みなさんはシガー(葉巻)を嗜んだことがあるでしょうか?
昨今、喫煙に対する風当たりは非常に強くなっていますが、その一方でパイプや葉巻といった嗜好性の高い喫煙アイテムはその売れ行きが伸びているという話も聞きます。
「ただニコチンを摂取するための行為」から「より嗜好性の高い嗜み」へシフトすべく、紙巻タバコをやめてシガーに移った人も筆者の周りでは多いです。
しかし嗜好性が高いゆえになかなかその全貌が見えず、チャレンジしたはいいものの「なんかめんどくさいなぁ」とすぐに諦めてしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事ではシガーをはじめる際にまず出くわすであろう「プレミアムシガー」と「ドライシガー」という分類の違いについて解説していきます。
葉巻をはじめたいけどどこで買えばいいかわからない、近くにショップがないという方はシガーコネクションという専門店で通販が可能です。
1本ずつお好みの葉巻を購入できるのはもちろん、初心者向けのセット商品やかっこいいアクセサリー類も取り扱っており、必要な道具はひととおり揃います。
最近では通常の紙巻たばこをやめる人が増える一方で、嗜好性があって質の高い葉巻をはじめる人がでてきているようです。
キャンプブームなどに乗じてアウトドアで本格的な喫煙を愉しむ人も増えているんですよ。自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。
プレミアムシガーとドライシガーの違い
シガーについて興味を持ったとき、まずはじめに理解しておくべき単語でもある「プレミアムシガー」と「リトルシガー」。
要はシガーには大きく分けて「プレミアムシガー」と「ドライシガー」があるよというお話です。
葉巻と普通のたばこの違いを理解した上で、プレミアムシガーとドライシガーの違いもを把握することから葉巻の世界ははじまるといっていいでしょう。
プレミアムシガーとは?
プレミアムと名がつくくらいですから葉巻のなかでも特に良質なものに当たります。
職人の手作業によって作られるハンドメイドシガーです。
フィラー・ラッパー・バインダーという3層構造になっており、味と香りを決定するフィラーはたった1枚の葉っぱを巻いて作られます。
プレミアムシガーに使われる葉っぱは発酵と熟成を経たものが厳選して使われており、作れる職人も数が限られることから大量生産が難しい希少性の高い商品となっています。
他のたばこと異なり保存環境が非常にシビアで、温度と湿度を適温に設定しないと味が辛くなったり薄くなったり、時にはカビたり破裂したりして吸えなくなることもあるのが特徴。
その手間のかかり具合がますます嗜好性に拍車をかけ、コアなファンになると管理方法や理想の温度・湿度について話すだけで一晩は語れるほど奥が深いものです。
こうした嗜好性の高さが逆にハードルをあげて新しく楽しみたい人の障害になっているのも事実でしょう。
愛好家からすれば「プレミアムシガー以外はシガーにあらず」と考える方も多いわけですが、シガーは嗜好品なので自分が楽しめる範囲の品物を好きなように楽しめばいいと思います。
ただある程度の湿度管理はしないと本当にまずくなるので、管理が面倒な方はシガーバーで管理されたものを楽しむか家ではドライシガーを楽しんだ方が満足度は高いと思います。
ドライシガーとは?
プレミアムシガーに対してドライシガーはシガーはシガーでも少しライト層向けアイテムといえます。
その特徴はマシンメイド(機械を使って作る)こととフィラー(内側の葉っぱ)に刻み葉を使うことです。
ドライシガーに使われる刻み葉はプレミアムシガーには使えない2級品やあまりのくず葉であることが多いと言われていますね。
プレミアムシガーほど管理にシビアではなく、基本的には普通のたばこと同様に適当な管理でも問題ないとされています。
とはいえ本格的なドライシガーはたばこ葉100%で条件的にはプレミアムシガーと変わらないため、個人的には湿度管理したほうが味はよくなると考えています。
ただ劣悪な環境に放置したプレミアムシガーが「全くおいしくない」状態になるのに対し、ドライシガーは不思議と「普通に楽しめる」状態に留まるのは事実でしょう。
流通量も多く価格もプレミアムシガーと比べて非常に安価なので「はじめてのシガーはドライシガーだった」という方も多いのではないでしょうか。
シガリロとリトルシガーとは?
プレミアムシガーとリトルシガーの違いはわかって頂けたでしょうか?
