一年を通してさまざまなフルーツを楽しめる日本ですが、和のイメージが強い果物にびわがあります。
一昔前まではびわといえば至るところで樹がなっており、ご家庭で収穫した経験のある人も少なくないと思います。
ここではびわの食べ方、旬、保存方法などを学びながら、びわの魅力に迫っていきます。
最近ではどちらかというと高級フルーツとなってしまったがゆえに食べる機会も減っているという声をよく聞きますが、これを機会にびわの味わいをもう一度楽しんでみてはいかがでしょう。
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枇杷( びわ)ってどんな果物?
びわはバラ科の樹になる果実です。
一昔前までは多くの家庭の庭先などで成っていたため、ある程度の年齢の方や田舎にお住まいの方は非常に身近に感じるフルーツという認識が強いかもしれません。
ハウス枇杷。行きつけの青果店の方が年々フルーツの出始めが早くなっているといってました。まだ味はそんなにのってる印象ではないですが、初物は縁起物なので。さっぱりしていてこれはこれでおいしい。 pic.twitter.com/2XrUX70SCw
— Jorge(ホルヘ)@ゆるーくおいしものを探求中 (@bollet_jp) 2019年4月17日
いっぽうで、最近ではめっきり自然に成るびわは見かけなくなってしまい、若い世代のなかには物珍しいフルーツだと思っている人も少なくないのではないでしょうか。
物持ちがよくないため、果物屋さんで買おうとすると価格に驚くこともあるほど高級果実となりつつあります。
繊細な色合いと味わいから和のイメージが強く感じられる果実*1で、近年では贈答用などにも人気を博しています。
びわの旬
びわは5月頃を旬とする初夏のフルーツです。
近年ではびわの一大産地である長崎県でハウス栽培などが進められていることから、1月頃から市場で見かけることも。
ハウス栽培のものは贈答用などで百貨店や専門店で使われることが多く、身近なところで見かけるのは4月頃からでしょう。
傷みやすく旬の時期も短いため、食べられる機会は年の内でも限られているんですね。
びわの味
びわの味わいはじつに繊細です。
優しい甘さとかすかな酸味、果肉はやわらかく決して主張の強い味わいでもわかりやすい味わいでもありません。
香りも儚く、最近の濃い味のフルーツに慣れている人にとっては少し物足りなく感じることもあるでしょうが、食べていると不思議とほっこりと落ち着く感じがする味わいに魅力を感じられます。
昔庭先で成っていたびわは味がなくおいしくないものも多かったのですが、しっかりと栽培されて市場に流通しているびわは味のクオリティも高く、昔食べたことのある人もびわ自体なじみのない人も一度食べてみる価値はあるでしょう。
びわというと種が大きいわりに実が小さく食べ応えがない、というイメージがある人もいるでしょう。
しかし最近流通しているびわは大玉で可食部も多く、いわゆる庭先のびわと比べると食べごたえのあるものも多いんですよ。
ぜひトライしてみたいですね。
びわの値段は?
最近では庭先で成っているびわを見かけることはだいぶ減ってしまいました。
びわは保存性が悪くすぐダメになってしまうこともあり、売り物としては比較的扱いづらさのある果実です。
じっさいに市場に流通しているびわは果物のなかでも比較的高価な部類で、近所でもぎ取って食べていた経験のある方のなかには売り物としてのびわの値段にギャップを感じている人も多いようです。
ひとたまで100~200円程度の値段になることも少なくなく、大玉で贈答用などにも使えるレベルだと300~500円程度するものもあります。
しかしちