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アブソルートウォッカの魅力に迫れ!スウェーデンを代表するウォッカの飲み方や種類は⁈

アブソルートウォッカ
 


ウォッカといえば穀物から作られる蒸留酒でカクテルの材料としても人気の世界中で親しまれているお酒です。


一般的にはロシアのお酒というイメージが強いかもしれませんが、ポーランドやスウェーデンといった北欧でもたくさん作られており、現在日本のカクテルバーなどで親しまれている銘柄はどちらかというと北欧圏のものが多い印象です。


なかでも今回ご紹介するアブソルートウォッカはその味わいから特にウォッカベースのカクテルに使うのに適しているとされています。


本記事ではご自宅でも手に入れやすいアブソルートウォッカをもっと楽しむために、その特徴や飲み方、種類について解説します。


スウェーデン生まれのアブソルートウォッカ

アブソルートウォッカはカクテル大国でありウォッカ大国でもあるアメリカにおいてトップシェアを誇るウォッカブランドのひとつです。


もともとスウェーデンをはじめとした北欧、そして東欧の寒冷地域ではおもな作物が穀物だったため、この穀物を使ったお酒が盛んに作られていました。


そんななかで1870年代にラーズ・オルソン・スミスという人によってフーゼル・アルコールを分離した蒸留酒の製法が確立され、「ブレンヴィン(燃えるワイン)」というお酒が販売されます。

アブソルート
ラーズ・オルソン・スミスと思われる肖像画と誕生年を記したマーク


この「ブレンヴィン」こそアブソルートウォッカの原型です。


このウォッカはしだいに隣国、そして世界へと名が知られるようになり、1979年には生誕100周年を機にアメリカへ輸出が開始され1985年にはアメリカの輸入ウォッカ第一位になるほどの人気を博します



アメリカ人はとにかくライトな味わいのお酒を好むといわれており、カクテルひとつとってもジンやラムよりもウォッカベースのものを好むそうです。


そんなウォッカ消費大国であるアメリカで人気No.1になれるというのはすごいことですよね。

アブソルートウォッカの特徴

アブソルートウォッカ
アブソルートウォッカ


アブソルートウォッカの特徴はフーゼル・アルコールを極力排して作られるクリアで雑味のない味わいです。



フーゼル・アルコール


蒸留時に発生するエタノールよりも沸点の高い揮発成分。
蒸留酒に対して旨味を与える一方で刺激臭を付与するデメリットもある。


国によってはフーゼル・アルコールの濃度でウォッカを等級付けしている。


そもそもウォッカは無味無臭のお酒と呼ばれていますが、それでもブランドごとに原料となる麦や芋などの持つ風味をかすかに残しています。


また安価な製品のなかには鼻につくようなツンとした刺激臭を感じられるものも多いです。


アブソルートはそんななかでも特別にクリアなウォッカで、カクテルにしても余計な主張がなく他の材料の味を際立たせます。


そのため一般的なウォッカカクテルにキレが生まれるのはもちろんのこと、生のフルーツを使うようなカクテルでもフルーツの味わいを最大限に活かせることから日本では特に愛用者が多い印象ですね。

スタイリッシュなボトルも特徴的で、アートやカルチャーファンにも愛されている


またアブソルートウォッカは基本のウォッカに加えて様々なフレーバーラインナップを展開しており、飲み手の好奇心をくすぐってくれます。


自分が好きなフレーバーのアブソルートを探せるのも魅力の一つです。

アブソルートウォッカの飲み方

アブソルートウォッカは基本的にカクテルベースとして楽しまれているウォッカです。


ご自宅で楽しむならウォッカトニック、モスコミュール、ソルティドッグ、ブラッディメアリーといったシンプルな材料だけで作れるようなカクテルから楽しむのがいいかもしれません。


英語版にはなりますが、アブソルートブランドの公式サイト内でもトレンドのカクテルを紹介しているので参考までに。



おさえておきたい代表的にウォッカカクテルはコチラの記事にて紹介しています。
「ウォッカベースのおすすめカクテルとレシピ|おいしい知ってて差が付く11種」


ご自宅で気軽に楽しむなら冷凍庫でボトルごとキンキンに冷やしてお気に入りのショットグラスロックグラスでストレートやロックを楽しむのもアリ。


キンキンに冷やす事でトロみがつき、飲み口がまろやかに。余計な雑味がないのでスルスルと飲めてしまうんです。


そのままだと味気ないので旬の生フルーツなどをカットしてつまみに楽しみながら味わってみてはいかがでしょう?

