夏になるとフルーツ売り場を賑わせる桃。
さまざまな品種が存在するなかで、特に目にする機会が多い代表的な品種が白鳳です。
現在桃の品種は白鳳系、白桃系の2種に大別できるといわれており、白鳳は白鳳系の元祖に位置付けられる品種ながらいまなお根強い人気を誇る桃です。
白鳳の特徴や旬の時期について改めて知ることで桃のシーズンをより楽しんでみましょう。
桃を代表する品種"白鳳"
1925年、およそ100年も昔に生まれたのが白鳳です。
「白桃」に「橘早生」をかけあわせた品種で、いまでは桃の一ジャンルとして数えられるくらいに特徴的な桃です。
皮はベースは乳白色で一部がピンク色に色づきます。
果実の大きさは桃のなかでも大きめです。
ちなみに白鳳系の桃は収穫の時点で完熟のものが多く、追熟を必要としないケースも多いので食べ頃を見極めて適切な期間内に食べるのがオススメです。
桃好きのなかでも白鳳系が特に好きという人が多い印象で、有名ながらとても魅力のある品種だと思います。
筆者も特に好きな桃で、こうした桃がシーズン前半に楽しめるのはとても嬉しいことですね。
白鳳の旬の時期
白鳳に限らず白鳳系の品種は7~9月頃まで続く桃のシーズンのなかで前半に旬がきます。
早いところだと6月半ばくらいから流通が始まり、本格的に売り場に並ぶのは7~8月初旬。
最も味がのっているのが7月半ば前後という印象です。
今季初桃!
— Jorge(ホルヘ)@おいしいをゆるーく探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」運営中 (@bollet_jp) July 5, 2019
まずは山梨の白鳳から! pic.twitter.com/AnojgSIIcE
白鳳の味わい
白鳳の特徴はなんといってもそのジューシーさにあります。
果肉が固めで食べごたえのある白桃系と比べると白鳳系の桃は熟すと非常にやわらかく、カットするだけで果汁がしたたりおちるような果汁の多さが魅力です。
口にいれるとほぐれるような果肉感の虜になる人が多いのではないでしょうか。
酸味が少なく甘味もものすごく強いわけではないのですが、果汁の多さと桃特有の香りが織り成す芳醇な味わいは白桃系にはなく、繊細で上品な桃だといえるでしょう。
果肉が柔らかいので加工するよりはそのまま食べるのに向いています。
白鳳系の桃にはどんな桃がある?
白鳳から枝分かれした品種には「日川白鳳」「みさか白鳳」「桃山白鳳」「山梨白鳳」「八幡白鳳」といったものがあります。
一般に流通する場合はこれらの区別がなされないこともありますが、基本的には産地に紐付いた名称なので商品の産地がわかれば大方見当がつくのではないでしょうか。
日川白鳳
八幡白鳳
白鳳、桃を代表する品種のまとめ
本記事では桃を代表する品種"白鳳"の特徴や旬の時期を紹介してきました。
桃を語るうえで白鳳の存在ははずすことはできません。
それほど現在の桃の世界において白鳳は重要な桃なんですね。
ぜひそうした事情も踏まえて旬の時期に白鳳を楽しんでみてくださいね。
おいしく食べられるのは桃シーズンの前半(7月中がオススメ)なのでお見逃がしなく!
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