一年を通してさまざまなフルーツを楽しめる日本でも特に柑橘類の種類は非常に豊富
なかでも一際存在感のある柑橘のひとつがブラッドオレンジです。
真っ赤な果肉が印象的で、味わいも他のオレンジとは一線を画す独特の風味を持っているオレンジで、旬の時期にぜひ楽しみたいフルーツのひとつ。
そこで本記事では、そもそもブラッドオレンジとはどんなフルーツなのかに注目しながら、食べ方、味、旬、産地、色の秘密を解説していきます。
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- ブラッドオレンジの特徴
- ブラッドオレンジの産地
- ブラッドオレンジの旬
- ブラッドオレンジの価格
- ブラッドオレンジの食べ方
- ブラッドオレンジを楽しむならふるさと納税を狙おう!
- ブラッドオレンジの食べ方、味、旬、産地を学ぶ|鮮やかな赤色の秘密とは?のまとめ
ブラッドオレンジの特徴
ブラッドオレンジは、そもそもどんな柑橘なのでしょうか。
特徴や品種の違いをおさえておきましょう。
ブラッドオレンジとは?
ブラッドオレンジは、その名前の通り血のような赤色の果肉をもつ柑橘です。原産はイタリアのシチリア島といわれています。
味わいは、普通のオレンジと比べると酸味が弱く甘みがしっかりしているのが特徴。また、濃厚で独特の香りを楽しめるのもポイントです。
なお、果肉の紅さはアントシアニンによるものです。
また、ブラッドオレンジは小降りながら普通のオレンジと比べても栄養価が高いのも魅力。ビタミンCやカリウムといったモノから、ポリフェノール(アントシアニン)も摂取できるのが栄養面の魅力といえます。
日本では主に加工されたジュースとして見かける機会が多い果実ですが、旬の時期にはフレッシュのブラッドオレンジも楽しむことが可能です。
ブラッドオレンジの主な品種
ブラッドオレンジにはモロ種・タロッコ種・サングイネッロ種といった尊寿が存在します。
なかでも、加工・生食ともにメインの品種となっているのはモロ種とタロッコ種です。
モロ種は赤みが濃く、まさしく血の色をしています。甘さもしっかりしていて味が濃厚ですが、多少クセのある風味が特徴。個性の際立つ味わいなので、生粋のブラッドオレンジ好きはタロッコ種を好む傾向も。
対してタロッコ種は色合いはタロッコと比べて赤くはなく、爽やかな酸味と甘味のバランスが優れています。風味も適度でクセもないので食べやすく、ジュースの加工用としても人気です。
サングイネッロ種は国内で流通しているのを見かける機会は少ないですが、スペインが原産のブラッドオレンジで果肉が赤く風味は強いモロ種に近い特徴を持っています。
ブラッドオレンジの産地
ブラッドオレンジの産地として代表的なのは原産国のイタリアと、イタリアからもたらされ栽培がスタートしたアメリカです。
加えて、日本国内では愛媛、和歌山といった地域で作られた国産のブラッドオレンジも出回っています。
イタリア産のブラッドオレンジは、国内ではほとんどジュースに加工されて輸入されますが、その多くがタロッコ種を使用したモノです。
ブラッドオレンジの旬
ブラッドオレンジの旬の時期は、品種と生産国によって異なります。
アメリカ産やイタリア産のブラッドオレンジが年明け頃から流通が始まり、次いで国産のモロ種が3月頃から、国産のタロッコ種が4月頃に出荷が開始。
おおよそ5月の終わりから6月の初頭まで流通が続きます。
流通時期を考えると、ブラッドオレンジは春先から梅雨頃まで出回る、春のフルーツといえるでしょう。
ブラッドオレンジの価格
ブラッドオレンジは産地やサイズによって1個あたりの値段が異なります。
国産のブラッドオレンジは生産量も限られているため、粒の大きさにもよりますが、大玉のモノだと1玉あたり200~300円ほどすることも。
旬の時期には袋詰めされた1個あたり100円を下回るような商品が出回ることもありますが、そもそも量販店に必ず流通するような果物でもないため、安価なモノに出会えたらとてもラッキーです。
