日本を代表するフルーツといっても過言ではないりんご。
日本のりんごは非常に優秀で多種多様。
加工用が一般的で甘みの少ないヨーロッパ系のりんごと異なり、甘みが強くそのまま食べて美味しいのが日本のりんごの特徴の一つでもあります。
今回ご紹介するりんごは、糖度14度前後と桃やメロンとそん色ないレベルの甘みを持つ幻のりんご「こみつ」(高徳)です。
市場でもなかなか見かけることのできないこみつ(高徳)の魅力を知って、ぜひお取り寄せしてみましょう。
- 栽培難易度の高いりんご"高徳"がこみつの正体
- こみつ(高徳)の特徴
- こみつ(高徳)の旬の時期と値段は?
- こみつ(高徳)の食べ方
- こみつ(高徳)の表面のベタベタはワックス・農薬じゃない
- 幻のりんご、こみつ(高徳)とは?のまとめ
栽培難易度の高いりんご"高徳"がこみつの正体
まずはこみつとはどんなりんごなのか、その秘密に迫りましょう。
こみつは高徳のブランドネーム
こみつは"高徳"と呼ばれる品種名のりんごに青森県津軽石川農協が独自の規格を設けてブランド化したりんごです。
フルーツの世界では特定の品種のフルーツに農協などの団体が独自に規格(大きさや糖度など)を設け、名前を付けてブランド化することがよくありますね。
栽培難易度の高い高徳
高徳はもともと1985年に品種登録されていたりんごでした。
しかし栽培難易度が高いことから生産数は伸びず、ほぼ絶滅品種になりかけていたのです。
そんな高徳に目をつけて規格化し品質を安定化させようとしたのが青森県津軽石川農協。
この農協の尽力によって高徳は2007年にこみつとしてブランド化されます。
以後、その味わいのレベルの高さと見た目の良さからりんごフリーカー、フルーツマニアたちから支持を集め、近年では一般の方にも"幻のりんご"として認知されつつあります。
こみつ(高徳)の特徴
こみつ(高徳)はどんなりんごなのでしょうか?
その特徴について解説します。
こみつ(高徳)の見た目
こみつ(高徳)の特徴はまずその小ささです。手のひらにおさまる程度の、りんごの中では小さい部類に入ります。
この小ささが商品化を敬遠された理由でもありましたが、今となっては逆にこみつを印象付けるものとなっています。
他のりんごと比較すると小ささは一目瞭然ですね。
果肉は黄色っぽく、蜜の量がほかのりんごと比べて異常に多いことが特徴です。
りんごのおいしさは必ずしも蜜の量に比例するワケではないのですが、その見た目の鮮やかさもこみつの人気の秘密です。
こみつ(高徳)の味わい
こみつの味わいの特徴はなんといっても糖度14度をほこる強い甘みです。
収穫のさいに糖度16度前後まで樹上で熟成させ、その後収穫し規格を満たしたもののみをこみつとして出荷します。
出荷までの間に糖度は落ちつき、おおよそ14度前後で安定します。
酸味もしっかりと利いているため、決してべたつく甘さではありません。酸味と相まって小ぶりながら非常に食べごたえを感じさせてくれるのもこみつの魅力です。
また、香りが非常に芳醇で、ふつうのりんごと比べると高貴で複雑なアロマを持っています。
りんごといえど、非常に贅沢で特別感のある味わいがこみつの特徴と言えるでしょう。
こみつ(高徳)の旬の時期と値段は?
こみつは10月から11月にかけて収穫されはじめ、順次出荷されていきます。
市場に出回るのは11月から1月にかけてですが、非常に稀少性が高く、一玉で最低でも400円、高級青果店だと1000円近くになることもあるため、見かける機会はそう多くは無いかもしれません。
こみつ(高徳)の食べ方
こみつは他のりんごと同じように食べることが出来ます。
つまり食べ方の自由度は高く、皮ごとまるごとかぶりついてもよし、皮を剥いてカットしても良いのです。
ただ、こみつは他のりんごと比べて蜜が多いため、生産者の皆さんは輪切りに切って食べることが推奨されています。
確かに見栄えも良く、ちょっとした前菜やデザートにもなりそうです。サラダにいれても美味しそうですね。
ただ、個人的にはそのままりんごだけを味わうのならクシ切りをおすすめします。
輪切りだとこみつのジューシー感を味わうには不向きだと感じるので。
こみつ(高徳)の表面のベタベタはワックス・農薬じゃない
こみつに限らず、りんごの表面のベタベタをワックスや農薬だと思っている方がいますがそれは間違いです。
りんごの表面のべたべたはパラフィン、アルコール、飽和脂肪酸などのろう質で、完熟するに伴って乾燥を防ぎ自らの鮮度を保つためにまとわせているものです。つまり美味しいりんごの証拠でもあるのです。
気になる方は水洗いしてもよいのですが、清潔なふきんでキュッキュッとふきあげると見事なツヤのあるりんごになり見た目にも美味しそうになりますので、写真のように包んでふきあげてみてください。
特にこみつは樹で完熟するまで生育しているためベタつきが強い傾向にありますが、決して身体に害のあるものではないので安心しましょう。
幻のりんご、こみつ(高徳)とは?のまとめ
こみつは糖度14度前後もあるりんごの中でも特に味の濃いりんご・高徳を青森県津軽石川農協がブランド化したりんごです。
幻ともいわれる味わいをぜひシーズン中に楽しんでみましょう。
流通時期はごく短い間のみ、手に入れようとしてもなかなか機会に恵まれないりんごです。取扱いのある青果店や産直サイトで早めに申し込んで届くのを待ちましょう!
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