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ダマスカス包丁って実際どうなの?耐久性、手入れ、切れ味などについて解説

ダマスカス包丁とは?


「なにか良い包丁がないか」とある程度の価格帯の包丁を探しているとダマスカス包丁という名前の包丁に出会うことがありませんか?



中世的な世界観のファンタジーフィクションやゲームが好きな方は作中に登場する強力な武器素材として認識している方もいるかもしれませんね。


このダマスカス包丁、調べてみてみもイマイチそのメリット・デメリットが簡潔にまとめられていない記事も多いように思います。


そこで本記事ではダマスカス包丁の特徴をさまざまな角度から検証、じっさいどのような魅力のある包丁なのかを解説していきます。


ダマスカス包丁を買うかどうか悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。


ダマスカス鋼とは?

ダマスカスとはもともと古代インドに存在していたといわれる鍛鉄によって作られた鋼材の一種です。


この鋼は別名ウーツ鋼と呼ばれており、鉄なのに錆びない、圧倒的な切れ味が特徴とされていました。


この鋼がいったいいつ誕生したのか、そもそも本当に錆びなかったのかなど解明されていない事柄も多い謎多き鉄であり、そうした神秘性が現在では多くのファンタジー作品などで貴重で強力な道具の素材として引用されてたりもしています。


いっぽうでこうしたある種伝説的な素材に憧れた近代の科学者が錆びない鉄を求めて完成させたのがステンレスだという考え方もあり、ダマスカス鋼の存在が現代の私たちの生活に間接的に役立っているという見方もできるでしょう。



ダマスカス鋼の歴史についてはニッテクリサーチの長谷川泰秀氏が書いたレポート「“ダマスカス鋼”の謎に迫る」がじつに詳しく、また興味深い内容なので興味のある方はご一読をおすすめします。

包丁の加工法としてのダマスカス

現代において市場に出回っているダマスカス包丁は古代インドより伝わるダマスカス鋼を用いた包丁なのか、というと実はそうではありません。


ダマスカス鋼の鍛鉄技術はすでに失われており、現代科学をもってしても正確に再現することはできていないのです。


ではどうしてダマスカスという名がついているのかというと、いま私たちが手にいれることができるダマスカス包丁は芯の鉄材に別種の鉄材を何十層も重ね合わせることでダマスカス模様が浮き出ているからなのです。



このダマスカス包丁の製法は積層鋼包丁ミルフィーユ包丁などとも呼ばれます。


もともとは福井県の武生特殊鋼材株式会社で産み出され、今現在もそのほとんどがこの会社から仕入れた積層鋼を用いて作られています。


ダマスカス包丁においては基本的に芯に使用される素材が切れ味を決定します


現代のダマスカスはそれ自体が究極の切れ味を実現するためのものというよりは、装飾性に重きを置いた加工法となっているといえるでしょう。

ダマスカス包丁のメリットとデメリット

ダマスカス包丁のデメリット

ダマスカス包丁は美しい模様を出すために何十層も鉄を重ねていくため、ふつうの包丁よりも加工に手間がかかります。


そのため同スペックの包丁と比べると価格が少し高くなってしまうのがデメリットです。

ダマスカス包丁のメリット

なにより見た目が美しいのが魅力です。


ダマスカス特有の模様が刀身に浮き出ており、普通の包丁と比べると存在感が違います。


プレゼントや調理初心者で形から入りたい人にもおすすめの包丁といえるでしょう。


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ダマスカス特有の模様


また生産面・実用面においても複数のメリットがあり、加工の仕方しだいではありますが、曲がりにくく折れにくい、刃付や研磨が容易になる、対腐食性の向上、切れ味の向上といった包丁の基本的なスペックを高めることに繋がるという報告もあります。


ダマスカス包丁の切れ味と耐久性は芯の素材で決まる

切れ味や耐久性はどちらかというと芯に使われている素材に依存することになります。


ダマスカス包丁だからといってベースの芯材がしっかりしていなければ切れ味や耐久性も期待できないということです。



もっといえばダマスカス包丁の場合は芯材とそこに重ねられていく積層の材料に依存します。


現在包丁の素材にはさまざまなものが用いられており、錆びないステンレス材だけでみても相当な数があります。


ダマスカス包丁のような高単価の包丁を欲する方であれば長くお手入れしながら使っていく前提でしょうから芯材にVG10が使われているものがおすすめです。



VG10(V金10)

