甘酸っぱさが魅力の「キウイフルーツ」。南国フルーツのイメージが強いですが、じつは日本でも盛んに栽培されています。
代表的な産地のひとつが四国・香川県で、さまざまなキウイフルーツの品種を生み出しているのがポイント。
そんな香川県のキウイフルーツ品種のなかで、魅力的な味わいを持つのが「香緑」です。
今回は、美しい緑の果肉と濃厚な甘さを楽しめる香緑について解説。その特徴・値段・旬の時期・食べごろを紹介していきます。
キウイフルーツ「香緑」とは?
香緑はキウイフルーツの1種で、香川県オリジナルの品種。ニュージーランドから導入されたヘイワード種が自然交雑して生まれた品種で、品種登録は1987年になされています。
実が大きく、縦長の形が特徴。
果肉は非常に濃い緑色で、見た目も美しいのがポイントです。
ネーミングは香川県の豊かな自然とキウイフルーツの緑をかけて名づけられたそうです。
また、生産量は非常に少なく、あまり出回っている姿を見かける機会は多くありません。
そのほとんどは百貨店や専門店をはじめとした高級青果店や産直の商品として流通し、量販店に出回ることは地元でもない限りほとんどない希少なキウイフルーツです。
秀品・優品ランクで平均糖度14.5度以上のものは「さぬき讃フルーツ」として、さらに糖度が高い最上級品は特選ブランド「スイート16」という冠を付けて販売されている点にも注目してみてください。
キウイフルーツ「香緑」の旬の時期
香緑は早生種で、収穫時期は年によっても異なりますが、10月から収穫が始まり12月頃まで続きます。流通時期は11月あたまから1月くらいまでのフルーツです。
国産のグリーンキウイの大半を占めるヘイワードという品種が12月から3月頃まで流通するので、国産キウイフルーツのなかでは早くに旬を迎えるのが特徴です。
香川県では、香緑の少し前に「さぬきゴールド」というゴールデン系のキウイが収穫時期・流通を迎えます。
また、静岡県や福島県で栽培される「レインボーレッド」はさらに早く9月頃から収穫時期となり、10月頃から流通。
国産キウイフルーツのなかでも、赤肉系→ゴールド系→緑系と順を追って旬を迎えるので、シーズンには見逃さないようにチェックしておきたいですね。
キウイフルーツ「香緑」の味
香緑はキウイフルーツのなかでも糖度が高いのが特徴。
酸味が強く出がちなグリーン系のキウイフルーツのなかではねっとりとした甘さを持っています。加えて、酸味が少ないのもポイントといえるでしょう。
キウイ特有の爽やかな風味もしっかりとしていて、果汁も豊かな非常に濃厚なキウイフルーツです。
ゴールドキウイやレッドキウイと比べるとさっぱりとしていますが、グリーンキウイのなかでは濃厚な個体が多い品種。
くどすぎないなかで甘さのあるキウイを楽しみたい方や、普通のグリーンキウイの酸味が気になる方に特におすすめです。
キウイフルーツ「香緑」の食べごろ
キウイフルーツは追熟を必要とするフルーツです。食べごろの見極め方はほかのグリーンキウイと変わりません。
基本的には、指で軽く押した時に弾力を感じるかどうか。カチカチの場合、食べるには早いです。
押すときは、果実に対して縦方向に押すのがポイント。なぜなら、横方向の方が先に弾力が表れてくるからです
横方向に押してやわらかくても、縦方向に押してやわらかくない場合は芯に硬さが残っている場合があるので注意しましょう。
あまり熟しすぎていない、やわらかすぎない方がいい場合は、横方向に弾力が現れた時点で食べてみてください。
キウイフルーツ「香緑」とは?特徴・値段・旬の時期・食べごろを知るのまとめ
鮮やかな緑色の果肉が印象的なキウイフルーツ「香緑」。
キウイフルーツのブランド化に力を入れる香川県のオリジナル品種で、濃厚な甘みと軽い酸味がもたらす濃厚な味わいが特徴です。
流通する時期の限られる希少なキウイフルーツなので、旬の時期にはぜひ探して試してみてください。
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