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メロゴールドの味、食べ方、一個の値段は?スウィーティーとの違いも

メロゴールド


一年を通していろいろなフルーツを楽しめる日本において、なかでもグレープフルーツは定番ですが、最近ではグレープフルーツの進化系とも呼べるフルーツも出回るようになってきました。


一昔前に少しブームになったスウィーティーや、最近輸入が盛んになっているジャクソンフルーツなど、旬の時期にはさまざまなグレープフルーツ系柑橘が出回ります。


そんななかでもここ最近、市場で少しずつ人気を獲得しつつあるのがメロゴールドでしょう。スウィーティーやジャクソンフルーツは気の利いた青果店でしか見かけませんが、メロゴールドはここ数年で量販店でも目にする機会が増えました。


本記事ではメロゴールドの味、食べ方、一個の値段について紹介しつつ、見た目も味も近しいスウィーティーとの違いにも触れていきます。


メロゴールドとは?

メロゴールド
メロゴールド


メロゴールドは1958年にカリフォルニアで生まれた柑橘です。


グレープフルーツの一種である「ホワイト」と、文旦の一種である「ポメロ」を掛け合わせて生まれた品種「オロブランコ」に、さらにグレープフルーツを掛け合わせた品種で、1986年に世間に公表されました。


鮮やかな黄色と緑が重なるマーブル模様の果皮が特徴的で、酸味の少ない穏やかな味わい(=メロウ)と緑の中に映える黄色(=ゴールド)の特色から名づけらています。


非常に大玉でグレープフルーツの2倍程度になる個体もありますが、文旦と同様に白皮が分厚いため、可食部はグレープフルーツより一回り大きいくらい。

メロゴールド
缶コーヒーと比較しても立派なサイズ。これより大きなものも少なくない。


アメリカで栽培されていて、日本に輸入されはじめたのは2000年頃と言われています。少しずつ知名度を高めており、2020年の頃には時期になるとスーパーの青果店などでもたまに見かけることができるようになりました。



旬の時期は12月から2月にかけてで、日本で見かけるのもこの時期です。

メロゴールドとスウィーティーの違い

メロゴールドに見た目も味もよく似た柑橘に、スウィーティーというものがあります。


スウィーティーは1990年頃に日本でプチブームが到来。その物珍しさと鮮やかな緑色の外観から、生食というよりはどちらかというとジュースやお菓子などの商品に応用されました。



特にロッテのスウィーティーガムは非常に人気が高く、当時のガム売り場には必ず置かれていたため、記憶にある人もいらっしゃるかもしれません。


このスウィーティー、品種としてはメロゴールドの親でもあるオロブロンコと同じもの。イスラエルで作られたものはスウィーティー、主にアメリカで作られたものはオロブロンコと呼ばれています。



オロブロンコはメロゴールドより少し早い1980年に公表され、先に市場に出回っている。


つまりスウィーティーは品種的にみるとメロゴールドの親であり、スウィーティーにグレープフルーツを掛け合わせたものがメロゴールドなんですね。



スウィーティーは「加工品は食べたことがあっても、生では食べたことがない」という人が多いのではないでしょうか?


逆にメロゴールドはその味の濃さと大きな外観が相まって、日本では生食用のちょっと高級な柑橘として位置づけられるでしょう。


じっさいに、大きさの違いはあるもののスウィーティーとメロゴールドではメロゴールドの方が少し価格帯が高価な傾向にあります。

メロゴールドの味

メロゴールドの味わいはグレープフルーツの苦みと酸味を抑えて、少し甘さが強くなったような味わいです。


果肉の粒ひとつもひとつがしっかりとしているため、グレープフルーツと比べると食べ応えもあって、ぷちぷちとした食感を持っているのも特徴といえるでしょう。


果皮の香りはスウィーティーによく似ており、グレープフルーツとライムを合わせたような非常に華やかな香りを持っています。


グレープフルーツは苦くて苦手という方からちょっと変わった美味しい柑橘を探している方まで、幅広くおすすめできるフルーツです。



メロゴールドはシーズンによって微妙に味わいが異なります。


シーズンはじめの12月頃は果皮が緑色を中心にした色合いですが、2月頃に出回るものはグレープフルーツのように全体が黄色くなるので、見た目でも味の違いは判断がつきます。


果皮が黄色くなるころには酸が優しくなり、非常に穏やかな味わいに。いっぽうで緑色の頃は香りだちはよく、柑橘らしいシャープな味わいで、どちらも魅力的。この辺りは好みですね。

メロゴールドの一個の値段は?通販がお得?

