新品種などが毎年市場に並んでは消えていく・・・フルーツ業界はまさに戦国時代と言われていますが、まだ新しい品種ながらフルーツ好きからはすでに確固たる地位を確立しつつあるのが『レインボーレッドキウイ』です。
まだまだ一般的になったとはいえないキウイフルーツの一種ですが、最近では量販型のスーパーなどにも回ってくることが多く、注意深く見ていれば見かけることもあるフルーツ。
その味わいや香りは絶品で、なにより見た目も美しいのです。
ぜひレインボーレッドキウイの魅力や価格、食べ頃を知って、旬の時期に楽しんでみましょう!
きっと新たな味への出会いに感激するハズです!
- 赤いキウイ?レインボーレッドキウイとは?
- レインボーレッドキウイの旬の時期
- レインボーレッドキウイの価格
- レイボーレッドキウイの選び方や追熟について
- レインボーレッドキウイの味と食べ方
- レインボーレッドキウイは超絶美味なフルーツの まとめ
赤いキウイ?レインボーレッドキウイとは?
レインボーレッドキウイは静岡県富士市の小林利夫さんが発見し品種として確立させた比較的新しいキウイフルーツの品種です。
その名の通り果肉の種の周りが赤く発色しているのが特徴です。
表皮は通常のグリーンキウイと比べると少し褐色がかっていて、サイズは小玉から中玉くらいまで、他のキウイと比べると全体的に小粒なのが特徴です。
ちなみに写真で紹介しているものはレインボーレッドとしてはかなり大玉の部類かと思います。
このサイズはスーパーにはまず出回らないので、通販などで取り寄せるしかないでしょうね。
国内では「プリンセスレッドキウイ」「レインボーレッド」「瀬戸内のめぐみ」などのブランドネームがつけられ、静岡県、愛媛県、福岡県などを中心に栽培されています。
日本のキウイフルーツ市場の中でもわずか0.5%以下の生産量といわれており、非常に稀少なキウイフルーツですが、最近では量販型のスーパーなどに出回ることもあるので食べたことのある人はいらっしゃるかもしれせんね。
2020年には、同じく果肉の赤いキウイとしてゼスプリ社が開発したゼスプリ・ルビーレッドが日本で出回り始めました。
こちらはレインボーレッドよりもさらに赤みが強く、味わいは少しやわらかい印象です。あわせてチェックしてみてください。
大玉を購入したい場合は通販を利用してみるといいでしょう。贈答用などにも非常に適しています。
レインボーレッドキウイの旬の時期
キウイフルーツというとトロピカルフルーツとして夏のイメージが強いかもしれません。
しかし日本国内で栽培されるキウイフルーツの旬はじつは冬。
レインボーレッドキウイはそのなかでも収穫・流通が早く、9月半ばから10月にかけての1~2か月間のごく短い期間にだけ流通します。
キウイフルーツとしては物持ちが良いほうではなく、すぐにやわらかくブヨブヨになってしまう(それでも追熟など含めれば1~2週間程度は楽しめますが)ため、店頭に並ぶ時期もその量も限られており、なかなか目にする機会は少ないかもしれません。
取り寄せてでもぜひ食べてみたい幻のキウイフルーツとでも言えるでしょうか?
レインボーレッドキウイの価格
レインボーレッドはフルーツとしては比較的高級フルーツです。
参考までに写真のレインボーレッドキウイで230円。ネット通販でチェックしてみても大玉だと一玉200円以上はしてしまうところが多いですね。
小玉ですと一玉150円前後からのものもあり、30玉ほど入っているケース買いなどだと非常にお得に購入できるケースも少なくありません。
贈答用に使いたい、多少高くても質の良いものが欲しい・・・という方は大玉のものを。
試しに食べてみたい、まとめてお得に買って友達や職場で分け合いたいという方は小玉のものを選ぶといいのではないでしょうか?
レイボーレッドキウイの選び方や追熟について
レイボーレッドキウイはキウイフルーツの一種なので、収穫時はとても硬く食べごろになるまで追熟が必要とされます。
食べ頃かどうかは軸の部分を軽く触ってみて弾力を感じられるかどうかで判断しましょう。
グリーンキウイなどと比べると追熟にかかる時間は短く、購入して3日程度で食べごろをむかえる個体が多い印象です。
劣化するのも早いので食べごろになったら冷蔵庫に入れてそれ以上の追熟をおさえ、なるべく早く食べてしまいましょう。
特に小さい個体は変化が早く、少し柔らかくなったと思ったらすぐにとろけるほど追熟が進んでしまうこともあります。
いくつかまとめて購入した場合は、少し硬めの段階から様子を見ながら徐々に食べていくことをおすすめします。
レインボーレッドキウイの味と食べ方
それでは実際にレインボーレッドキウイを食してみましょう。
今回撮影に使用した個体はレインボーレッドキウイのなかでは赤さが薄いものでした。
本来は種の周りがもう少ししっかりと赤色づいています。個人的な経験では赤さと質の高さは比例しません。今回の個体はむしろいままでもかなり美味しい個体でした。
キウイフルーツの剥き方に関しては以下の動画が参考になるでしょう。
今回はこんな感じでカットし盛り付けてみました。
追熟具合も非常にちょうどよく、食べてみるとトロリした食感で非常に濃厚。
キウイフルーツにありがちな強い酸味はほとんどなく甘みがとても強い。後から口内に芳醇な香りが広がるのも特徴です。
グリーンキウイより甘みが強いゴールドキウイよりも、レインボーレッドキウイはさらにもう一段階甘くて芳醇です。
まるで発酵しているかのような濃い香りが広がり、これがまた甘みの強い果肉とあわさってじつに豊かな味わいを体験させてくれます。まさに味わい、香り、見た目に至るまで秀逸なフルーツだといえるでしょう。
今年もレインボーレッドキウイにありつけました。相変わらずウマイなぁ。独特の発酵臭(のように自分は感じる)があってお酒との相性もバツグン。今の時期ぜひ食べてみて欲しいフルーツのひとつ。 pic.twitter.com/kcOtwnhugD
— おいしけりゃなんでもいい (@bollet_jp) 2018年10月20日
レインボーレッドキウイは超絶美味なフルーツの まとめ
レインボーレッドキウイは流通時期もごく限られていて、なかなか食べる機会のないフルーツだと思います。
しかし実際に食べてみると非常においしいフルーツでもあり、毎年わずかな流通時期を狙っている人も少なくありません。
もし気になっている人がいればぜひ手に取って食してみてほしいフルーツです。
近所で見かけることがなければ楽天やヤフーショッピングなどを通して購入してみてください。きっと魅力的な食体験になることでしょう。
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