ブラッドオレンジを購入する際、通販を利用するのもおすすめ。大きさ不揃いのモノや皮に傷のある訳アリ品であれば、3~5kg程度の容量で2000~4000円程度で思う存分ブラッドオレンジが楽しめます。
筆者も近場でブラッドオレンジが入荷するお店がないので、毎年通販で取り寄せて楽しんでいます。
ブラッドオレンジの食べ方
「生のブラッドオレンジを手に入れたけど食べ方がわからない」という方もいるかもしれません。
せっかく旬の時期にブラッドオレンジを手に入れたなら、ぜひその魅力を余すところなく味わってみてください。
ブラッドオレンジの主な楽しみ方
ブラッドオレンジの主な楽しみ方は3つ。
- ジュースにして飲む
- 果肉を生食する
- 果肉または果皮を加工する
ブラッドオレンジのジュースはイタリアンなどでも鉄板のフレッシュジュース。独特の香りとコクのある味わいが料理との相性もよく、一度飲むと病みつきになるおいしさです。
ですが、やはり魅力的なフルーツはまずは生で食べるのが一番。ブラッドオレンジは実が小さいこともあって可食部も限られていますが、一度食べてみるとその魅力に気付くはずです。
ブラッドオレンジのカットの仕方
食べ方、カットの仕方はさまざまですが、ここではお客さんにデザート代わりに提供できる綺麗なカット方法を紹介していきましょう。
まずは頭とお尻を写真のように切り落とします。
続いて皮を螺旋剥きにします。果肉と白皮の接着面を狙って皮を剥いていきましょう。白皮が残っている部分は適宜削ぎ落します。
各房に対してV字の切れ込みをいれます。
すると果肉の部分のみをキレイに分離できます。これなら食べても皮のエグミがなく、おいしく楽しむことが可能です。
ミントを添えて彩りもつけてあげれば立派なデザートに。甘さが足りなければ軽く粉糖をかけたりリキュールをふったりするのもいいでしょう。
房から取り外すのが面倒な方は、適当に乱切りにして盛り付けるだけでも楽しめます。ブラッドオレンジは普通のオレンジと比べると白皮が柔らかいので、そこまでは気にならないでしょう。
ドレッシングをかければブラッドオレンジのサラダに。生ハムや各種野菜を添えても楽しめますね。
余ったらジュースや加工用に
ブラッドオレンジを箱で購入した場合、なかには少し傷んでいるものもあるでしょう。途中で飽きて持て余すこともあるかもしれません。
そんな時は絞ってジュースにしたり、お菓子に加工してるのがおすすめです。
スクイザーなどで絞って容器にいれておけば、気軽にフレッシュなブラッドオレンジジュースが楽しめますし(これが非常においしい!)、ゼリーやタルト、余った皮は砂糖漬けピールにしても楽しめます。
ブラッドオレンジは特徴がハッキリしている柑橘なので、製菓などに加工するのにも適しているんです。そう考えると、箱で買ってみるのも悪くない気がしてきますよね。
ブラッドオレンジを楽しむならふるさと納税を狙おう!
ブラッドオレンジは入手が難しいフルーツで、特に品質の高い国産ブラッドオレンジは出回る時期も短くなかなか見かける機会はないかもしれません。
そんな方におすすめしたいのがふるさと納税。
ブラッドオレンジは産地である愛媛県や和歌山県を通してふるさと納税で出品されているケースも少なくありません。
希少な分、柑橘のなかでは価格も少し高めなブラッドオレンジですが、数万円分のフルーツも実質2000円で手に入れられるのもふるさと納税を利用するメリット。
ふるさと納税を活用してブラッドオレンジを楽しんでみてもいいかもしれませんね。
ブラッドオレンジの食べ方、味、旬、産地を学ぶ|鮮やかな赤色の秘密とは?のまとめ
ブラッドオレンジは鮮やかな色合いと濃厚な味が特徴のフルーツです。
ジュースやお菓子に加工するのはもちろん、皮を剥いてそのまま食べるだけでも楽しめます。
なかなか生のブラッドオレンジを手に取る機会は少ないかもしれませんが、わざわざ買ってみる価値のある味わいです。旬の時期にはぜひ手にとって、その味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。