ザクロとウォッカ。フルーツとウォッカはカクテルにするだけでなく、つまみとして楽しんでも最高。


おいしいオリーブ生ハムなどの塩気と脂のあるフードも相性がいいんですよ。



ウォッカのクリアな味わいとアルコールのボリュームが口の中の脂を溶かし、ウォッカを甘く感じさせてくれんですよね。

アブソルートウォッカの種類

アブソルートウォッカの人気はその味だけに留まりません。


ウォッカにはもともとプレーンなタイプとさまざまなフレーバーが添加されたフレーバードウォッカの2タイプが存在しますが、アブソルートウォッカは豊富なフレーバーを展開することで選ぶ楽しみやコレクションする楽しみを提案しています。


2021年現在、日本国内の正規取り扱いのアブソルートウォッカは全部で10種類。世界では34種類が展開されています。


今回は日本流通の10種類を紹介しましょう。

プレーンタイプ

プレーンタイプは基本のアブソルートウォッカとエリクスの2種類を展開。

スタンダード(左)とエリクス(右)


スタンダードはもちろん、そのまま楽しむなら「究極のラグジュアリー」という名を冠したエリクスにも注目。


豊かなパンの香りにかすかなスパイス、そして口当たりは究極になめらかでシルキー。素晴らしいウォッカに仕上がっているんですよね。



スタンダードのクリアさをそのまま少しコクをプラスした感じで大変おいしいですよ。


フレーバードタイプ

フレバードタイプは現在8種類の展開。


アブソルートウォッカにそれぞれのフレーバーがついた味わいでリキュールと異なり甘さはないので甘味が苦手な方にもおすすめです。


シンプルにソーダやトニックで割るとフレーバーを活かして楽しめますね。



シトロン


マンダリン


バニラ

ペッパー

マンゴー

カラント


ピーチ

ライム


この他にペア(洋梨)など、日本で正規の取り扱いがないものが並行輸入で海外市場から入ってくることもあります。


アブソルートウォッカと注目したい北欧系ウォッカ

北欧はスウェーデン以外にもウォッカ作りが盛んですが、なかでも質の高いウォッカを生み出しているのがポーランドではないでしょうか。


特に注目するのはあのブルースウィルスが気に入りすぎて一時株主になっていたというソビエスキー、そしてあの名音楽家の名を冠したショパンです。



ソビエスキーはライ麦ポーランド産最高級品種のダンコウスキー・ゴールド種を100%使用した複雑な味わいのウォッカで、似たような傾向の北欧系ウォッカのなかではアブソルートと対極にあるブランド。


ショパンウォッカ


ショパンはポテト、ライ、ウィートなど原料にこだわってウォッカを作り分けており、原料の差を感じにくいウォッカの味の違いを飲み比べるのに適しています。



食事とのマリアージュをおすすめしているウォッカで、ポテトウォッカなら肉料理、ウィートウォッカならパスタ料理と原料を考えて食べ合わせるとおもしろいかもしれません。


アブソルートウォッカの魅力に迫れ!のまとめ

アブソルートウォッカはスウェーデンを代表するウォッカであると同時に世界を代表するウォッカブランドです。


豊富なラインナップ、クリアで素材を邪魔しないキレのある味わい、スタイリッシユなデザイン。
多くの人から愛されるには理由があります。


これだけ素晴らしいウォッカでありながら価格帯がおさえめなのも嬉しく、ご家庭でお気に入りのアブソルートウォッカを楽しむのもオススメです。


ぜひこの機会にアブソルートウォッカを楽しみましょう!




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