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木村硝子のうすはりグラスをレビュー【COMPACT(コンパクト)シリーズ】

うすはり


いつ頃からか、ちょっと気の利いた飲食店での常識のようになってきた「うすはりグラス」。


ガラスとは思えないような極薄のグラスで最近ではアイスコーヒーやアイスティーなど、喫茶店でうすはりをチョイスするところも増えてきましたね。


もちろんビールやハイボールなど酒器としても素晴らしい体験をさせてくれるうすはりグラスですが、メーカーによって値段や性能が微妙に違います。


本記事では筆者が愛してやまない木村硝子のうすはりグラス「コンパクト」をレビューしていきます。


うすはりグラスについて

うすはりグラスというのは松徳硝子というメーカーの登録商標です。


もともと電球製造を行っていた同社が新しい事業として電球製造の技術を活かして1989年に産み出したのが「うすはりグラス」


時代を前後して各ガラスメーカーでも"うすはり"に似たような薄いグラス作りがブームとなっていて、いまでは日本だけでなく海外メーカーでも"うすはり"のようなグラスが生まれてきています。


日本では松徳ガラスの「うすはりグラス」が語感とストーリー性から浸透し、薄い造りのグラスを総じて"うすはり"と呼ぶ傾向にありますが、こうした背景もしっておくとより楽しめるでしょう。

木村硝子のうすはりグラス「コンパクト」とは?

筆者が愛用しているうすはり"系"のグラスが木村硝子の「コンパクト」シリーズです。


1950年代に割烹などで人気をはくしたうすはりグラスの前身ともいわれる「一口ビールグラス」をデザインのベースに作られたコンパクトシリーズ。


商品展開も非常に豊富で、ロックグラスタイプの「コンパクト オールド」から一般的な形状の「コンパクト タンブラー」、少し細長い「コンパクト ゾンビ」などがあり、それぞれに豊富なサイズが展開されています。


材質はバリウムクリスタル。あまりの薄さからよくプラスチックに間違われますがれっきとしたガラス製です。


木村硝子は湯島に本拠地のある老舗硝子メーカーで、気取らないけれどおしゃれで実用性に富んだグラスを多数販売。


価格設定もクオリティに大して高すぎないことから、カフェやバー、レストランなど多くのプロから選ばれるメーカーでもあります。



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木村硝子のうすはりグラス「コンパクト」の外観と種類

木村硝子のコンパクトシリーズは「タンブラー」「Mタンブラー」「ゾンビ」「オールド」「ショット」の5種類のグラスと「アイスペール」の計6種類。


「タンブラー」「Mタンブラー」「ゾンビ」「オールド」はサイズが何種類か展開されています。


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タンブラーの8oz(右)とタンブラー10oz(右)


タンブラーは一般的なコップタイプでビールやハイボールをいれるのにちょうどいいフォルム。最もベーシックなうすはり系グラスタイプといってよく、非常に使い勝手がよいです。Mタンブラーはタンブラーより少し背が低く幅のあるタイプ。


1ozは約30cc程度で8ozで240cc、10ozで300cc程度。12oz、泡を考えて14ozくらいで缶ビールがちょうど一本入るくらいのサイズ感です。


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タンブラーの12oz(左)とオールドの10oz(右)


オールドはオールドファッションドグラス・・・いわゆるロックグラスタイプのフォルム。


オンザロックはもちろんですが焼酎やウイスキーを水割りなどで楽しむのにも適したグラスです。


ゾンビはタンブラーを細長くしたようなフォルムのグラスを指す名称で主にカクテル用。ショットショットグラスタイプの小さなグラスで、2oz=約60ccサイズのみとなっています。


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木村硝子コンパクトの種類

木村硝子のうすはりグラス「コンパクト」のレビュー

筆者がうすはり系のグラスのなかで木村硝子のコンパクトを愛用するのは価格と性能のバランスがとてもすぐれていると感じるからです。


価格は標準サイズでもあるタンブラーの12ozでおよそ1,700円前後でさほど高くなく、ご自宅での日常使いからギフトまで幅広く対応できる設定。


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左がコンパクト、右はノーブランドの普通のタンブラー


厚さ約0.9mmの繊細なグラスはちょっとしたことで割れてしまうのでは・・・と思うかもしれませんが、意外にも軽くぶつけたくらいでは割れることは少なく(もちろん強化ガラスよりは割れやすいですが)お手入れも少しだけ気を遣ってあげればOKです。


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もともとビールグラスをデザインの根幹としているのでビールを注いで飲むと最高においしく、薄い口当たりがダイレクトに口内にビールを伝えてより強い爽快感を得られます。


クラフトビールなどより昔ながらの日本のビール(アサヒスーパードライやキリン一番搾り)のほうがより違いを感じられるのではないでしょうか。


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ハイボール


ハイボールなどもこのグラスで作るとぐっと味が引き締まります。


炭酸のある飲料はグラスが少し薄くなるだけで口内での発砲感に差が出るので、ぜひ試してみてください。


お手入れは中性洗剤を付けたスポンジを軽くとおしてから水洗いするだけですが、普通のグラスと違って口部が薄いので逆さにして水切りにおかないように。


グラス用布巾は「BIRDY.Supplyグラスタオル」がおすすめです。


水洗いしたあとはなるべくすぐに清潔な布巾(出来ればグラス専用タオル)で拭きあげるようにしましょう。そうすれば水垢がつくこともありません。


木村硝子のうすはりグラス「コンパクト」レビューのまとめ

本記事では筆者も愛用している木村硝子のうすはりグラス「コンパクト」について解説しながら使い勝手のレビューをしてきました。


うすはりタイプのグラスは飲食店で使われる高級グラスという印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、意外にもちょっと頑張れば日常使いにもできる気軽さも兼ね備えたグラスです。


日々の晩酌や飲み物を楽しむお供に買いそろえてみてはいかがでしょうか?


タンブラータイプ。


オールドファッションドタイプ。


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