湯島にある老舗グラスメーカー木村硝子の製品はどれも繊細で優雅。
ほかのブランドにない個性的かつ機能性の高いグラスはプロからの信頼も厚く、気の利いた飲食店で使われています。
なかでも高い人気を誇る「サヴァ」というグラスは、飲み物をいれると折れてしまうのではないかと思うくらいに繊細です。
飲み口も薄く、このグラスでお酒を楽しむと不思議とお酒の持つ堅苦しさが解き放たれ、柔らかい雰囲気を帯びるようです。
本記事では筆者も愛用する木村硝子のサヴァ15ozを評価・レビューしていきます。
ご自宅お酒を楽しむときはもちろん、ギフトにもおすすめしたい名品です。
木村硝子の「サヴァ 15oz」の外観と特徴
「壊れそうな繊細さ」をコンセプトとして展開される木村硝子のサヴァシリーズ。
メーカーいわく実用性よりも繊細さにこだわっているとのことで、たしかにちょっとした拍子にいとも簡単に砕け散ってしまいそうな儚い質感がサヴァシリーズの特徴でしょう。
サヴァは現在ワイングラスとシャンパングラスで計10パターンのグラスを展開しており、そのどれもが薄く繊細ながらどこか華やかなデザインに仕上がっています。
なかでも筆者が普段愛用しているのはサヴァ15oz。
ワインのほかビールなどにも使ってほしいというこのグラスはサヴァシリーズで最も人気が高いといわれているグラスでもあります。
恐ろしいほど細いステム。
ビールをたっぷり注いだら液体の重みで折れてしまいそうです。
生産国はスロバキアで素材はカリクリスタル製。
容量は460ccで高さ170mm、口径64mm、最大径90mmとなっています。
もう一脚、筆者が所有しているサヴァのワイングラス14oz。
こちらは口径が広く作られています。
木村硝子の「サヴァ 15oz」の使い勝手の評価
この恐ろしく繊細な木村硝子のサヴァ15oz。
飲み口の薄さもさることながら、とにかく持ち手のステム部分が細くてとても特別感のあるグラスです。
薄い飲み口で液体がダイレクトに舌に当たるので、より繊細な味わいを楽しむことが可能。
大きめのボウルでしっかりと香りを閉じ込められるようなデザインになっているので、赤ワインはもちろんですがブランデーやウイスキーのストレートにもおすすめできます。
ウイスキー用のグラス、人によってこだわりがあると思いますが最近自分がハマってるのがコレ。木村硝子のサヴァ15oz。ボウルが大きすぎてハードリカー用としては敬遠する人も多いかもしれないですが、最中より残り香が素晴らしく楽しめます。注ぐお酒は選びますが・・・。 pic.twitter.com/vM8WXJIcFY
— Jorge(ホルヘ)@おいしいをゆるーく探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」運営中 (@bollet_jp) 2019年5月2日
ビールを注ぐときはあまり入れすぎないように。
試したことはありませんが、マックスまで注いでしまうと液体の重さでステムが折れてしまいそうです。
このタイプのフォルムのグラスはボウルの膨らみ程度までに注ぐ液体を留めておくのがよいでしょう。
香りを引き出しながらちょっとずつ楽しんでください。
ビールを注ぐ場合は香りの強いエール系のビールのほうがあいそうです。
お手入れは中性洗剤を付けたスポンジを軽くとおしてから水洗いするだけですが、普通のグラスと違って口部が薄いので逆さにして水切りにおかないように。
水洗いしたあとはなるべくすぐに清潔な布巾(出来ればグラス専用タオル)で拭きあげるようにしましょう。そうすれば水垢がつくこともありません。
木村硝子の「サヴァ 15oz」の種類
木村硝子のサヴァには現在10種類のラインナップが存在します。
基本的にはワイン系グラスのみとなりますが、ものによってはビールやブランデーにも使える便利なグラスなので、ぜひデザインや容量で選んで使ってみてはいかがでしょうか?
特別なお酒の時間を楽しめると思います。
ここでは筆者も気になる特にオススメのサヴァグラスをピックアップします。
木村硝子「サヴァ15oz」
今回主にご紹介しているサヴァのワイングラス15oz。
サヴァシリーズのなかでも特に人気が高いのは汎用性の高さと適度なサイズ、かわいらしいフォルムにあるといえるでしょう。
汎用性も高く、サヴァシリーズをどれかひとつ買うならやはり15ozがオススメです。
木村硝子「サヴァ14oz」
広く開いた口が特徴的な14oz。
15ozと比べると香りを発散しやすい形状になっており、スッキリとした白ワインのなかで味の濃いめものや甘口ワインなどにおすすめできそうです。
筆者は個人的にベルギービールなど香りの強いビールにもこのグラスを使用しています。
強烈で個性的な香りが適度に発散され、絶妙なバランスで楽しめるものがあるんですよね。
木村硝子「サヴァ29oz」
かなり大容量なこちらの29ozはグラスのなかでデキャンタ(=ワインを開かせる)イメージです。
まだまだ飲み頃に達しないワインを強制的に酸化させポテンシャルを引き出したり、厚みのあるワインに適しています。
見た目にもインパクトがありますが、このサイズのグラスは汎用性がなくなかなか手が出ないので、あえてのギフトなどにもオススメです。
木村硝子「サヴァ12ozシャンパーニュ」
サヴァには2種類のシャンパングラスがありますが、こちらは少しゆとりをもって作られたシャンパングラス。
シャンパングラスというと泡を閉じ込めるために小さめに作られている印象もありますが、香りを引き出すにはある程度のゆとりも重要。
こちらのシャンパングラスは普段飲んでいるシャンパンの印象を大きく変えてくれる可能性を秘めています。
ぜひ試してみてほしいですね。
木村硝子の「サヴァ 15oz」の評価まとめ
本記事では繊細で儚いワイングラス「サヴァ」の評価レビューを行ってきました。
個人的にもお気に入りのグラスシリーズで、お手入れなどには多少気を遣いますが一度使ってみると病みつきになってしまう魅力の溢れたグラスです。
ぜひ一度手に取ってその魅力を体験してみてほしいですね。
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