ステンレスタイプの素材としてはもっとも一般的なモリブデン鋼の上位素材的な位置付け。


切れ味、持続力の面でモリブデンより優れている素材で1万円前後の中級クラスの刃物によく使われる。
ダマスカス包丁にもよく使用される材質。


この材質は硬度も高くて耐久性・切れ味もよく、よほど繊細な切れ味を要求する職人さんレベルでない限りはプロ仕様としても利用されます。


芯材にVG10を使用したダマスカス包丁



家庭用で考えたら十分な切れ味と耐久性です。


こうした素材を用いた包丁は価格的には安価な包丁とはいかないケースも多いですが、下手に安いものを買って1年程度でダメにしてしまうくらいなら倍払って良いものを買った方がいいでしょうね。



ちゃんとお手入れすれば毎日使っていてもご家庭なら10年以上使うことも可能です。


ダマスカス包丁に拘ってもこれらの素材をベースにしたものを見つけることも可能です。


物によってはダマスカス加工のないものとさほど価格の変わらないものもあるので、探してみても面白いもかもしれませんね。

ダマスカス包丁のお手入れについて

ダマスカス包丁のお手入れは基本的には普通の包丁と変わりません


ベースに使われている芯材が不錆材であれば多少濡れたままにしていも錆び付いてしまうこともないですね。


ただし切れ味が落ちてきて研ぎ直す際には刃先のみを研いでいくように意識しないとせっかくの模様が薄まっていってしまいます


もちろん長い目でみれば砥ぎ作業を繰り返して刃先が短くなるにつれてしだいに模様部分も削っていく必要は出てきます。

ダマスカス包丁って実際どうなの?耐久性、手入れ、切れ味などについて解説のまとめ

本記事では包丁市場でよく見かけるダマスカス包丁について解説してきました


ダマスカス包丁の実態を丁寧に解説しているメーカーさんは少なく、混乱している消費者も多いのではないでしょうか。


ダマスカス加工は必ずしも実用性を向上させるというよりも、見た目を良くして高級包丁のブランドバリューを高めるために行われているケースも多く、初心者に購入を推奨していない刃物マニアも一定数いらっしゃいます。


とはいえダマスカス包丁は切れ味や耐久性も一般用として考えると高品質な傾向にある(=もともとの芯材も良いものを使っていることが多い)のでナマクラを掴まされて後悔するケースは少ないという印象です。


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新しく包丁買ったよ🔪✨ 旦那さんが先月買ったばかりの鋼の菜切り包丁を食洗機に入れてくれまして、サビサビに…。 (クレンザーで取れたけど) そんなことがあり、お値段がそこそこで、ステンレスで切れ味も良くて、できればおしゃれな感じのがないかなぁと探してたらありました🤣 コンセプトに「キッチンをはなやかに」 『最も愛される家庭用包丁』を目指しましたとあって、これだ!!と即決。 そうなのよ。家庭用ってのが大事なのよ! 実際持ってみたら、重さも刃の厚さも程よくあって使いやすい。 ダマスカス紋様もギラギラしてないし、持ち手には梅の刻印💓 良いよー。良いよー。 箱も素敵だったので、むだに写真のっけます✨ #恵比寿刃 #YEBISUYAIBA #ダマスカス包丁 #三徳包丁 #ペティナイフ #肉切り包丁

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ダマスカスによって現れる模様は確かに美しくデザイン性をみれば非常に優れた包丁ですし、なんとも心を惹き付けられる刃物です。


メリット、デメリットを理解して包丁選びの選択肢に入れていみてもいいかもしれませんね。


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やはり見た目の美しい道具のほうが使っていると愛着が沸きますしね。


当ブログでは海外で型取りすることで価格を半額近くにおさえていれる、VG10を芯素材に使用したダマスカス包丁【hana by YEBISU YAIBA】のレビューも行っていますので参考にご覧いただければと思います。


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