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パンペロ・アニバサリオの味、飲み方|ラムを飲み始めるなら最適な1本

パンペロアニバサリオ

ラム酒とはサトウキビから作られる蒸留酒で原料由来の甘い香味が特徴のお酒です。


カリブ海発祥と考えられており、歴史的にみれば三角貿易などの奴隷制度下での文化とも結び付いているわけですが、現在では世界中のサトウキビ生産地で作られている一大お酒ジャンルでもあります。


南国のおおらかな気質を持つ人たちによって育まれてきた文化なこともあってか、世界にはさまざまなラムが存在しており、ウイスキーやワインのように型にハマらない自由度の高さに魅力を感じる人も少なくありません。


しかし種類が多いゆえにどこから手をつけていいのか分からないのもラムの特徴。


本記事で紹介するパンペロ・アニバサリオは南米ベネズエラで生まれたラムで、お菓子のような甘い香味を持ち合わせた魅惑の1本。


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パンペロ・アニバサリオ


はじめてのラムから通の方の日常用としても非常に飲み勝手のいいラムなんです。


その魅力を味や飲み方もふまえつつチェックしていきましょう。


ラムの一大産地、ベネズエラ

パンペロ・アニバサリオが作られるベネズエラは南米大陸北部、ブラジルの北に位置する国です。


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ベネズエラの国旗


過去にはスペインによる植民地支配を受けており、19世紀に入ると独立戦争が勃発しスペインからの独立を勝ち得ています。


その名残から公用語はスペイン語で、ラム酒に関してもスペイン系ラムの系統を引き継いでいます


スペイン系統のラムにもいくつかのタイプは認められますが、ベネズエラやグアテマラのような大陸系のスペインラムはシェリー酒、シェリーブランデー*1の流れをくんでいて、味わいは全体的に甘くお菓子のような風味を持ち合わせたスイーツ的、初心者にもクセがなく楽しみやすい傾向が強いです。



ラムには大きく分けてイギリス系スペイン系フランス系の3系統が存在します。


これは各国が当時植民地支配下にしていた諸国に対して自国の酒文化(フランスならブランデー)の製法をベースにラムを作っていたことから、宗主国の影響を受けたラム文化が築きあげられてきたことに関係しています。


また各国ではそれぞれ宗主国の言語をそのまま使用しているケースも多いことから、イギリス系はRUM、フランス系はRHUM、スペイン系はRONと呼び分けているため、ラベルを見ればどこの系統かがすぐにわかります。


パンペロアニバサリオのラベルにはRONの文字が

パンペロ・アニバサリオの特徴

パンペロ・アニバサリオはベネズエララムを代表するラムブランドのひとつです。


ミランダ州にあるコンプレホ・リコレロ・デル・セントロ蒸留所で生産されており、世界的に有名な酒類メーカーであるディアジオ傘下で運営しています。


パンペロという名前はアルゼンチンの大草原パンパを吹き抜ける風という意味合いを持っています。


ベネズエラで作られる糖蜜(砂糖を精製するさいの副産物)をベースに自家製酵母を使用して仕込まれていて、雑味が少ないながらも奥行きがあってスパイシーな酒質が特徴。


日本ではパンペロといえばアニバサリオを指すことが多いのですが、ブランドとしてはブランコ(白、熟成2年)、アネホ(数年の熟成を経たもの)も生産しています。


アニバサリオはバーボン樽とシェリー樽で8年熟成させた長期熟成モノで、それでいながら2000円台後半から3000円という非常にお求めやすい価格が魅力となり、ある程度ラムに精通した方のなかではとてつもなくコスパの良いラムという認識があるのではないでしょうか?



じっさいにアニバサリオ以外のパンペロのラインナップを見かけることは稀のような気がしますね



アニバサリオの特徴的なボトルはタパラという果実の形をイメージしている。その昔、このタパラの容器にお酒を入れて持ち歩いていたことがあるそうだ


パンペロのブランドロゴはカウボーイのようなイメージになっているが、購入した際にボトルが革袋に入っているのも趣があって魅力のひとつ。飲み終わった後は小物入れにも使える。



パンペロ・アニバサリオの味


パンペロ・アニバサリオがおすすめできる人

  • 気軽に飲める価格帯で美味しいラムを味わってみたい
  • 飲みやすいけど味わい深いラムを探している
  • 比較的甘口のラムが好み
  • スペイン系のラムが好み


