みなさんは日頃使っている包丁のメンテナンスを定期的に行っているでしょうか?
包丁は定期的にお手入れすることで劇的に切れ味が改善し、日々の調理ストレスを軽減するだけでなく、おいしい料理を作ることにも繋がります。
そこで本記事ではこれからはじめて砥石で包丁の砥ぎに挑戦したいという砥石初心者の人に向けて、おすすめしたい砥石を紹介していきます。
どれもはじめての人におすすめできるコスパのいい製品なので、ぜひチェックして自分にあった砥石をチョイスしてみてください。
砥石で包丁を研ぐことのすすめ
料理初心者はもちろん、料理経験の長い人でも砥石を使って包丁を砥いでいる人はそう多くありません。
しかし慣れてしまえば砥石で包丁を砥ぐことはそう難しいことではなく、しかも劇的に切れ味を改善することができます。
切れ味のよくなった包丁での調理は非常に気持ちがよくモチベーションのアップにもつながりますし、切り口も鋭くなって料理自体の質も向上します。
いざ買おうとすると砥石もたくさん種類があって迷ってしまう・・・という人も多いと思いますが、プロでない限りそんなに高価な砥石は必要ありません。
2000~3000円程度の使い勝手の良いものをチョイスすればよほど毎日のように研がない限りは数十年使い続けることも可能です。
ぜひ自分に合った砥石を選んで購入してみましょう。
初心者におすすめしたい砥石の選び方
そもそも砥石を選ぶ理由とは?
砥石での砥ぎには多少の慣れが必要なので、そこまでしたくないという人はダイヤモンドシャープナーなどで簡易のお手入れだけするという人もいるかもしれません。
砥石が包丁の刃先を新しく作り直すものだとしたら、ダイヤモンドシャープナーは刃先をけずってその場しのぎをしているにすぎないので数回使っただけでまた切れ味が落ちます。
散髪における普通のカットと前髪カット(毛先だけととのえる)くらいの違いがあるんですね。
結果的にある程度砥石を使えるようになってしまったほうが1ヶ月~数ヵ月に一度のお手入れで済む上にお手入れ後の切れ味に雲泥の差があるので、ぜひ砥石を使えるようになってみてください。
砥石の番手について
砥石には番手といって石の粗さ具合で数字がついていて数が小さければ目が粗く数が大きければ目が細かくなっています。
一般的に砥ぎにおいては#1000前後の中仕上砥石からはじめて3000~6000程度の仕上げ砥石、職人レベルの人であればさらに#10000前後の超仕上砥と段階を経て少しずつ鋭く研いでいきます。
刃物が変形したり欠けている場合は#300程度の非常に粗い目の粗砥石で形を修正することもあります。
砥ぎになれていない方であれば1000番前後の中仕上げ砥石がひとつあれば十分で、これで砥ぐだけでも切れ味が全然違います。
も少し本格的にやりたい方や鋭い切れ味を求める方であれば3000~6000番くらいの仕上げ砥石も併せて買って、1週間に一度くらい仕上げ砥石でメンテナンスしつつ一か月に一度は中仕上げ砥石で刃を修正するようにするといいでしょう。
初心者におすすめの砥石の選び方
筆者はいままで飲食店勤務や自宅での調理用の包丁メンテナンスのためにさまざまな砥石を使ってきました。
そうしてわかったことは、高級寿司屋のように切れ味で大きな味の違いを生んでしまうシチュエーションや肉屋・魚屋のように包丁にかける負担がけた違いの場合でない限り、そう高価な砥石は必要ないということです。
特に初心者の方であればまずは砥石に慣れることが最優先。
それを考えた上で今回は筆者に使用経験のある砥石からコストパフォーマンスの高いものや少し高価だけどこれを買っとけば間違いない砥石を厳選して紹介しました。
ぜひ参考にして砥石を選んでみましょう。
初心者におすすめの砥石3選
初心者におすすめの砥石1「貝印 仲仕上砥石 #1000」
日本を代表する刃物メーカーの貝印が展開する砥石シリーズはいくつかありますが、これはそのなかでもっともスタンダードな砥石の中仕上げ砥石(1000番)です。
特徴は受け皿部の使い勝手のよさで、しっかりとした滑り止め機能ととぎ汁を落とせる溝がついているため、狭いキッチンでも気軽に砥ぎを行うことができます。
刃物メーカーが作る砥石だけてあってプロはもちろん初心者でも気軽に砥石を使えるように考えられた気遣いのある製品で、やはり自分で使う包丁は自分でお手入れするべきという気持ちにさせてくれるアイテムだといえます。
製品は300番、1000番、3000番の3種類ですが、ご家庭で使うなら1000番があればそれ単体で砥ぎを完結させることも可能です。
はじめてでいきなり番手を使い分けて研ぐのはめんどうなので、まずは1000番砥石が欲しいという方におすすめしたい砥石ですね。
初心者におすすめの砥石2「キング砥石 6000番 仕上げ砥石」
松永トイシという砥石専門のメーカーから発売されている人造砥石の代表ブランド「キング砥石」。
豊富なシリーズ展開でサイズや番手の選択しも多く、ハッキリいってこだわりがなければキング砥石から必要な番手のものを選べば砥石はオッケーだと思っています。
余計なものを一切排除したじつにシンプルな砥石で、人造砥石としてはこれ以上のスペックを求めることもあるまいという安心感です。
価格も安く、コストパフォーマンスでいったら最強ではないでしょうか?
飲食店のプロの方にも愛用者が多く、砥石といったらキング砥石と考えている人も多い、いわゆる「これを買っておけばOK」的な立ち位置です。
しいて言えば商品展開が豊富すぎてどれを買えばいいのかわからないのが欠点。
筆者が今回紹介しているのは6000番の仕上げようなので、これだけ買っても砥ぎとしては不十分です。
まずは先程の貝印でもキング砥石でもいいので1000番くらいの中仕上げを買って、余裕があればこの仕上げ砥石も買ってみてください。
感動的な切れ味を実現できますよ。
初心者におすすめの砥石3「BearMoo 両面砥石1000/4000」
アマゾンのスポンサープロダクトとして販売されている複数の砥石のうちのひとつです。
本格砥石としてはいわゆる廉価番で、砥心地だけみればさきほどの二種類には劣りますが、100円ショップなどで買える1000円以下の安すぎる砥石と比べれば雲泥の実力。
とにかく安いのがいいという方は選択肢にいれてみてください。
たまに砥石を使う程度ならこちらの砥石でじゅうぶんです。
コンビ砥石といって両面がべつの番手になっていて、こちらは1000番と4000番なのでこれひとつで刃の修正から仕上げまで行えるのも魅力。
付属の簡易的なすべてり止めもそんなに悪くなく、狭いスペースで気軽に研げます。
価格が2000円を下回ってこのクオリティはまさに使えるギリギリのラインを攻めたといえる砥石です。
ある程度砥石を使ったことある人にはおすすめしませんが、本当にはじめて砥石に触るなら練習もかねてこの砥石を使ってみるのはアリです。
1000円くらいのダイヤモンドシャープナーを買うくらいならこの砥石を買って一度研ぐということの快感を感じて欲しいですね。
初心者におすすめの砥石3選のまとめ
初心者の方におすすめしたい砥石を紹介してきました。
砥石は一度使うと快感を覚えるほど切れ味がよくなります。
コツをつかむまで少し練習は必要ですが、思っているよりは簡単な作業なので、ぜひ機会をみて砥石を手にいれて砥ぎに挑戦してみてください。
きっと日々の料理が楽しくなるはずですよ。
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