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シャインマスカットはなぜ高い?なぜ人気?高級ぶどうの不思議を暴く!

シャインマスカットはなぜ高くて人気?


毎年8月頃になるとフルーツ売り場にツヤツヤに輝く黄緑色の果実が目に入ります。


そう、シャインマスカットです。


お値段もそれなりにしますのでお店によっては温度管理に気を遣って高級果物コーナーに置かれていることも多く、大切に陳列されている様は神々しくさえ見えてきます。


なかなか気軽に手を出せるような果物ではありませんが近年その人気は非常に高く、旬の時期にはどこのスーパーにも置いてあるほどですよね。


「どうしてシャインスマカットはこんなに高いのだろう。それなのに人気なんだろう。」


そんな素朴な疑問が頭をかすめたことのある人もいることでしょう。そこで本記事ではシャンイマスカットの値段と人気に注目。


この高級フルーツがぶどうの中でも今や定番とされるまでに至った理由について考えます。


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シャインマスカットってそもそもどんなぶどう?

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根強い人気を持つシャインマスカット


シャインマスカットは「安芸津(あきつ)21号」と「白南(はくなん)」を掛け合わせて生まれたマスカットの一種。


特徴は皮ごと食べられて種もないということ。糖度も高く味がハッキリしているため食味の面でも人気が高く、最近では生食用だけでなくスイーツ業界でも定番とされているフルーツのひとつです。


旬も7月頃から少しずつ店頭に並び始め、10月くらいまでは出回るため目にする機会も多いことでしょう。


生産は山梨、長野、岡山といったぶどう産地として代表的な場所で主に生産されています。


www.oishikerya.com
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シャインマスカットはなぜ高いのか?

もともと大粒系のぶどう、たとえば藤稔やナガノパープルなどはそれほど安価なフルーツではありませんでした。


ひと房で1000~2000円前後から高い物なれば4000~5000円と高額なものもたくさんあり、高級志向の果物と言えます。


しかしなかでもシャインマスカットは黒葡萄系のものよりも1000円近く高い傾向にあり、シャインマスカットもまるまるひと房買おうとすると2500~3000円前後が相場。



シャインマスカットは「特秀」「赤秀」「青秀」「優良」「規格外」という5つの等級に分かれています。


等級によって価格は異なりますが、一般的にはスーパーなどの量販店に売っているもので3000円前後、百貨店や高級スーパーで主に贈答用を中心に使われるものが4000~5000円程度の単価になっています。

晴王というブランドネームがつけられて売られることも。">f:id:bollet:20210810062836j:plain
岡山県で生産される特秀のシャインマスカットは晴王というブランドネームがつけられて売られることも。


人気もあり生産量もある程度はありそうなのに、どうして他のぶどうと比べてシャインマスカットは高価なのでしょうか。

需要と供給の問題

近年非常に人気が高まっているシャインマスカット。


最近市場に出回るぶどうはジベレリン処理をした種なしぶどうが主流になってきていますが、この「種なしぶどうブーム」もシャインマスカットの誕生が大きかったと言われいます。


特にマスカット系の品種は広く流通しているものが少なく、シャインマスカットよりもの前からマスカット系ぶどうを代表していた高級品種のアレキサンドリアオブマスカット、果実が桃の形のようになっている瀬戸ジャイアンツ、そしてシャインマスカットの3種類。


アレキサンドリアオブマスカットと瀬戸ジャイアンツは市場への流通量がさほど多くないので、マスカット需要のほとんどはシャインマスカットが担っています。


需要の分散があまりされておらず、それに加えて正式に品種登録されたのは2006年と比較的新しい品種なのでまだまだ生産者の数は潤沢とはいかず・・・。


必然的に需要と生産がマッチしないことから市場価格は高騰傾向にあるのです。

栽培に手間がかかる

シャインマスカットは雨に弱く栽培に手間がかかる、というのも高価格の要因のひとつでしょう。


ただでさえ生産量が追い付いていないところに栽培難易度まで関わってくるわけですからシャインマスカットが高くなるのは致し方ないことなのかもしれません。

ブランバドリューがある

こうした現実的な要因に加えて単純に人気が高いというのもシャインマスカットの市場価格を高騰させる要因です。


ようは「高いけどたくさん売れる」わけですから市場価格が落ち着くわけがないのです。


シャインマスカットはすでに消費者にとっても「これくらいの価格はして仕方がない」というブランディングが成功しているフルーツ。


そう考えると今後生産者がたくさん増えて需要を超える供給にならない限りは値段が落ち着くこともないのかもしれませんね。

高いのになぜシャインマスカットは人気になったのか?