パンペロブランドのラムは全体的にクリーンでありながらしっかりと味のあるヘビータイプ


またウイスキーやシェリーに使用された空樽で熟成させることによって得られる複雑な香味も特徴のひとつです。


特にアニバサリオは8年という熟成を経たまろやかさと樽由来の香ばしさ、そしてラムのもつ甘さのバランスが素晴らしいハーモニーを奏でています。



一般的にラムのように暖かい場所で作られる熟成酒はウイスキーのような寒冷地で作られるものよりも倍近い速度で熟成が進むと考えられている。


チョコレートを思わせるようなアロマティックな味わいをこの価格帯で楽しめるというのは、ラムに限らずすべてのお酒のなかでも素晴らしい体験だといえるでしょう。


パンペロ・アニバサリオの飲み方

パンペロ・アニバサリオはクセの少ない味なのでどんな飲み方にも対応できる汎用性の高いラムです。


もしはじめてパンペロ・アニバサリオを楽しむのなら、まずはストレートでその魅惑の香りと味を堪能してみてください



ストレートでキツければロックでも構いません。ロックにするとラム特有のツンとした部分が薄れてより飲みやすい味わいに変化します。


アニバサリオのような熟成されたタイプのラムはお湯割り、ホットミルク割りなどにも最適。


またショコラショーやココアに加えて飲むと非常にリッチな味わいが楽しめます(2020年2月に放送された「マツコの知らない世界」のココア特集でもラム酒を加えたココアが登場しましたね!)。


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ラムを少量加えたショコラショーは大人の味。ホットドリンクはアルコールを感じさせやすいので15cc程度入れるだけでじゅうぶんに満足感が得られるハズ。



ダークラムを使ったカクテルに使用にも適しています。


ラムカクテルはベースのラムのチョイスで味わいが大きく変化するので、ぜひパンペロ・アニベルサリオを使った甘口濃厚なラムカクテルを楽しんでみては?


パンペロ・アニバサリオが好きな人におすすめするラム

パンペロ・アニバサリオが好きという方はラムのなかでも甘口で熟成感のあるやわらかい味わいが好みの方が多いと思います。


ここではパンペロ・アニバサリオの次に飲みたいラムを同系統のなかからいくつかピックアップしてみました。


ディクタドール

ディクタドール20年



南米はコロンビアで作られているラム。ディクタドールとは独裁者を意味する言葉ですが、その味わいは名前に反して優しく繊細です。


長期熟成指向でエイジングアイテムのなかでは12年が最低で20年やそれ以上の熟成モノも比較的お求めやすいのが魅力。


パンペロ・アニバサリオの熟成感をより深めていけるイメージで、熟成の神秘を味わいたい方におすすめしたいですね。

サンタテレサ

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サンタテレサ1796


ベネズエラのエル・コンセッホという街にあるサンタテレサ社の生み出すラムはブランデー彷彿とさせるような魅力を秘めた一本。


パンペロ同様ベネズエラ産のラムですが、比べるとサンタテレサのほうが繊細でフルーティーな印象でしょうか。


流通している「サンタテレサ1796」は最低4年から35年間オーク樽で熟成させた原酒をブレンド、その後にソレラシステムで6年間熟成させるという手の込んだ工程を経てリリースされています。

ディプロマティコ

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ディプロマティコ リゼルヴァ イクスクルーシヴァ

1959年創業のベネズエラ、ウニダス蒸溜所で作られているプレミアムラム。


従来のベネズエララムに使われる蒸留器とウイスキーに使われる2タイプの蒸留器、計3つの蒸留器を使い分けることで「ライト」、「セミヘビー」、「ヘビー」タイプの原酒を作り分け、これらをブレンドして調和のとれた味わいのラムを生み出しています。


パンペロと比べるとシリーズ通して全体的にコクがあり、甘みがありつつもビターな余韻を持っていてよりコアなラムラバー向けのブランドです。

ロンサカパ

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ロンサカパ23年


グアテマラで作られるロンサカパはダークラムのなかでも特に甘さが際立つ一本で、甘口のラムというとまず最初にオススメされるブランドのひとつでしょう。


国際ラムフェスティバルで殿堂入りを果たし、ほかのラムコンテストでも軒並み高評価を獲得する安定感のあるパフォーマンスで初めてラムを飲む人を虜にしてきた銘酒です。


ある程度ラムを飲みなれてくると物足りなく感じるかもしれませんが、強い甘みとスムースな飲み口はラムをはじめ熟成蒸留酒初心者にその魅力を気付かせてくれる一本になることでしょう。

パンペロ・アニバサリオの味、飲み方のまとめ

本記事では初心者から玄人までを虜にするラム、パンペロアニバサリオについて紹介してきました。



このラムはじっさいに筆者を含め周りの蒸留酒上級者たちが「自宅で気軽に楽しむラム」として常備していることの多いラムです。


その道のプロであるバーテンダーさんも家でラムを買うならパンペロを推す方は多いのではないでしょうか?


価格からは想像の付かない良質な味わいを持つラムをぜひ気軽に楽しんでみてください。


参考文献
ラム酒大全: 定番銘柄100本の全知識
ラム酒の歴史 (「食」の図書館)


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*1:スペインを代表するお酒