葉巻、シガーに興味を持った人や吸い始めた人がまず疑問に思うのが「葉巻にはニコチンやタールはないのか?」「葉巻は普通の煙草と違って身体に悪くないって本当なのか?」ということではないでしょうか?
葉巻とニコチン、あるいはタールに関する話は葉巻に興味のある人にとってはトピックとして非常に手軽なものです。
しかじつのところ、葉巻に関するこれらの情報は間違ったり曖昧なまま伝えられ鵜呑みにしてしまうケースも多いというのが筆者の実感です。
そこで本記事では葉巻とニコチンあるいはタールについて、葉巻と体への影響について、じっさいに葉巻を吸って長い筆者が考察していきます。
葉巻をはじめたいけどどこで買えばいいかわからない、近くにショップがないという方はシガーコネクションという専門店で通販が可能です。
1本ずつお好みの葉巻を購入できるのはもちろん、初心者向けのセット商品やかっこいいアクセサリー類も取り扱っており、必要な道具はひととおり揃います。
最近では通常の紙巻たばこをやめる人が増える一方で、嗜好性があって質の高い葉巻をはじめる人がでてきているようです。
キャンプブームなどに乗じてアウトドアで本格的な喫煙を愉しむ人も増えているんですよ。自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。
葉巻は体に悪くない煙草?
「葉巻にはニコチンやタールがないから体に悪くない」
そんな話を聞いた事はありませんか?
まずはじめに結論から言ってしまうと、葉巻にはニコチンもタールも存在します。
そして体にいいか悪いかというのは個人の主観もありますし一概に語ることはできませんが、一般的には他の煙草同様に身体に対して一定の負担をかけるものであり、かつ副流煙を擁するものであることは理解しておけねばなりません。
ただいっぽうで、葉巻は通常の煙草と吸い方も楽しみ方も大きく異なるというのも事実で、それによって身体に与える影響や負担も違ってきます。
例えば同じアルコールでも、毎日安酒を浴びるようにグビグビ飲む人といいお酒を嗜む程度にゆっくりと飲む人では身体や精神へのリスクが異なるように、通常の煙草を毎日1箱吸うのと月に2~3回葉巻を吸うのではまた意味合いも変わってきます。
結局のところ葉巻にしろお酒にしろ、それこそスイーツやら肉料理にしろ、楽しみ方を間違えれば体に悪いことは一緒なのです。
葉巻とニコチン、タールについて
葉巻にはニコチンもタールも存在するのですが、どうして世の中には「葉巻はニコチンやタールがない」あるいは「少ない」といった情報が比較的多く存在するのでしょうか。
ここでは葉巻とニコチン、タールの関係について少し深堀りしてみましょう。
葉巻にはニコチンとタールの表示義務がない
一般的に吸われている煙草はパッケージにニコチン量とタール量の表示が義務化されています。
この量は国際標準化機構という組織の基準によって測定し記載されるのですが、葉巻に関してはこの測定法が定まっていません。
それは通常の煙草の吸い方が人を問わずある程度共通しているのに対し、葉巻に関しては「どこまで吸うのか」「どれくらい肺に入れるのかあるいは入れないのか」・・・つまり人によって吸い方が全く異なるケースが多いため基準を作れないのです。
じっさいに葉巻でもある程度肺に入れて楽しむ方もいますし、半分で吸うのをやめる人もいればピンで刺して最後の最後まで吸いきる人もいます。
加えて工業製品ではなく職人の手作業で作られるタイプのものも多く、そうなると使用される葉の量なども厳密にはブレが生じるため規格化できないというのが本音でしょう。
葉巻に含まれるニコチンの量
米国立がん研究所によればタバコ1グラム中のニコチン量は5.9ミリグラムから335.2ミリグラムの幅があるそうです(参考「喫煙の害と禁煙の効用」)。
商品ごとに全くことなるサイズ、葉の量になるので葉巻のニコチンの量はその商品ごとによって大きく異なります。
しかし基本的には紙巻たばこと比較にならない量のニコチンが含まれていると考えていいでしょう。
考えれば当たり前で、100%たばこの葉で作られていてなおかつサイズも大きい物が多い葉巻が通常の紙巻きたばこよりニコチンが少ないわけがありません。
葉巻も紙巻タバコもダハコの葉には変わりませんから、葉巻だからニコチンが多いわけではなく単純にサイズが大きければ大きいほどニコチンは多いということになります。
葉巻に含まれるタールの量
タールとはタバコの煙から一酸化炭素やガス状成分を除いた粒子状の成分のことです。
このタールの量もニコチンと同様に葉巻の場合は測定方法が定まっていないため計測することはできません。
葉巻はニコチン依存にならないのか?
葉巻にはニコチンやタールがあることがわかりましたが、依存性はどうなのでしょうか?
これも理屈だけで考えれば依存性はゼロではありません。
煙草の依存性は主にニコチンに関わるものですから、ニコチンがある以上は依存するリスクはたしかに存在します。
しかし葉巻の場合は一般的に肺喫煙ではなく口腔喫煙であること、嗜好品として吸う頻度や本数がある程度コントロールされやすいことから普通の煙草と比べて依存しないケースが多いのも事実でしょう。
肺喫煙より口腔喫煙のほうがニコチンの吸収は緩やかだといわれています。
また一本安くても1000円、まともなものになれば2000円以上する高価な葉巻を毎日のように吸うのは現実的に難しいため依存したくてもできないという笑い話もありますね。
現に葉巻を嗜んで3年ほど経つ筆者も、特段日常生活でタバコを吸いたいと思うことはありません(いまだに普通の煙草をまともに吸ったことはありません)。
葉巻すらも数か月にわたって吸わないこともありますし、飲み仲間でタバコはやらず葉巻だけ吸う人は同じくこのような傾向の人が多いです。
もちろん例外もありますし、頻繁に葉巻を吸う人はそうはいかないかもしれません。
結局、依存するかどうかは本人の向き合い方しだいだと言えるのではないでしょうか。
葉巻とニコチン酔い
葉巻を吸っているとまれに貧血のような二日酔いのような、倦怠感や吐き気に襲われることがあります。
これはニコチン酔いと呼ばれる症状です。
ここまで見てきたように葉巻は通常の紙巻きたばこよりもニコチンが多く含まれています。
基本的に吸うときは煙を灰に入れず口腔喫煙で吐き出した煙の香りを楽しみますが、吸いなれていない人は余分に煙を肺まで吸い込んでしまったりそもそもニコチンに耐性がないことでニコチンの過剰摂取になることがあります。
ようはお酒を飲み過ぎて酔っぱらってしまうのに近い状態ということです。
お酒の場合はアルコールの分解が追い付かずにさまざまな症状があらわれますが、葉巻の場合はニコチンが体内に急激に多量に入ることで具合が悪くなるんですね。
かくいう筆者ももともと喫煙者ではなかったため葉巻を嗜み始めた当初はしょっちゅうニコチン酔いをしていました。
いまでも定期的に喫煙しているわけではないため、たまに葉巻を吸うと少しクラっとくることがあります。逆に周りの知人を見ていると日常的に喫煙をしている人で葉巻の吸い方も心得ている人はあまりニコチン酔いになることがないようです。
通常、喫煙におけるニコチン酔いはさほど苦しい症状を伴いませんが、葉巻の場合はニコチンの量が多く強烈なインパクトを受けることがあります。
そうならないためにも正しい吸い方のマナーを習得し、空腹時や体調不良時の喫煙は避け、体調に異変を感じたらすぐに喫煙をやめることが大切です。
葉巻の吸い方については「【葉巻初心者】喫煙経験ゼロの筆者が初めてのシガーの吸い方を学ぶ」という記事でも解説していますので参考にしてみてください。
葉巻は嗜好品。嗜好品は嗜み方を心得てはじめて楽しむことができます。
葉巻とニコチンの関係を理解し、嗜好品として正しく嗜もう
たしかに葉巻にはニコチンが含まれていますが、それをいえばお酒にはアルコールが含まれていますしスイーツには糖分が過剰に含まれています。
これらはいずれも無制限に摂り続ければ身体にとって害になりますし、依存性もあると言われていますよね。
とはいえ他の嗜好品と比べて葉巻をはじめとした煙草は副流煙を生み出し他者に害を与えるという特徴があります。
ですからニコチンやタールの有無に関わらず葉巻を吸うのであれば他者に対する気遣いと自分の身体と向き合う姿勢を大切にしなければなりません。
嗜好品とはそういう制限の中でいかに楽しむかが大切です。逆に言えば限られた条件の中で楽しむからこそ嗜好品は嗜好品として人々の心を潤わせてくれるのです。
葉巻はたしかにニコチンも含まれていますが、正しく付き合えば生活を非常に豊かにしてくれるアイテムになります。
その魅力と共にデメリットも理解し、そのうえで嗜む気持ちがある人にこそ本当の意味で葉巻の世界は門戸を開いてくれるのかもしれませんね。
葉巻をはじめたいけどどこで買えばいいかわからない、近くにショップがないという方はシガーコネクションという専門店で通販が可能です。
1本ずつお好みの葉巻を購入できるのはもちろん、初心者向けのセット商品やかっこいいアクセサリー類も取り扱っており、必要な道具はひととおり揃います。
最近では通常の紙巻たばこをやめる人が増える一方で、嗜好性があって質の高い葉巻をはじめる人がでてきているようです。
キャンプブームなどに乗じてアウトドアで本格的な喫煙を愉しむ人も増えているんですよ。自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。
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