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陶器・磁器のお手入れについて|使い始め、洗い方、保管、注意点、レンジは使用可?

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愛着を持って扱えばとても長い間使える陶磁器の食器。


今回は陶磁器を大切に扱うためのお手入れの仕方について、使い始め、洗い方、保管という一連の流れを確認しながら、使う際の注意点についてもまとめていこうと思います。

お気に入りの陶磁器で日々の生活にいろどりを

一般的に食器というとその多くが陶器か磁器ですよね。いわゆる焼物と呼ばれる器である陶器と磁器は大切に使うことで末永く付き合っていける食器の代表です。


今では大量生産で作られているものも少なくありませんが、いっぽうで作家ものやブランドものなどを旅行のお土産や引き出物で貰った経験のある人も少なくないでしょう。雑貨屋さんで出会った素敵な陶磁器に一目惚れして購入してしまった人もいるかもしれません。


そうして手に入れたはいいけれど普段使いにはもったいないからといって戸棚の奥でホコリを被らせていることもあるのではないでしょうか?
でも器は使ってこそナンボです。日々の生活をいろどるスパイスとしてこれを機会にお気に入りの陶磁器を食卓に並べてみるのも悪くないでしょう。


陶磁器の扱いは繊細でめんどうなようで、ポイントさえ覚えればそんなに難しいことはありません。お気に入りのアイテムを長く使うために、使い始めから保管まで、ちょっとだけ意識したい陶磁器の扱い方をマスターしていきましょう。


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陶器・磁器の使い始め

陶器は始めに目止めを行う

陶器は粘度を焼いて作られますが、焼き上がって冷めていく過程で生じる収縮によって表面の釉薬の部分に無数の亀裂が入ります。これを貫入(かんにゅう)といいます。


貫入は目には見えませんが、汚れや臭いを吸収してしまいます。これを防ぐために使い始めの陶器は目止めをするのがオススメです。


目止めの方法

  • 米のとぎ汁に片栗粉を大さじ1程度加える
  • ここに新品の陶器を入れて煮沸する
  • 沸いたら冷めるまで放置する
  • 冷めたら軽く洗って乾かす

なお、目止めをすることで、逆ににおいやカビを誘発するリスクもあるため、目止めが必要かどうかは商品の説明書や購入先に尋ねるのが理想です。


磁器に関しては基本的に目止めをする必要はありません。ただし手に入れた商品は一度軽く洗ってから使うようにしましょう。

サンドペーパーで底を削っても

購入した陶磁器の底を触ってみましょう。なかには高台と呼ばれる部分がザラザラとしているものがあります。こうした器は机や食器同士を重ねたときに下の食器の表面を傷つけてしまうおそれがあります


気になる方はサンドペーパーなどで軽く削って滑らかにしておきましょう


サンドーペーパーを使用する際はなるべく目の細かい番目を使用しましょう。

陶器・磁器の洗い方のポイント

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陶器・磁器の基本的な洗い方

陶器や磁器だからといってとりたてて洗い方を変える必要はありません。基本はやわらかいスポンジに中性洗剤をつけてやさしく洗うだけです。硬いスポンジ、金タワシ、クレンザーなどは当然器を痛めしてしまうのでNGです。


特に磁器で金や銀の細工が入ってるアイテムは特に慎重に。強くこするとはげてしまうこともあります。食洗機などもかけないようにしましょう。

使い終わったらすぐ洗う

汚れがこびりつかないように使い終わったらすぐに洗うのがベターですが、特に陶器に関しては色や液体を吸い込みやすい性質があるため、臭いの強いものや色の濃いものを乗せたあとは極力すぐに洗うようにしましょう


また漬け置きなどもNGです。吸水性が高いため素地が汚れを吸いこんでしまうおそれがあります。

食洗機はなるべく使わない

食洗機は非常に便利な道具ですが、水圧や器同士の接触でヒビやカケが生じやすいというリスクがあります。


高価な器やお気に入りの器は大変でもなるべく手洗いでお手入れしたいものですね。


陶磁器の保管にはちょっとした気遣いを

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洗って乾かした後は食器棚に収納する事もあるでしょう。理想を言えば食器は重ねずに保管するのが一番ですが、スペースが限られている以上はなかなかそうした保管はできません。


重ねて保管する時にはなるべく大きさが同じもの同士でまとめて重ねること、磁器と陶器は重ねずに別にすること、大切な陶磁器は重ねるさいに一枚ずつクッションとなるペーパーや和紙を挟み込むようにすることを忘れないようにしましょう。


特に陶器と磁器を重ねてしまうとせっかく滑らかな磁器の表面に傷が出来てしまうことがあるので必ず分けて重ねるように心がけたいものです。

陶磁器を扱う際の注意点

レンジでの使用はものによっては可

基本的に磁器はレンジでも使用可能ですが、金や銀で細工を施している場合は剥離のリスクがあるためレンジ使用はNGです。


陶器は内部に吸い込んだ水分が膨張して破損するリスクがあるため基本的にはレンジで使用してはいけません。いずれにせよ負荷をかけやすいレンジに大切な食器を入れるのはオススメできないといえるでしょう。

ちょっとした一工夫でさらに美味しく

料理を盛り付けるさいに、冷たい料理は冷水に、暖かい料理はぬるま湯にくぐらせるとエクセレント。汚れや油分が染み込みにくくなると同時に盛り付ける料理の温度を一秒でも長く維持できます。


飲食のプロの間では比較的ポピュラーな小技ですが、ちょっとしたひと手間で料理のグレードをアップさせられます。特に汁物や冷菓など温度が極端に高かったり低かったりするものには効果抜群です。

まとめ

陶器は使えば使うほど味が出てきますし、磁器は丁寧に使えばいつまでも輝きを保ってくれます。ちょっとしたポイントを気を付ければ、お気に入りの陶器や磁器を日常使いしても末永く付き合っていくことができますから、気に入った器があればドンドン活躍させてあげましょう!


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