる?
通常スーパーなどの量販店で取り扱いのある肉類は鶏肉、豚肉、牛肉の3種類です。
鴨肉は薫製などの加工肉食品としては比較的よく見かけますが、冷蔵・冷凍問わず生の状態で販売している店舗はかなり稀でしょう。
一部こだわりのあるスーパー、精肉店、高級食料品店(紀伊国屋や成城石井など)、また通常のスーパーでもクリスマスなど鴨肉の需要が高まる時期に流通することもあります。
生で買えるものは国産物が主流で日本全国に産地がありふるさと納税などの返礼品でも購入できます。
逆に冷凍のものだとフランスやハンガリーなどの外国産のものも多く、産地によって品種や味わいにも違いがあります。
通販で気軽にお取り寄せ
もし何かの機会に鴨肉を調理してみたいとなった場合はやみくもに近所のスーパーを探し回るよりも通販で取り寄せたほうが確実でしょう。
ネットで探せば鴨肉も国産、海外産、安いものからレストランで使われるような高品質のものまで吟味して購入できます。
鴨肉は品種の違いや産地の違いでも風味に違いが出るので、料理したいメニューが決まっている場合も通販ならそれにあわせた鴨肉を購入できるのも魅力ですね。
今回筆者はグルメ大陸さんという通販サイトから鴨肉を提供頂きました。
品種はバルバリー種という大型で脂身が少ないのが特徴の鴨肉です。
フレンチで鴨といえばバルバリー種を使用することが多いといわれほどフランスでは一般的な鴨ですね。
鴨肉の選び方
鴨の品種・種類の違い
ここで店舗や通販で鴨肉を購入するさいに気になる鴨の種類の違いについて簡潔にまとめておきましょう。
まず鴨には真鴨と合鴨が存在します。
真鴨とは要は野生の鴨のことであり、食用として扱われるのはジビエ、つまり狩猟によって野生の鴨を捕獲して処理したものです。
日本では鴨の狩猟には制限があり一般の市場で流通することはほとんどありません。
基本的にはジビエに強いレストランなどシーズン(冬)にメニューに入るかどうかという感じでしょう。
味わいはジビエらしくクセが強く、処理に失敗すると血の匂いなども入るため、よほど興味のある方でない限りはプロの提供するものを楽しむのをオススメします。
合鴨は真鴨を家禽化し交配を重ねて食味を高めたもので、もともと食べる目的で交配・飼育された鴨の総称です。
代表的な品種に以下のようなものがあり、それぞれに特徴があるので好みにあわせて選んでもおもしろいかもしれません。
バルバリー種
バランスのとた鴨肉で大型品種なので肉を採取できる量も多い。フランス鴨とも呼ばれていてフランスやフレンチ料理の鴨の多くがバルバリー種である
ミュラー種
フォアグラのために飼育される合鴨品種。肉質が硬くて皮も厚いため好みは分かれるがフォアグラ特有の風味をかすかに含んでいる。
チェリバレー種
繊細な食味、脂身の質がよいのが特徴。小型で肉がとれないため価格も少し高め。日本の合鴨のほとんどはこの品種。
ちなみに合鴨は真鴨とアヒルの交配したものと説明されることがありますが、そもそもアヒルとは家禽化したものの総称で、生物学的には真鴨とおなじ生物。
長く飼育環境下にいると身体が大きくなり、飛ぶ必要がなくなるため羽が小さくなる傾向にあります。
つまり真鴨とアヒルの掛け合わせも生物学的にみれば真鴨と真鴨の掛け合わせと同義で、合鴨かどうかは野生か飼育環境下で掛け合わされたかが重要になります。
鴨肉の産地
日本で流通する鴨肉の産地は安価なもので台湾、フィリピン、次いでハンガリー、国産とフランス産は比較的高い傾向にあります。
品種別にはミュラー種とバルバリー種はほぼすべてフランスかハンガリー産です。
それ以外には一般的にチェリバレー種が多く出回っています。
じっさいに購入される場合は価格で選んでもいいですし、たまにの贅沢であれば国産やフランス産のものある程度の価格帯のものはやはり上質で、なにより和食やフレンチ料理によくあうのは間違いなでしょう。
手に入れた鴨肉の調理法
鴨肉を用いた調理はさまざまですが、その鴨の特徴にあわせた調理をするのが基本となります。
産地の食文化にあわせた楽しみ方をすれば間違いないので、たとえばフランス産の鴨肉ならばフレンチっぽく少し濃口のソースで楽しみ、国産の繊細な鴨肉は醤油やみりんを使って味付けするのがいいでしょう。
具体的な調理法としてはソテー(焼く)、コンフィ(油で低温で煮る)、煮汁で煮るなどが基本。
産地別にみると国産であれば鴨そばや鴨鍋、海外産であればステーキにソースをかけたりコンフィやローストしたものをサラダなどに仕立てて前菜で楽しまれることが多いですね。
鴨肉の焼いたものにはバルサミコソースのほか、オレンジソース、ポートワインソースなど少し甘口のソースをあわせるのが鉄板ですね。
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鴨肉はどこで買える?品種や真鴨・合鴨の違いとはのまとめ
本記事では鴨肉の買える場所や品種や産地による選び方、調理法について紹介してきました。
なかなかご自宅で鴨肉を調理する機会は少ないかもしれませんが、今のご時世では鴨肉のような希少な肉も気軽に取り寄せて調理できます。
鴨肉を調理してみたい人、特別な日のディナーに悩んでいる人は通販などを利用してぜひ取り寄せてみてはいかがでしょうか?