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福島県産の黄桃「黄ららのきわみ」は新品種!見た目も美しくおすすめの桃

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フルーツ業界では常日頃から新しい品種が生まれては市場に投入されていきます。今回注目したいのは福島県で生れたばかりの黄桃「黄ららの極み」


はじめて見かけた時はキラキラネーム顔負けのネーミングに怪しさを覚えたものですが、じっさいに食べてみると「黄桃もここまできたか・・・」と思わる仕上がりになっていましたのでご紹介しましょう。

黄ららのきわみとは?桃界の新たなるスター?

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黄ららのきわみは福島県の斎藤賢一さんが「川中島白桃」「ゆうぞら」という品種を掛け合わせて生み出した品種です。品種登録は平成19年と移り変わりの早いフルーツ業界でも特に新しい品種のひとつ。


通常フルーツの新品種は評価され他の生産者から作られるようになり市場に出回るまでに比較的長い年月がかかるものですが、黄ららのきわみはその見た目の美しさと味わいから一躍注目を浴び、早い段階で関係者からの評価が定まった桃なのです。



「川中島白桃」
長野県生まれで夏終りにかけて流通する白桃で、果肉が比較的硬くて物持ちがよいため現在は白桃のシーズン終わりにかけての主要品種となっている。比較的に大玉で加工性も優れているため製菓などにも用いられやすい。


「ゆうぞら」
こちらも夏終りにかけて流通する白桃。川中島白桃と似て果肉が硬く物持ちがよいのが特徴。酸味が少なく甘みも適度なためサッパリとした味わいの品種。福島県産が多い。


黄桃といえど白桃同士の組み合わせで生まれているところも興味深いところです。果肉の硬さと甘味と酸味のバランス的には両親の特徴を受け継いでいますが、なんいっても他の黄桃を寄せ付けない圧倒的な美しさが魅力。


光り輝くその様はまさに"黄らら"という名称がピッタリ。この見た目の美しさと味のバランスから今後黄桃界、ひいては晩夏の桃の定番となっいくかもしれませんね。ぜひ食べてみることをおすすめします。


黄ららのきわみは黄桃の一種

桃といえば大きく分けると果皮と果肉の色の違いから白桃系と黄桃系のふたつに分けられます。


黄ららのきわみはその名の通り黄桃系の桃です。黄桃は昔からどちらかというと加工用に栽培されていた品種で、その理由としては「物持ちが良く果肉が硬いため加工はしやすいが、甘みにかけ食味が白桃に劣るため生食には向かない」とされていたためです。


これは確かに事実で、黄桃は全体的に白桃ほどのジューシーさや芳醇さはなく、どちらかというと野暮ったい印象のある桃なのですが、近年では品種改良が進んで黄桃の中にも生食向きのものが誕生してきています。


特に上質な黄桃はマンゴーのような食感でありながら繊細で上品な味わいをもっていて、黄ららのきわみはその点においては黄桃の良いところを最大限に伸ばした品種だといえるでしょう。これも白桃の血を継いで生まれているからなのでしょうか?

黄ららのきわみを食べてみよう

ではさっそく黄ららのきわみを食してましょう。おいしいと噂の黄桃ですから非常に楽しみです。


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半分にカットしてみました。中の果肉もうっすらと黄色ののったクリーム色できめ細かく美しいですね。



桃のカットはひとによって流儀が異なりますが、筆者は一切れずつ切れ込みを入れていって種から外す感じで切っています。最初に半分にカットする人も多いのですが、品種によっては種と果肉がうまく離れなかったり、柔らかすぎて切り離す際に潰れてしまうので・・・。


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この動画の25秒あたりからの切り方と同じですね。全部まとめて切らずに残しておいても、この方法なら切り口をラップで覆えば半日~一日くらいはじゅうぶんに食べられます。


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黄桃は熟していても皮が身から離れないものが多いのですが、黄ららのきわみは熟していると白桃のようにつるんと指で皮が向けます。手で剥けると果肉も無駄に削ぎ落とすことがないので嬉しいですね。*1



非常に美しい桃です。じっさいに食べてみると繊細な風味が広がり、ほのかな甘みを感じます。白鳳などのジューシー系の白桃と比べると落ち着きのある印象ですが、しっかりと味わうと確かにマンゴーに通ずるようなトロピカルな香りの要素を拾うことができます。


くどくないぶんいくらでも食べることができそうです。


まとめ

今後晩夏の桃を代表する存在となるであろう「黄ららのきわみ」について特集してまいりました。世の中にはまだまだ知らないフルーツがいっぱいあってワクワクしますね。


今後も新しい品種のフルーツにも注目していきたいところです。



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*1:桃の果皮は熟すほど剥きやすくなりますが(完熟のものは指でつまんで取り外せる)、個体や品種によってとれやすさはバラつきがあります。