増税や禁煙対策など、喫煙がどんどん規制されていく昨今・・・。
こんな時代に逆行するかのごとく葉巻(シガー)を経験することになったので今回はその時の様子をレポートしていきます。
はじめはおっかなびっくりでしたが思ってたよりも楽しくて新しい世界が垣間見れた気がしました。
付き合い方さえ考えれば人生を豊かにする素晴らしいツールになりそうな予感もしましたね。
これからはじめての葉巻に挑戦してみたいという方は玄人の葉巻レクチャーを参考にするのもいいですが、あえて全く初心者から葉巻にチャレンジした筆者の感想もあわせてチェックしてみてください。
葉巻をはじめたいけどどこで買えばいいかわからない、近くにショップがないという方はシガーコネクションという専門店で通販が可能です。
1本ずつお好みの葉巻を購入できるのはもちろん、初心者向けのセット商品やかっこいいアクセサリー類も取り扱っており、必要な道具はひととおり揃います。
最近では通常の紙巻たばこをやめる人が増える一方で、嗜好性があって質の高い葉巻をはじめる人がでてきているようです。
キャンプブームなどに乗じてアウトドアで本格的な喫煙を愉しむ人も増えているんですよ。自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。
- はじめての葉巻に挑戦した経緯
- 葉巻を喫う準備!初心者用セットをそろえる
- 葉巻道に入門する方への注意点
- 葉巻の吸い方と作法
- 葉巻初心者におすすめの銘柄
- 【葉巻初心者】喫煙経験ゼロの筆者が初めてのシガーの吸い方を学ぶのまとめ
はじめての葉巻に挑戦した経緯
美味しいものに目が無く目新しいグルメ経験には目が無い筆者。
そんな筆者の知人から「葉巻の経験くらいしとけ。吸い方教えてやる」というサジェストを受けて葉巻を体験することになりました。
知人いわく「グルメを名乗るならいずれは通る道」とのことで、グルメというか嗜好品の最たる例とも言える葉巻には確かに興味があったので今回は昨今の時流に逆らってチャレンジしてみることになったというワケです。
ド素人が手を出す趣味としてはなかなかハードルが高い葉巻ですが、葉巻ラバーの方は紳士淑女の方が多いのでマウントを取られることもなく優しく受け入れてもらえることも多いとか。
大切なのはこちらも謙虚にそして楽しく嗜もうという心構え。
さっそく楽しんでみましょう。
葉巻を喫う準備!初心者用セットをそろえる
まずは葉巻がないと話になりません。
今回用意したのはコチラの葉巻。
モンテクリストNo.5。
葉巻の聖地・キューバはハバナのシガーで初心者用の鉄板アイテム。筆者もモンテクリストの名前くらいは聞いたことありました。
モンテクリストはブランドの名前でNo5がシリーズ名。
同じモンテリストにも他にたくさんの種類がありますが、総じて味が軽やかで吸いやすいブランドとのこと。
No5は葉巻の中でも短めで、だいたい30分前後で喫えるとのことで、今回はコチラに挑戦していきましょう。
葉巻は長さが短ければ短いほど味が濃く感じる(フィルターがないため煙が口に入るまでの距離が短いほうが味が強い)ので、初心者に短い葉巻を勧めないという意見もあります。
もし長い葉巻を試して途中で辛くなったらその場でやめてしまえばいいので初めての人にはそっちのほうがいいという考えです。
しかも長いほうが葉巻特有の煙の変化がおこります(吸い始めはやわらかく、徐々に濃く重い味わいになっていく)。
とはいえ基本的には長ければ長いほど高いというデメリットもありますし、いきなり長いのはしり込みしてしまう方もいると思うので予算などと相談して好みで決めるとよいでしょう。
続いてライターとカッター。
ライターはオイル性だとオイル香がつくのでガスライターをチョイスするのが基本。
このウィンドミル・ビープというのがシガーラバーにとっては定番ライターでお店などでもよくみかけます。
あとは当たり前ですが灰皿も。
葉巻専用のものもあるのですが、いかんせん高いので今回はダイソーで少し大きくて雰囲気あるのを買ってきました。
さぁ、コレで準備は整いました。さっそく喫煙タイムに入ります!
ワクワクドキドキ!
葉巻道に入門する方への注意点
実際に喫煙タイムに入る前に軽く喫い方についてのレクチャーを受けました。
色々と細かい作法やらコツやらはあるようですが、最低限おさえておきたいことを自分なりにまとめてみました。
とりあえず基本となる"葉巻は肺喫煙ではなく口腔喫煙"と"口に含んだ煙は口の中で転がすようにして味わってから吐き出す"という点さえ実践できればあとはおのずと美味しく喫える吸い方を体感的に学んでいくことになるとのこと・・・。
また、葉巻はフィルターをかけず直に煙を吸い込むため味も濃くニコチンの濃度も高い。
ニコチンに慣れていないと"酔う"ことがあるので、体調に異変を感じたらすぐに休憩を入れることも特に初心者が楽しく葉巻を愉しむためには覚えておいた方が良いようです。
葉巻の吸い方と作法
1,葉巻をカットする
実際に吸い始めるために、まずは葉巻をカットして火をつける必要があります。
葉巻は吸い口が用意されていないので自分でカットして吸い口を作るところから始まるんですね。
これが葉巻の吸い口(ヘッド)です。切る前は外側の葉で覆われています。
ちょっと丸みを帯びているので、この丸みの一番膨らんでいるあたり、写真で赤線をいれたあたりを切り落とすのがオーソドックスな切り方(フラットカット)とのこと。
マニアは色々切り方にもこだわるようで、実際それで味が変わるらしいですが、はじめはとりあえずスタンダードで。
他にもVカットやパンチカットなど、カット方法はいろいろありますがはじめはフラットカットと呼ばれる水平にカットする方法が難易度も低くおすすめです。
切り口=吸い口の形によって煙の入り方が変わるので味や香りに微妙な違いが生まれます。
葉巻の吸い口の形の違いはイメージ的にはお酒やお茶のように香りを楽しむ飲み物を飲むときのグラスの形が違うのと同じです。
今回使用したカッターを使う場合は、こんな感じで親指と人差し指でカッターを開いて裁断します。
裁断するときは水平になるように狙いを定め、あとは一思いにズバっと。躊躇すると破片が出たり、いいことがありません。
カット後の吸い口。これで反対側の着火部と繋がって空気が行き来できるため、煙を吸い込むことが出来ます。
2,葉巻に着火する
吸い口を手で持って、反対側の着火部(フット)をあぶって着火していきます。
さきほどのライターを使って、万遍なく着火面をあぶります。だいたい全体が赤くなるくらいまで。
ちょっとブレてしまってて申し訳ないのですが、全体がうまくあぶれると真ん中は黒くなっていますが、外縁部に灰色の層ができます。
はじめは少し難しいので、シガーバーや葉巻に慣れた人と喫うなら着火はやってもらってもいいかもしれません。
さぁ、ここまできてようやく準備完了。あとはくゆらすだけです!
葉巻を吸ってみる
さっそく喫ってみます。
知人いわく「とにかくはじめは余計な事を考えず、スーっと喫ってプカーと煙を吐いてみろ」とのこと。
やってみる。
よくわからない。
もともと喫煙者じゃないので肺にいれてしまうようなことは無いのですが、イマイチ感覚がつかめない。
知人いわく「ストローでジュースを飲むイメージでしっかり煙を吸い込み、口の中でジュースをクチュクチュするように煙を味わえ」とのこと。
なかなか難しいですが、やっているうちになんとなくわかってきます。慣れてくると、煙に味や香りを感じられるようになります。
くゆらすペースはその人が一度に吸い込む量にもよるので目安でしかないが、一般的には1~2分に一度吸うことで葉巻の味をバランスよく楽しめるとのこと。
うまく喫い続けられると、綺麗に灰が葉巻型のまま残る。
逆に吸うペースが早かったり、吸い込みが深すぎたりする灰の中心が尖る様に残り、遅すぎたり吸い込みが弱いと中央がくぼんでいく。
どこまで吸うかはその人しだいとのことで、あまり根元にくると辛味や熱さが出てくるので人によっては早々に切り上げる人もいるみたい。
ひとつの目安としてはリングというブランドネームがついている前後まで吸うのがいいようです。
灰は無理やり落とさず。自然に落ちるのを待ちます。綺麗にいくと葉巻型の灰が残る。
最後、もみ消すと嫌な臭いが出るのでもみ消さずに自然消化して喫了です。
葉巻の消し方、どこまで吸えるのか、途中でやめたくなったらどうするのかなど、止め時については別途「葉巻の消し方には作法がある?どこまで吸えるかもあわせて解説」という記事でも紹介していますのであわせてご覧ください。
葉巻初心者におすすめの銘柄
その後、ちょっと葉巻に興味が出て定期的に吸うようになってしまい最近では箱買いするようにまでなってしまいました。
もともとニコチン耐性はあまり強くないのか強烈な葉巻はあまり得意ではないのでいまだに初心者感が抜けませんが、キューバ産の葉巻のベーシックなラインナップは一通り試せたかなという印象です。
そんな筆者がこれは初心者にもおすすめできるなと思った吸いやすくて優しい味わいの葉巻をピックアップしてみました。
葉巻は保管状態によっても味が左右されるのでいちがいに同じ葉巻だから同じ味というわけではないので注意しましょう。
あくまで筆者が吸った個体に関してはそういう感じだったよという意味でのおすすめになっています。
オヨー・デ・モンテレー(Hoyo de Monterrey)
とにかくどれを吸ってもライトで吸いやすい印象を持ったのがこの銘柄。とはいえ葉巻の持つ華やかな風味もしっかりと備えています。
同じ銘柄でもバラつきの多いキューバシガーのなかでもオヨー・デ・モンテレーだけは安定感があった気がします。
なかでも短いけれど圧倒的な吸いやすさを感じたのはホヨー・ド・モンテレー デュピテ。あとは鉄板どころでホヨー・ド・モンテレー エピキュアNo2あたりは本格的なサイズで吸い心地がよく、初めての人にもおすすめです。
デュピテ
コノスールNo2
H.アップマン(H.UPMAN)
ミディアムボディで味の輪郭もしっかりしておりバランスの取れた葉巻銘柄として愛好者が多いアップマン。クセがなくシンプルなたばこの味わいという印象でとっつきやすい気がします。
あのケネディ大統領がぞっこんだった葉巻ブランドでもあり、そうした逸話もあって現代でも特に知名度の高い葉巻のひとつでしょう。
ラインナップも豊富で味わいもさまざまですがコネスールNo1あたりがサイズ感もよく初めての人にはおおすめです。
アップマンのあんまり短いラインナップは何度か試しましたが個人的に吸いづらい印象を持っているのでここではオススメしません。
コネスールNo1
トリニダッド
トリニダッドは高級葉巻が多いキューバ産のなかでも特に高級路線をいっているブランドです。
味わいもヘビーで濃厚な感じなので決して吸いやすいというわけではないのですが、濃密でクリーミーな甘い煙を楽しむことができるので個人的に試してみてほしいブランドのひとつです。
大きさの割には少し高いですがトリニダッド レジェスは小さいながらもパワフルで満足感のある葉巻です。
筆者も吸いはじめのころに吸ってブランドの個性をいち早く体感させてもらった記憶が残っています。
レジェス
吸い比べセット
なかには吸い比べられるように何種類かをパッケージングして販売しているショップもあるので、そうしたセットものを選んでみるのもいいかもしれません。
はじめは連続して何種類か吸っていくことでブランドや大きさの違いによってどのような変化が現れるのかを体験できておもしろいです。
細かな違いが見えてくると葉巻の嗜好品としての懐の深さがみえて、魅力を感じることができると思います。
【葉巻初心者】喫煙経験ゼロの筆者が初めてのシガーの吸い方を学ぶのまとめ
時間にして30分前後でしたが、非常に良い時間を過ごせました。
まだまだ葉巻の良さを理解したとは言えないですし味や香りの愉しみ方も理解しきってはいないのですが、吸い終わった後に感じたのは濃密な時間を過ごしたな・・・ということ。
ただレクチャーを受けながらスパスパ吸っていただけなのですが、それでも時間の進み方が違って感じると言いますか、すごくリラックスした特別な時間を過ごした気がしました。
なかなかハマるというところまでは行かないかもしれませんが、今後も機会があれば愉しみたいなと思わせてくれる体験でしたね。
次はお酒とのマッチングで楽しんでみたい。葉巻とお酒は切っても切れないものですからね。
意外にも、葉巻は普段から喫煙者じゃなくても楽しめると思いました。普通の煙草とは別物ですね。
ちょっとの懐と時間のゆとり、そしてたくさんの遊び心を持った人であれば誰でも楽しめる嗜好品だと言えるでしょうね。
葉巻をはじめたいけどどこで買えばいいかわからない、近くにショップがないという方はシガーコネクションという専門店で通販が可能です。
1本ずつお好みの葉巻を購入できるのはもちろん、初心者向けのセット商品やかっこいいアクセサリー類も取り扱っており、必要な道具はひととおり揃います。
最近では通常の紙巻たばこをやめる人が増える一方で、嗜好性があって質の高い葉巻をはじめる人がでてきているようです。
キャンプブームなどに乗じてアウトドアで本格的な喫煙を愉しむ人も増えているんですよ。自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。
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