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【甘いものから辛口まで】うますぎるラム酒のおすすめ銘柄15選!

ラム酒

ラム酒といえばカクテルではモヒートのベース酒として、お菓子作り好きな人なら製菓材料として、映画や小説好きの人なら海賊の飲み物としてetc・・・さまざまな認識のあるお酒だと思いますが、最近ではそのまま飲んで美味しい嗜むためのラム酒も注目を浴びています。



おいしいラムはウイスキーやブランデーのとっつきやすい感じのものが多いんですよ!


そこで今回は知っておきたいうますぎるハイクオリティなラムをピックアップ。


ラムってこんな種類があるんだ・・・ということを感じて頂き、ラムという世界と文化の奥深さに少しでも触れて頂ければと思います。

ラム酒のおすすめの飲み方って?その特徴は?

ラムとひとくちにいってもそのタイプは様々。


カクテルによく使われる無色透明のものから樽で寝かせたウイスキーのようなラム、バニラやシナモンでフレーバーをつけたラムなど。甘いものから辛口のものまで味わいのバリエーションは無限にあります。



お酒の単一ジャンルという意味では他のどのお酒よりも幅広いバリエーションがあるのがラムの魅力でしょう。


飲み方もカクテルにして飲んだり、じっくりとそのまま楽しんだりといろいろです。


加えてラムは非常に深い歴史を持っているお酒でもあります。


それは必ずしも明るいものだけではありません。ラムを嗜む事は歴史を嗜む事に等しいと言えるのです。



ラムの歴史についてはここでは割愛しますが、気になる方はぜひ日本ラム協会が出版しているラム大全を手に取ってみてください。


歴史をはじめ基本的な銘柄のデータを網羅したラム専門書で、ラムを専門に扱うプロフェッショナルのネット上では手に入らないリアルな情報に触れることができます。



そんなラムですが、現在市場にはたくさんの商品が展開されているためどれが美味しいのか判別がつかないのが本音ではないでしょうか。


そこで今回は本当においしいラムを厳選して紹介していきます。ネットや酒屋で簡単に手に入るものを中心にまとめていきますので、気になったラムはぜひ購入してみましょう!



全て筆者が飲んだことのあるものなので、より詳しいイメージを知りたい方は直接聞いてもらっても構いませんよ!

おすすめラム酒の選び方の基準

ラム酒は非常に多様なお酒です。

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色合いで大きく分けてホワイト、ゴールド、ダークと分別されており、今回紹介するのは主にダークラム。


このタイプは樽で熟成をかけて作られており、そのままストレートやロックで味わうのに適しています。



ホワイトやゴールドは例外もありますが基本的にカクテル向きです。


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産地はは南米やカリブ海・インド洋の各諸島ですが、もともとはヨーロッパの植民地として支配国の影響を色濃く受けているため作られるラムもその流れをくんで大まかに特徴をつかむことができるのも特徴です。


ほかにもスパイスなどを加えたもの(スパイスドラム)、サトウキビジュース100%のものとそうでないもの(アグリコールラムとインダストリアルラム)などで味が変わります。


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ここではあまり細かい産地や製法などにはこだわらず、単純にそのままロックやストレートで飲んで楽しめる良質な味わいを持った銘柄を主にピックアップ。


またご自宅で一本買ってゆっくりと楽しめるようなコスパのいい商品というのも念頭に置いています。


どれを飲んでもラムの奥深さを感じられる、さまざまなラムを嗜んできた筆者が胸を張っておすすめできる銘酒ばかりです!


おすすめのうますぎるラム酒~甘口編~

まずは甘口のラムからご紹介していきましょう。


ラムというとウイスキーなどと比べると甘いお酒というイメージも強いと思います。


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甘口のラムはバニラやチョコレート、メープルシロップのようなお菓子っぽいニュアンスを持つものも多く、ラムの入門としては飲みやすく大変おすすめできるタイプです。

ロンサカパ23年

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ロンサカパ23年

ラムに少しでも造詣のある方であれば一度は飲んだことがあるでろうロンサカパ。


グァテマラの海抜2300mの高みで熟成されたラムはまろやかで芳醇。気品にあふれた印象で、ある意味ラムらしくないラムです。これをきっかけにラムにハマる人も少なくない銘柄でしょう。


ラムの中でもかなり甘口の部類に入り、クセもなくスムース。飲みやすいけれど20年を越えた熟成により得られた味わいは複雑です。


ラムの奥深さを知るにはうってつけの入門編の一本と言えます。はじめはぜひストレートでその芳醇な香りと味わいを愉しみましょう。


甘口おすすめラム2 パンペロ アニヴェルサリオ

 

丸みを帯びた可愛らしいフォルムに皮袋という特徴的な見た目が印象的なラム。ベネズエラにあるパンペロ社のフラグシップボトルです。


パンペロ アニヴェルサリオは中甘口の飲みやすい味わいの奥にラムならではのスパイシーさを含んだ銘酒。



ウイスキーやシェリーに使用された空樽で熟成させることによって得られる複雑な香味も特徴のひとつです。


値段も熟成タイプのラムの中では割安で、今回ご紹介するラムの中でもコスパはずば抜けているかと思います。


甘口おすすめラム3 サンタテレサ1796

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サンタテレサ1796

パンペロアニヴェルサリオ同様ベネズエラのラム。


ラムらしい香味を残したベネズエラ産のラムの中では少し異質で、気品が漂うブランデーのようなラムです。



その秘密はソレラシステムと呼ばれる特殊な熟成方法と最長で30年を超える原酒をブレンドしていることにあります。


長い熟成を経た原酒が生み出す繊細で高貴な味わいはまさに絶品です。


手間がかかっている分少し割高ですが、一度この味を知るともう他のお酒では満足できなくなる魅力がこのラムにはあります。ぜひストレートでじっくりと香りと味わいを愉しんでください。

甘口おすすめラム4 ディプロマティコ

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ディプロマティコ リゼルヴァ イクスクルーシヴァ

こちらもベネズエラのラム。


ラムは国によって細かな規制が作られていないケースも多いのですが、ベネズエラはそんな中でしっかりとラムの原産地呼称としてロン・デ・ヴェネズエラ(RON DE VENEZELA)DOCを制定しています。


ディプロマティコはベネズエララムとしてDOC認定されている一流ラムで熟成感のある味わいに適度なボディ、カカオやチョコレートを連想させる甘い香りが特徴です。

甘口おすすめラム5 ロン・アブエロ 12年

アブエロとはスペイン語でおじいちゃんの意。その名の通りおじいちゃんの絵がラベルに掲げられたパナマ共和国のラムです。


2009年、2010年サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでダブル金賞を受賞した名実ともに実力派のラムで味わいもバランスのとれた印象です。


ドライルーツや紅茶、特有の酸味といったラムならではの味をしっかりと持っているため、ラムとはこういう味なのだというのを認識するのにも適したラムかと思います。


しかも安いのが嬉しいですね。

甘口おすすめラム6 ディクタドール

ディクタドール20年

スタイリッシュなボトルデザインからは一見ラムだとは分かりづらいようなコロンビアのラム・ディクタドール。


"独裁者(ディクタドール)"の名とは裏腹に味わいは繊細で芳醇、熟成感とラムらしい香味を持ち合わせたキレイな味わいのラムです。


熟成年数別の商品やフレーバード系の商品などバリエーションも多く、好みに応じて楽しめるのも魅力のひとつ。まだまだ知名度も低くマニアックに品をお探しの方にはおすすめのブランドです。

甘口おすすめラム7 プランテーション

中南米各国のラムを独自に買い付け商品化するフェラン社のラムブランド。


もともとブランデーを手掛けているメーカーなので、熟成させた複数の原酒をブレンドして独自の味わいにまとめあげる技術は一流です。


特にこの「プランテーション・バルバドスXO」は芳醇で柔らかい味わいが魅力で、ブランデーのような繊細さもあらわれています。


プランテーションはラインナップも豊富なうえにどれも値段帯がさほど高くはないので商品ごとの味の違いを試してみるのも楽しそうです。

甘口おすすめラム8 アルカン

インド洋モーリシャス島で作られているラム、アルカン。


色気のある官能的なアロマが特徴的で、ラムを飲みつけない人でも良い香りと判断しやすい魅力があります。


香りにうるさい女性にもオススメできるとてもアロマティックなラムで、これをはじめて飲む人は「ラムってこんなにいい匂いがするんだ?」となる人が多いような気がします。



筆者もある程度ラムの経験値がある状態でアルカンを飲んだのですが、まだこんなに魅惑的なブランドがあったんだと感動したものです。


おすすめのラム酒~辛口編~

甘いものが苦手、ちょっと変わったラムが飲みたい・・・そんな方には辛口系ラムもおすすめです。


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辛口系のラムはドライフルーツやフレッシュフルーツ、ナッツ系のニュアンスを持つものが多く、良質なものには紅茶のダージリンを彷彿とさせるアロマが感じられるものもあります。


なかにはクセの強い味わいのものもあり、そうしたものはウイスキーを好む人にも口に合うものが多いですね。

辛口おすすめラム9 トロワリビエール

トロワリビエールはマルティニーク島というカリブ海、西インド諸島の中のひとつでフランスの海外県にあたる島で作られています。


原住民の文化とフランス文化の融合したいわゆるクレオール文化地域で、ここで生み出されるラムは今までご紹介したラムとは一線を画します。



フレンチラム(RHUM)と呼ばれるジャンルの中では代表銘柄ともいえるのがこのトロワリビエールでしょう。


フレンチラムの特徴は一言で表せばフランスを代表する蒸留酒であるブランデーの製法に則って作られることによる繊細で優雅なボディと、ポテンシャルの高い複雑な香味にあります。


それ故にラムファンの中にはフレンチラム、中でもマルティニークのラムだけを偏愛する人もいるほどです。

辛口おすすめラム10 ラマニー

ラマニーもまたカリブ海の仏領マルティニーク島のフレンチラムです。


フレンチラム特有の紅茶のような甘い香りと味、そしてわずかな酸味を伴うようなフルーツ感が魅力なのがこのラマニーです。


こちらのラムをオススメする理由は味以外にももう一つ。


それはこのラムが“機動戦士ガンダム THE ORIGIN”にてあのシャア・アズナブルがラマニーを飲んでいるシーンによって一部の人たちの間で一躍有名となったラムだからです。



現在においてもラマニーは一部のガンダムファンとラム愛好家を中心にしか知られていない銘柄ですが、日本を代表するサブカルチャーであるガンダムの、中でも人気の高いキャラクターが飲んでいたラムとして外せない銘柄です。もちろん味わいも非常に優れています。


なお劇中で飲まれていたラマニーは現在発売されていないボトルなのでまったく同じものを嗜むことは難しいかもしれません。

辛口おすすめラム11 バルバンクール

フランス人の手によってハイチに設立されたバルバンクール。


フレンチラム系の味わいを踏襲した繊細で辛口の味わいが特徴です。非常にやさしいラムなのであまり強い味わいが得意ではない人におすすめです。



筆者がまだあまりラムに慣れていないことに飲みやすくてキレイな香りだなと好んで飲んでいたのがこのバルバンクールです。

辛口おすすめラム12 ペールラバ

フランス海外県のマリーギャラント島で作られるラム。


現在では経営権が譲渡されてしまいましたが、もともとはおじいさんが一人で手作りしていたそうで、雨漏りした水を使用していたなどの逸話が残る造り手です。


現在でもラムとしては世界最少の蒸留所と呼ばれています。


強烈なキャラクターを持った鮮烈な味わいで、はまったら抜け出せない独特の魅力を持っています。



ペールラバはとにかく人を選ぶラムです。第一印象は鮮烈でクセの強いラムですが、じっくりと味わうと奥の方に素晴らしいアロマが広がっています。


この魅力に気付いたらなかなかのラム通を名乗れると思いますよ!

辛口おすすめラム13 ニューグローブ

インド洋に浮かぶモーリシャス島で作られるラム。


モーリシャスはラム産地としてさほど有名ではありませんが、ニューグローブは非常に複雑でパワフルな味わいを持つとして今注目されている造り手です。


近年そのクオリティの高さに一部のマニアから注目が集まっていて、まだ値段もそこまで高騰していないため手軽に試せるのも魅力のひとつです。


気軽に飲めるうちにじっくり腰を据えて付き合ってみたいラムですね。



ラムは銘柄によっては昔より2倍も3倍も価格が高騰していまでは気軽に飲めなくなってしまったものもたくさん存在します。


ラムに限らずウイスキーやブランデーも同じですが、お酒は飲めるうちに飲んでおかないと、気付いたらとんでもないことになっていたりするんですよね。

辛口おすすめラム14 ナインリーブス

ナインリーブスは日本の滋賀県で作られているラム。


「最初から最後まで、自分の思いと目が届く完成品を作ってみたい」というコンセプトのもと、滋賀県音羽山系の長石に磨かれた硬度12の超軟水と沖縄多良間島産黒糖、選ばれた国産酵母を使用して作られています。


国産ラムはこれまであまり高い評価を得てきませんでしたが、ナインリーブスは本当にこだわって作っていることが伝わってくるラムで味わいもバツグンです。


"国産"というブランド力もありますから、試して損はないでしょう。



非常に完成度が高く、筆者も日本でこのクオリティのラムが作れるんだと感動したものです。これを飲むと日本人の職人気質な性質を感じ取ることができますね。

辛口おすすめラム15 製菓用マイヤーズラム

マイヤーズラムは製菓用などにも使われる代表的なダークラム。


そのなかでも今回ご紹介する製菓用は一味違います。


洋菓子に適したラムを目指して特殊な配合で作られているマイヤーズラムで、他にも種類がありますが通常バージョンより味わいも複雑。お菓子用はもちろんですがカクテルベースに使ってみてほしいラムです。



むしろ洋菓子に使うのにはよほど拘りのあるパティシエさんでもない限り普通のマイヤーズで十分な気がしますね。


味のしっかりとしたカクテルを作るのにも適していて、冬などはホットなカクテルに、夏場ならそれこそモヒートやラムコークを作って楽しんでみてはいかがでしょうか。

【甘いものから辛口まで】うますぎるラム酒のおすすめ銘柄15選!のまとめ

さまざまなラムをご紹介して参りましたが、どれもそれ単体で飲んで楽しめるものばかり。


ラムの懐の深さを実感させてくれる幅広いラインナップですが、正直まだまだ筆者も知らないラムがたくさんあります。


全部を試すのはなかなか至難の技・・・でもこれだけ種類があると楽しみが尽きませんね。


ぜひラムを作るさまざまな国の文化を想いながら嗜んでみてはいかがでしょうか?



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