高くても人を惹きつける、シャインマスカットの魅力とはなんなのでしょうか?


  • 味が濃い、ハッキリしている
  • 種がない
  • 皮ごと食べられる
  • ブランド化に成功している


シャインマスカットは糖度がぶどうの品種の中でも高く、適度な酸味と豊かな香りがあって一口に言えば濃厚でわかりやすい味のぶどうです。

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食べやすく色も美しく味もいい・・・売れないわけがないぶどうともいえそうですね。


さらに種がなく皮がないため食べやすい。シャインマスカットの誕生以前にはこのように食べやすくておいしいぶどうは存在しませんでしたし、いまなお皮なしと種なしを両立している品種はわずかです。


つまりシャインマスカット早い段階で「食べやすくて美味しいぶどう」というポジションを確立したんですね。


これがブランディングのきっかけとなり、いまでは「シャインマスカットはとても美味しくて人気のぶどう」というイメージが定着したため高くても売れるというカラクリだと考えていいでしょう。


もともとの魅力はもちろんですが、シャインマスカットがここまで人気フルーツになったのはマーケティングがうまくいった結果と言えるのかもしれませんね。

シャインマスカットの農家さんは儲かる?

以前、お世話になっている青果店の店員さんに「シャインマスカットは農家さんが儲かるフルーツのひとつ」という話を伺ったことがあります。


じつはシャインマスカットはちゃんと管理していれば長期保存ができるぶどうなんです。



言われてみればシャインスマカットで7月くらいに初物が出てきてから11月くらいまで切れることなく売り場に並んでいたりします。


ぶどう全体でみれば珍しいことではありませんが、単一の品種ということで考えるとシャインマスカットはぶどうシーズンの初めから最後までずっと出回り続けているんですよね。


それに加えてブランド化に成功しているため値崩れも今のところ起きていない。 高単価で安定して売れるというのは農家さんにとってはとてもありがたい作物なのかもしれません。


もちろん農家さんもよるでしょうし、今後の需要と供給のバランスや新品種の登場によって事情は変わってくることもありえます。


しかしシャインマスカット自体の人気が著しく下がることはないでしょうし、今後も生産に力を入れていく農家さんは多いかもしれないですね。

高くて人気のシャインマスカットはふるさと納税がねらい目!

ここまで見てきたようにシャインマスカットはとても魅力的なフルーツですがとても高価なフルーツでもあります。

岡山県産のシャンイマスカットのなかで特に優れたものは「晴王」と呼ばれる。このクラスになると3000円、4000円以上することもザラです。


いっぽうで鮮度も大切な果物なのでスーパーで安売りしているものは当たり外れが多く、せっかく高い買い物をしたのにあまりおいしくなかったということもしばしば・・・。


そんな時におすすめしたいのがふるさと納税での購入で、うまく使えば他の返礼品もあわせて実質2000円で購入可能という非常にお得な制度になっています。


特に高級フルーツはふるさと納税のメリットを最大限に活かせる買い物だと思うので、質のいいシャンイマスカットを産地から取り寄せてみてください。


ふるさと納税でシャインマスカットを買うなら品揃えが豊富な楽天市場がオススメ


シャインマスカットはなぜ高い?なぜ人気?高級ぶどうの不思議を暴く!のまとめ

シャインマスカットがなぜ高いのか?それなのになぜ人気なのか?その秘密を辿っていくと「物が売れるというのはどういうことか」というところに行き着きそうな気がします。


他のぶどうでは代替し得ない唯一無二の個性を消費者に認めてもらえたからこそシャインマスカットは高くても根強い人気を誇っているのでしょう。


皆さんもこれを機会に改めてシャインマスカットをはじめとしたぶどうを楽しんでみては?




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