数あるぶどう品種のなかでも食べやすさ、味わい、一房あたりの値段などの面から見て非常に優れた品種がナガノパープルです。
最近では売り場で見かけるこも増えたメジャーな品種ですが、まだその詳細を知らない方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では魅力的なぶどう、ナガノパープルの時期、一房の値段、特徴についてみていきましょう。
ナガノパープルってどんな葡萄?
ナガノパープルは「巨峰」に「リザマート」を交配して生まれた黒葡萄です。
その名の通り長野県生れのぶどうで、具体的には須坂市にある長野県果樹試験場において誕生し、2004年に品種登録された比較的新しいぶどう品種です。
品種登録から日が浅いので、現在は長野県内のみでしか栽培は認められていません。そのため例外なく長野県産のぶどうということになりますね。
大粒の黒ぶどうというとピオーネを筆頭に巨峰や藤稔いった品種がメインで売り場を占める中、近年その味わいの良さから人気が高まり、よく見かけるようになってきたのではないでしょうか?
あの「マツコの知らない世界」の葡萄特集でも大絶賛されたことで注目度を高めているぶどうでもあるんですよ!
ナガノパープルの時期
ナガノパープルの旬の時期は9月中旬から下旬にかけてです。比較的早めに成熟する早生種として栽培されています。
とはいえ大粒の黒ぶどう系のなかでは、夏場から出回り始めるピオーネや巨峰がいったん落ち着くころに出回り始めるため、さほどシーズン初めに食べるぶどうという印象はないかもしれません。
個人的にはナガノパープルが売り場にしっかりと出回りはじめると、黒ぶどうの季節は最盛期をむかえ、いよいよ本格的に秋めいてくるな…という印象を受けます。
ナガノパープルの特徴
最近では黒葡萄を代表する品種になりつつあるナガノパープル。
その特徴について詳しく見ていきましょう。
ナガノパープルの見た目
ナガノパープルはピオーネ比べると一粒あたりは小粒ですが、ぎっしりと詰まっている重量感があります。
皮目がしっかりと濃く色づいているのも特徴で、新鮮な物はブルームに覆われて白く粉っぽくなっています。
ナガノパープルの味
ナガノパープルの特徴をまず挙げるとするなら、種無し・皮ごと食べられる品種だということでしょう。
近年ではこのような葡萄が白・黒ぶどう問わず増えてきていますが、個人的にはナガノパープルはその筆頭といえると思います。
甘み・酸味が強く味わいは比較的しっかり濃厚系で、ここに皮の渋みが加わることで非常にバランスのとれた味わいです。
果肉はほぐれやすく、香りもピオーネ比べるとおしとやかで優しい感じですが、食べ飽きせずドンドン食べられる非常に優れた食味を持っています。
皮ごと食べられるナガノパープルですが、収穫から時間がたつと皮が固くなって渋みが強くなっていきます。
経験上、収穫から1週間程度までは皮があることによる美味しさを感じられますが、そこから徐々に皮に存在感を強く感じ始めますので、ある程度時間のたったナガノパープルは皮を剥いて食べるのがオススメです。
皮は剥きやすいほうではありませんが、簡単に剥く方法を実践すればさほど苦労せずに剥くことができるでしょう。
ナガノパープルの一房の値段
ナガノパープルの一房あたりの値段は取扱い店舗によっても異なるものの、小振りで安めの房で1000円前後から、比較的大きい房であれば1500~2000円前後はします。
栽培地も長野に限られており、生産量そのものが少ないので値段は高騰しやすい傾向にあります。
特に長野から遠い地域ではどこにでも置いてあるという感じではなく、百貨店や果物に強い青果店でないと取扱いがないというのが現状です。
そのようなことを鑑みると長野パープルの値段が高くなってしまうというのも納得がいきますね。まだまだ稀少性も高い高級フルーツだといえるでしょう。
ナガノパープルを食べてみよう
じっさいにナガノパープルを食べてみましょう。
皮ごと食べられるぶどうですから、房から食べたいだけ取り外して軽く流水ですすぎ、あとは口の中に放り込むだけです。
一粒あたりが小さいとはいっても、それなりの大きさの粒になりますので、半分にカットしてつまんでもいいでしょう。誰かに食べさせるときはカットしてお皿に並べると上品ですね。
食べてみるとしっかりとした甘みとかすかな酸味が心地よい味わいで、ピオーネや巨峰ほど香りは強くありません。皮ごと食べることで皮の渋みと食感が果肉とのコントラストとなり、非常に個性を持ったぶどうとなります。
ぜひ鮮度の良いものを皮ごと食べたいものですね。
まとめ
ブドウとしての地位を徐々に高めつつあるナガノパープル。
あの「マツコの知らない世界」でも大絶賛された「今キテルぶどう」の一種です。
近場で購入するのが難しいという場合や新鮮な物を産地直送で送ってほしいという場合は通販を利用するのもオススメですよ。
流通時期が被っているシャインマスカットとの抱き合わせ販売も惹かれますね。
合わせて読みたい記事www.oishikerya.com
www.oishikerya.com
www.oishikerya.com
www.oishikerya.com