日本ウィスキーのブームも手伝って、今やお酒のジャンルとして多くの方々から認識されているウィスキー。
飲まない人にとってはアルコールが強い、クセが強い・・・と非常にマニアックな印象も強いのですが、じつは捉え方によっては身体にやさしいお酒でもあるのです。
アルコールは大なり小なり身体に負担を与えるものですから「身体に良いからたくさん飲んで良し」という発想は論外ですが、ウィスキーの特徴に注目して、今まで試したことのなかった方はこの機会にウィスキーの魅力を確かめてみてはいかがでしょうか。
- ウイスキーは健康にやさしいお酒?
- ウイスキーが健康にやさしい理由1「糖質がないのでダイエットにも適している」
- ウイスキーが健康的にやさしい理由2「アルコール量がコントロールしやすい」
- ウイスキーが健康的にやさしい理由3「樽の効果が身体に嬉しい」
- ウィスキーで飲酒をコントロールすることで健康管理につながる
ウイスキーは健康にやさしいお酒?
ウィスキー自体はアルコールの強いお酒ですので、ガブガブ飲んでいたらすぐに身体を壊してしまいます。重要なのはなによりも自分にとっての適正飲酒を心掛けていくこと。
そのうえで、なぜウィスキーが健康にやさしいお酒と言われているのかを考えてみましょう。
ウィスキーが健康にやさしいとされる理由には「本当にそう?」という眉唾話から、「確かにそうかもしれないけど、具体的な健康効果に繋がるほどのものなのか?」という少し疑わしいものまでありますが、ここでは比較的分かりやすい理由を三点紹介することで、ウィスキーが他の酒類と比べて比較的健康にやさしいお酒である、ということを紹介していきたいと思います。
ウイスキーが健康にやさしい理由1「糖質がないのでダイエットにも適している」
ウイスキーには糖質がほとんどありません。
ウイスキーは蒸留酒に分類されるお酒ですが、蒸留の過程において糖質はなくなってしまいます。樽の成分やウイスキーによってはカラメルの添加などがあるためまったく糖質が0だと言い切ることは出来ませんが、ほぼ無視できるレベルだと考えられます。
糖質制限やダイエット中の方でも飲むことが出来るお酒で、お酒の中では太りにくいと言えるでしょう。実際に、筆者の知り合いのダイエットで結果を出していてる人の中には、ビールやワインは飲めないけれどハイボールならOKとしている人もいます。
ただし、ジンジャエールやコーラのようなそれ自体が糖質の高いもので割ったり、おつまみをパクパク食べていれば結局意味がなくなってしまうので注意が必要です。
ウイスキーが健康的にやさしい理由2「アルコール量がコントロールしやすい」
ウイスキーってアルコールも強いし身体に負担かかりそう・・・とお考えの方、考え方によってはそれは間違いです。
ウイスキーは確かにアルコール度数40%、ものによってはもっと高いモノも存在するので、かなり強烈なお酒のように感じます。
でもちょっと待ってください。ウイスキー1杯に含まれているアルコールの量はどれくらいでしょうか?
お店で飲む場合、ウイスキーはだいたい30~40mlくらい注がれます。これはロックでもストレートでも、ハイボールでも基本的には同じハズです。
少し多く見積もって一杯40mlだとして、そのアルコール量はグラム計算で12.8gです。
缶ビール一本が350mlのアルコール5%だとするとアルコール量は14g・・・アレ?
そうです。実はウイスキー1杯よりもビール1缶の方がアルコールの総量は多いんです。その上糖質も高い。
350mlのビールというとだいたい生中一杯分ですから、お店で飲む場合でも生ビール飲んだ方が身体への負担は大きいことになります。
加えてウイスキーをロックやストレートでウィスキーを飲む場合はゆっくりと飲むことが多いと思います。対してビールだとゴクゴク飲んでしまいがち・・・人にもよるのでしょうが、身体に入っていくスピードで考えてもビールの方が早い可能性が高いのです。
もちろんお店によってウイスキーを計量せずドボトボ注いでいたり、家で飲むときに多めに注いでしまうと簡単にアルコール量は増えてしまいますので注意は必要です。
また少量でもアルコールが高いことに変わりはないので、体の中でアルコールを薄めるためにもお水を適度に飲むことを心がけるのが大切です。
ウイスキーが健康的にやさしい理由3「樽の効果が身体に嬉しい」
ウイスキーは樽で熟成させているため、樽の成分がお酒に染み出しています。
その成分は多岐にわたるためまだ全容はつかめていないと言われていますが、いわゆるポリフェノール的な成分から一説によると森林浴効果でリラックスできるという意見もあるようで、微々たる効果でも身体に嬉しいお酒だと言えるんです。
最近だとよく話に挙がるのがエラグ酸。エラグ酸はがん予防やアンチエイジング効果の高いポリフェノールで、ラズベリーなどのに多く含まれているものです。ウイスキーはこの成分を同じくポリフェノールが含まれることで注目される赤ワインよりも多く含んでいます。
ほかにも複数のポリフェノール含有するウイスキー。健康にいいだけでなく美容にもいいということで女性にもオススメしたいところですね。
ウィスキーで飲酒をコントロールすることで健康管理につながる
そもそもお酒を飲まない方が身体に良いとか、少量の飲酒は健康に良いとかいうことは棚に上げて、あくまでもお酒が好きで晩酌が楽しみ・・・という方にとって、ウィスキーは飲酒のコントロールに適したお酒になりうるという点を強調したいと思います。
ビールや日本酒は糖分が多く、食事との親和性も非常に高いことから、晩酌と称して食事中についついたくさんの飲んでしまいがちです。そんな人はウィスキーをゆっくり嗜むクセをつけることで、飲酒量をコントロールすることに繋がるかもしれません。
もちろん飲み過ぎてしまえばなんの意味もありませんが、この機会に今までウィスキーを嗜んでこなかった方にもウィスキーを取り入れてみてほしいですね。
ウイスキーを美味しく嗜むためのポイントをより詳しくまとめた記事も執筆していますので、参考にして豊かなウイスキーライフをおくりましょう!
www.oishikerya.com
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また同じく蒸留酒のブランデーやラム、ジンも飲み方にさえ気を付ければウイスキーと同じく健康にやさしいお酒だといえるでしょう。