メロゴールドは小さなもので500g、大きなものだと1kg程度にもなる個体によって大きさに差のある柑橘です。店舗の取り扱いサイズによっても値段はずいぶんと異なります。



筆者が今回近所の青果店で購入したメローゴールドは540円でした。


同じサイズでも百貨店やブランド青果店で買えばもっと高いこともありますし、スーパーなどで小ぶりのものがセット売りされている場合は低価格で購入できることもあります。


楽天市場で相場を調べてみると5kgで3000~4000円、15kgで7000~8000円程度の相場のお店が多いです。楽天市場は果物に関しては送料無料のお店も多いので、近場で購入できない場合は通販での購入もおすすめできますね。

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2021年のメロゴールドの時期に楽天市場で検索した



ショップによって同じ重量でもサイズ感が違うこともあるので、自分に合ったサイズの商品をチョイスするといいでしょう。


当然、たくさん入ったものの方が一個当たりの値段としてはお得になります。柑橘なのでそう簡単には腐りませんから、スペースに余裕があるのであればたくさんまとめ買いしてみてもいいでしょうね。


楽天市場でメロゴールドを探す

メロゴールドの保存方法

メロゴールドは皮が厚く、柑橘のなかでも長い保存に適しているといえるでしょう。


冬に出回るフルーツなので、直射日光とカビさえ気を付ければ常温で保存しても、数週間から一か月ほどは保存がききます。



なるべく長持ちさせたい場合は冷蔵庫の野菜室などに入れておけばなおよいです。

メロゴールドの食べ方

メロゴールドはグレープフルーツや文旦と同様に、房から果肉を取り出して食べる果実です。


文旦のように外側の皮を剥いてから房ごとにわけ、ナイフで切り込みを入れてから、手で果肉を取りだして食べる方法が一般的でしょう。ただ、その方法だと手も汚れるうえに、うまく房から果肉を取り外せないことも少なくありません。


そこでおすすめしたい剥き方は、ナイフで外皮と内側の白皮を一緒にらせん状に剥きとってしまう方法。

皮を剥いたメロゴールド

皮を剥きとったら、果肉に対してナイフで切り込みを入れて皮から外すと、綺麗に果肉だけを取り出すことが可能です。

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房から手で外そうとすると、こんなに綺麗に果肉を取りだせない。



グレープフルーツの綺麗な剥き方の記事で詳しく紹介しています。
「グレープフルーツの綺麗な切り方・剥き方とは?プロ並に美しく皮をむく方法!」


Youtobe
「たかシェフのグレープフルーツの剥き方」
より



この方法はメロゴールドだけでなく、グレープフルーツ、文旦、河内晩柑といった房から果肉を取り出して食べるタイプの柑橘すべてに応用可能。


慣れればそれほど難しい作業ではないので、ぜひチャレンジしてみましょう。



ポイントは、簡易な砥石でもいいので、きちんと研いだナイフを使うことです。ペティナイフのような小回りの利くナイフがあればなおやりやすいですよ。

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メロゴールドにはラム酒を振りかけて楽しむのもオススメ。いっきに大人のデザートに進化します。


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メロゴールドの味、食べ方、一個の値段は?スウィーティーとの違いのまとめ

メロゴールドは魅惑的な味わいを持つことから注目度が高まっている柑橘のひとつです。


まだまだ珍しさもあるフルーツなので、旬の時期には贈答用からご自宅でのデザート用にと楽しみ方はたくさんあるはず。


ぜひこの機会にメロゴールドを楽しんでみることをおすすめしたいですね。



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