しかし嗜好品というのはどの世界もめんどうなもので、シガーの世界にもプレミアムシガーとドライシガー以外にも様々な分類・用語が登場します。
そのなかでも特に見聞きする機会が多いのがシガリロとリトルシガーという言葉でしょう。
じっさいにバーなどでシガーの話をしていても、これらの用語が唐突に登場するシーンは多く、シガー初心者の方にはわかりづらい要因のひとつになっている思います。
シガリロとリトルシガーの違い
シガリロはスペイン語で"小さなシガー"という意味です。
日本ではドライシガー=シガリロ=リトルシガーという考え方が一般的になっていますが、厳密にはドライシガーの1ジャンルとしてシガリロとドライシガーがあります。
たとえばアメリカではシガリロは1.36~4.45gと決められており、それ以下だとリトルシガー、それ以上だとシガーと分類されます。
シガリロやリトルシガーの楽しみ方
シガリロやリトルシガーはプレミアムシガーと比べて安価、通常サイズのシガーと比べても小さいのが特徴です。
普通の紙巻きたばことほぼ同サイズ~ちょっと大きめサイズなので多忙な現代人が気軽に楽しめるというのは大きな魅力でしょう。
種類も豊富でブランドごとに味の違いも楽しめるためプレミアムシガーを楽しむ人のなかにもシーンに応じてシガリロを楽しむ粋な方もいらっしゃいます。
通常の紙巻きたばこと違ってシガーは全般的に燃焼材を加えていません。
そのためサイズ的には普通の紙巻きたばこと変わらなくても燃焼速度はゆっくりで、一本につき15分前後は楽しむことができるのも注目すべき点ですね。
「ちょっとだけ贅沢な一服」に最適です。
キューバを代表するシガーブランド「モンテクリスト」のシガリロ。
シガリロやリトルシガーの吸い方
プレミアムシガー、ドライシガー、シガリロ、リトルシガー問わずここで言うシガーはたばこの葉を100%使用して燃焼材やフィルターを作らずに作られたものです。
そのため吸い方の基本は"ふかし"になります。
葉巻の吸い方については「【葉巻初心者】喫煙経験ゼロの筆者が初めてのシガーの吸い方を学ぶ」も参考にしてください。
肺には吸い込まずに口腔喫煙で煙を楽しんだら吐き出します。
もちろん嗜好品として絶対的な楽しみ方はなく、肺喫煙で楽しむことも悪くはありません。
しかし一般的にシガーの煙は日本で流通する通常の紙巻きたばこよりも濃く豊潤で口腔喫煙でも十分にその味を楽しめます。
むしろ肺にいれると重すぎるうえ、吐き出した煙のアロマを楽しむことができないので口腔喫煙が推奨されているんですね。
シガーをはじめるならプレミアムシガー?ドライシガー?
シガーをはじめて嗜みたいとなった時にプレミアムシガーを吸うべきかドライシガーを吸うべきかはよく議論の的になることです。
ある程度熟練の吸い手に聞けば「初めに吸うべきシガーはプレミアムシガーにすべき」と答える人も多いです。
しかしプレミアムシガーは価格も高く、1回に吸う時間や煙の量も多くなります。加えて管理がしっかりしていないと美味しくないという前提があることも忘れてはなりません。
そう考えると、特に喫煙慣れしていない人にとってはドライシガーのほうがリスクは低いという考えもできます。
じっさいに筆者ははじめてプレミアムシガーを吸った時に全く魅力が分からず、その次に試したシガリロで「意外と面白いかも」と気づきました。
一方でシガーの奥深さはプレミアムシガーにこそあるというのも事実で、嗜好品に順応性の高い人であればいきなりプレミアムシガーから入った方がドハマりすることも多いです。
これは結局その人がどれくらいシガーというものに興味があって、時間や余裕があって、深く楽しみたいのかによります。
はじめのスタートはどこだったとしても、その世界に魅了されれば自然とプレミアムシガーに手を出すことになるでしょうし、時間や懐具合にあわせてドライシガーを楽しむ術も身に着けるはずです。
ですからはじめてのシガーにはプレミアムでもドライでも、とにかく興味の惹かれる方に手を出せばいいのではないでしょうか?
プレミアムシガーとドライシガーの違いを学ぶのまとめ
プレミアムシガーとドライシガーの違いは以下のようにまとめられるといえるでしょう。
- プレミアムシガーはハンドメイドでフィラーに1枚葉を使う
- ドライシガーはマシンメイドでフィラーに刻み葉を使うことが多い
- シガリロ、リトルシガーはドライシガーのなかの区分
- プレミアムシガーの方が嗜好性がより高い(価格、味の違い、保存法etc...)
- はじめてのシガーはプレミアムでもドライでも興味の惹かれる方を試すべき
嗜好品に正解はありません。
マニアックに嗜む人に近づきたいのなら背伸びをしながら楽しむことも必要でしょうが、とりあえず触れてみたい程度なら安価なものから入るのだってアリです。
自分の楽しみ方の理想と照らし合わせて自由に楽しんでみてはいかがでしょうか?
ひとつ言えるのは、マナーを守って嗜むシガーは究極の大人の嗜みであり、またリラクゼーションアイテムであるということです。
ぜひルールを守ってシガーを楽しみ、日々の生活をより豊かなものに変えてみましょう。
葉巻をはじめたいけどどこで買えばいいかわからない、近くにショップがないという方はシガーコネクションという専門店で通販が可能です。
1本ずつお好みの葉巻を購入できるのはもちろん、初心者向けのセット商品やかっこいいアクセサリー類も取り扱っており、必要な道具はひととおり揃います。
最近では通常の紙巻たばこをやめる人が増える一方で、嗜好性があって質の高い葉巻をはじめる人がでてきているようです。
キャンプブームなどに乗じてアウトドアで本格的な喫煙を愉しむ人も増えているんですよ。自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。
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