日本では冬から春にかけてシーズンごとに旬の果物を楽しめますが、なかでも柑橘の種類は非常に多いです。
そんな中でも小粒なフォルムが可愛らしいのが金柑です。
柑橘類の中でもあえて手を伸ばす人は少ないかもしれませんが、実は小さいながらにすごい奴。
今回はそのままパクっと食べても魅力的な金柑の食べ方や選び方、種類に迫ります。
金柑の選び方
金柑は味の個体差が比較的激しい柑橘です。
美味しい物をチョイスできると甘さ、酸味、苦みが絶妙でいくらでも食べてしまえそうな魅力的な果物ですが、あまり質の良くないものは苦みが強く甘さが弱いため食べ飽きしてしまいます。
そこでまずは美味しい金柑の見分け方を学んでいきましょう。
美味しい金柑の見分け方
金柑は店頭ではパック売りされているのが基本。
高級なものになると箱入りのものなどもみられます。
お店によっては生産者や産地、種類ごとに多数の金柑が売られていることがありますが、美味しい金柑を選ぶポイントは3つ。
- 粒が大きくて表面がツヤツヤしている
- ヘタの部分が鮮やかな緑でみずみずしい
- 果皮がオレンジから少し赤みがかった濃色
また、パック詰めされている場合は上段の見えやすいところにわざと質の良いものを詰めることもあるので、パック裏から下段の金柑にも注目して質の良いものを選びたいところですね。
完熟の金柑を狙おう
店頭で美味しい金柑を探す場合は"完熟"というキーワードに注目すると割と簡単に美味しい金柑を見つけることが出来ます。
金柑の場合は完熟として販売されているものの多くは木の上で限界ギリギリまで育てたことを示しています。
そのため糖度が高く、味が濃く、大玉の果実になっており、とても濃厚な味わいを楽しめます。
もちろん手間がかかるので値段は少し高くなりがちですが、完熟の金柑は酸味がおさえられ甘みが強く噛んだ時のジュワっとした果汁感がたまりません。
そのまま食べるならぜひ完熟金柑を探して食べてみてほしいですね。
👇完熟の金柑を探す
逆にコンポートや製菓などの加工用であれば多少傷があったり、完熟でなくても十分だと言えるでしょう。
金柑の食べ方
金柑の食べ方についてご紹介しましょう。
金柑を自分で購入して生で食べる機会のない方は意外と食べ方を知らないと思いますので、筆者が手に入れた美味しい金柑を参考にご紹介したいと思います。
今回手に入れた金柑。
見てください、この見事なツヤ!美しいですね。
写真では分かりづらいですが30玉ほど入った箱入りです。
こちらは鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」のブランド"いりき"という金柑で、ハウス栽培で生成り熟成させた、いわゆる「完熟」金柑。糖度は16度以上となっています。
表面のツヤと赤みがかった感じが完熟を証明しています。
生産者側のコメントでも生で食べるべしとありますので早速そのまま頂いてみましょう。
まずは軽く表面を清潔な布きんでふき取ったあと、つまようじを用意して枝のついていたヘタの部分を取り除きます。
横半分にカットし、房に入っている大きめの種も取り除いていきましょう。
あとは皮ごと食べられます。"いりき"は農薬使用に制限があるため安心してそのままパクリと食べられます。
おやつでもデザートでも口直しにもピッタリですね。
金柑の保存方法
金柑は収穫されてから経っている時間にもよりますが1~2週間は風通しの良い場所で保存することができます。
2~3週間程度保存したい場合は新聞紙やポリ袋に包んで乾燥しないようにし、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
柑橘なので基本的には物持ちがいいフルーツだといえますが、完熟金柑などは収穫から味が落ちていくので早めに食べてしまうにこしたことはありません。
金柑の種類
金柑にはたくさんの品種系統が存在します。
ここでは金柑品種の大まかな違いについて解説していきますね。
一般的な食用金柑品種はネイハキンカン
金柑は厳密に品種で見ていくと非常にたくさんの品種が存在し、木上に鮮やかで小振りなオレンジ色の実がなるため見栄えも良くガーデニングにも好まれます。
しかし食用として食べられる品種はネイハキンカン(寧波きんかん)という品種がほとんどです。
一般に流通している味の濃い金柑はほとんどがこのネイハキンカンなのではないでしょうか?
それ以外にもマルキンカン、チョウジュキンカンといった品種も食用として利用される事がありますが、どちらかというと加工用になることが多いと言われています。
ネイハキンカンはブランド化されることも多い
生食用としても優れているネイハキンカンは自治体によってブランド化されることも多い品種です。
宮崎のたまたまとたまたまエクセレント
金柑で最も有名なブランド商品といえば宮崎県の"たまたま"。
糖度16度以上を満たしたネイハキンカンの完熟モノで、宮崎県のブランド金柑です。
これが直径3.3cm以上、糖度が18度以上という基準を満たすと"たまたまエクセレント"という呼び名になり、全国の金柑ブランドの中でトップの規格になります。
特にたまたまエクセレントは価格もそれなりなので、もし試してみたい場合はふるさと納税などを利用して購入するのがオススメです。
たまたまの通販。 たまたまエクセレントの通販。
鹿児島のいりきと春姫
鹿児島でもブランド金柑の生産が盛んで、先ほど紹介した鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」のブランド"いりき"の他に、JA南さつまが認定する糖度16度以上の"春姫"というブランドもたまに見かけることがあります。
いりきの通販。
春姫の通販。
いずれも金柑の場合は完熟で糖度16度を超えるというのがブランド化のひとつの基準になっています。
これらの金柑は2月頃の最旬を迎えると糖度18に達する個体もあらわれ、その甘みは葡萄並みと言われています。
金柑の食べ方・選び方・保存法・種類|種だけとって皮ごと食べられるのまとめ
金柑の食べ方、選び方、種類について見て参りました。
柑橘は皮や種の処理がめんどくさいと思っている方も皮ごと食べられる金柑なら気軽に楽しめると思います。
ぜひ金柑の魅力を思う存分味わってみましょう。美味しい金柑の味を知ったら虜になること間違いなしですよ!
おいしい金柑を購入するならふるさと納税が圧倒的にお得!実質2000円で1万円以上の高級フルーツを購入することも可能です。
フルーツを通販するのに抵抗のある人も多いと思いますが、ナマモノだからこそ産地直送で一番いい状態のものを送ってもらった方が確実です。
ぜひふるさと納税で産地に感謝しながら本当においしい金柑を楽しんでみましょう。
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