秋を代表する食材といえば栗が挙げられます。
栗ご飯、栗きんとん、モンブラン、甘露煮などなど、栗ならではの料理やお菓子がたくさんあって楽しみにしている人も多いでしょう。
そんな魅力いっぱいの栗ですが、じつは品種によって味が結構異なるということをご存じでしょうか?
本記事では数ある栗品種のなかでも王様と呼ばれている利平栗の魅力に迫りたいと思います。
なかなかピンポイントで狙っている品種を買うのは栗の場合難しいかもしれませんが、ぜひ通販してでもその濃厚な味わいを堪能してみてほしいですね。
利平栗とは?
利平栗は日本の栗を代表する品種のひとつで、その食味のよさから栗の王様と呼ばれるほどの存在です。
和栗と天津甘栗を掛け合わせて1940年に生まれた品種で、交配を行った土田健吉さんの家系に伝わる屋号「利平」をとって品種名としました。
和栗のふっくらとした大きな果実と中国栗の甘味とをうまく掛け合わせ、大粒ですが甘味と香りが強く濃厚な品種になっています。
鬼皮はとても固いものの、他品種と比べると渋皮は比較的剥きやすいのも特徴といえるでしょう。
利平栗の産地と旬
利平栗はおいしく人気の品種ながら栽培難易度が比較的高いため、毎年シーズンには取り合いになることも少なくありません。
旬の時期は9~11月の二ヶ月ほどで、9月終わりから10月にかけてが最旬だといえるでしょう。
東は埼玉、西は熊本が主な産地ですが、茨城・東京・岐阜などでも比較的たくさん栽培されています。
利平栗のおすすめの食べ方
利平栗は味よし見た目よしの最強栗品種です。
そのためすべての栗料理、栗お菓子に適した栗だと言うことができます。
なかでも渋皮を剥がしやすいという特性を考慮するならばマロングラッセや栗おこわのように渋皮を処理して作るタイプの調理法が向いているといえるでしょう(その点では渋皮煮には向かないともいえる)。
個人的にはこの大きな粒を活かしたいので、ペーストにしたり砕いたりするタイプの調理よりも、栗の形をそのまま残して仕上げる食べ方をおすすめしたいですね。
栗の王様"利平栗"。
— "おいしい"を探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」 (@bollet_jp) October 9, 2019
和栗と天津甘栗の掛け合わせてで味が濃厚、香りもよく最も美味しい栗品種といわれるのも納得。
粒も大きく渋皮が比較的剥きやすいのでマロングラッセや栗ご飯のように形をそのまま残して調理できる加工を施したい。 pic.twitter.com/5hEFaybkzH
利平栗を狙って買うのは難しい?通販を利用しよう
栗は皆さんが思っている以上にいろいろな品種があって全国で栽培されています。
そのため地元のスーパーなどに流通しているのは地元や近隣でたくさんとれる品種がメインになってきます。
ただ利平栗は生産地のほとんどを関東圏と熊本が占めているうえ栽培難易度が高くて生産量が比較的少ないため狙って購入するのは意外に難しい栗です。
どうしても利平栗を試したいという方は産直の通販などを利用して取り寄せるのがいいでしょう。
訳アリ品で安く買ってもよし、大粒の綺麗なものを買ってもよしで自分にあったものを買えるのでおすすめですね。
栗の王様、利平栗とは?のまとめ
本記事では栗の王様こと利平栗の特徴や味わいについて紹介してきました。
意識せずとも一度くらいは口にしたことのある栗かもしれませんが、大粒で濃厚な味わいはぜひご自分の手で調理して味わってほしいものです。
そのへんのスーパーで手軽に手に入れられる・・・とまではいいませんが、通販などを利用すればシーズン中は比較的簡単にお取り寄せできるのでぜひ挑戦してみましょう!
合わせて読みたい記事
www.oishikerya.com
www.oishikerya.com