数ある果物の中でいちばん親しみがあると言っても過言ではないのがりんごではないでしょうか?
最近では売り場にさまざまな品種のりんごが並んでいますが、昔から馴染みのある品種として根強い人気を誇るのが紅玉です。
真っ赤な見た目が印象的なこの紅玉ですが、他の品種に気圧されて見かけることが減ってきたようにも思います。
本記事ではそんな紅玉の魅力を改めて解説していきます。
紅玉とは?
紅玉はアメリカ原産のりんごで現地ではジョナサンという名で親しまれています。その名の通り真っ赤な果皮が特徴です。
日本には明治時代の1871年に北海道開拓使次官黒田清隆によって導入され、以来主要なりんご品種として長らく日本のりんご文化を支えてきました。
当初、「千成」「満紅」などといった名称でも親しまれていましたが後に紅玉に統一されて今に至ります。
おそらく中高年以上の方はりんごといえば紅玉という印象も強いかと思います。
しかし昨今のフルーツ市場の品種改良ブームに伴いさまざまなりんご品種が誕生してきたことから、最近ではあまり見かけることがなくなってしまいました。
特にフルーツ市場は年々糖度が高く酸味の少ない品種に人気が集まるようになってきたという経緯があるため、紅玉は甘みの強い品種の陰に隠れがちになっているという印象です。
じっさい若い世代の方であればりんごといえばふじやシナノスイートなど甘さの強い最近流行りの品種と比べて紅玉の印象は薄いかもしれませんね。
紅玉の産地旬の時期
紅玉は青森県で最も多く作られ、次いで長野県・山形県と生産量上位3県で全体の9割を生産しています。
旬の時期は9月の下旬から10月上旬にかけて。物持ちがさほどよくないため市場に流通する時期は他のりんごと比べて短く感じられるのではないでしょうか。
シーズンに差し掛かったタイミングで積極的に手に入れたいりんごだと言えます。
紅玉の味の特徴
紅玉は最近のりんごと比べると小ぶりで180g前後。
味わいは酸味がとても強く、糖度も決して低いわけではないのですが酸味の強さからあまり甘さを感じない個体もあるほどです。
香りが豊かで、特に加熱することによって現れる華やかな香りに定評があります。また煮崩れれしにくいという性質があるため、コンポートやソテーなどの調理に非常に適しています。
こうした特徴から生食よりも加工に向いたりんごという認識が強まり、最近では加工用りんごとしての需要が高まっています。
じっさいに製菓店や各種飲食店で使うりんごに紅玉を指定する人は少なくないようです。
紅玉はそのまま食べると甘みも少なく果肉が詰まっていないものも多いため、なかには「あまり美味しくない安いりんご」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかしジュースにしたりジャムやお菓子に加工したさいに現れる香りと紅玉がもともと持っている酸味は他のりんごでは得られない素晴らしいものです。
また、完熟した個体は他のりんごにも勝るとも劣らない糖度が備わり、加えて特有の酸味も相まって非常に濃厚なりんごでもあるんですよ。
現在の市場、特に量販店などでは安価なりんごとして扱われているためなかなかそうした完熟した高品質の紅玉を購入するのは難しいかもしれませんが、通販などを利用して高品質の紅玉を食べれば紅玉の概念が覆るかもしれませんね。
紅玉の選び方
まずは全体がしっかりと赤く色づいているものを選びます。
また傷んでいるものも多いため、軽くさわってしっかりとハリのあるもの、へこみなどの傷がないものを選ぶのも大切です。
紅玉はりんごのなかでも日持ちしない品種なのでなるべく鮮度のいいものを選ぶことがなにより大切。時間の経った紅玉は少しやわらかさがあり、黒ずんだ斑点が果皮に現れてきます。
見た目が綺麗でも中がスカスカな個体に当たることもあるので、持ったときに重量感のあるということもポイントになるでしょう。
紅玉の食べ方
紅玉は一般的に生食よりも加工向きとされる品種。コンポート、ジャム、りんごパイ、タルトタタンなどに加工するのがおすすめです。
砂糖を加えて加熱すると他のりんごでは出せない食感と香りを楽しむことができます。
使い道に困っている方はもちろん、りんご料理に挑戦したい人はぜひ一度紅玉をチョイスしてみてほしいですね。
また完熟の紅玉は非常に濃厚でりんごファンの中には生食用としても紅玉を一番に挙げる人も少なくありません。良質な紅玉を手に入れる機会があればぜひ生の紅玉の魅力も堪能してみてほしいですね。
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紅玉は通販でまとめ購入するとお得
そと昔前はどの青果売り場にもシーズンになると紅玉が並んでいたものですが最近では他品種におされて年間通して紅玉を扱わないお店も増えてきました。
しかし需要はあるため一定量は生産されており、もし紅玉を食べたいという人は通販で取り寄せるのがおすすめです。
せっかく通販で購入するなら完熟の高品質な紅玉を手に入れて生食、加工と両方試して紅玉を余すことなく楽しんでみてください。
紅玉は価格も安く、まとめて箱買いすればさまざまな加工を楽しむこともできます。
ジャム、りんごパイ、焼きりんごなどいろいろな用途に応用して楽しんでみてはいかがでしょうか?
日持ちはしないためまとめて購入したさいはなるべく早く使いきることを心がけ、すぐに使わない分は冷蔵庫か冷暗所で保存するようにしましょう。
今は少ない紅玉りんごの魅力に迫る!のまとめ
本記事ではいまはあまり見かけなくなってしまった紅玉りんごの特徴と魅力をお伝えして参りました。
このりんごは特に加工して食べることによって他のりんごでは出せない絶妙な味わいを楽しむことができます。
ぜひ貴重となりつつある紅玉を使って素敵な料理やスイーツ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
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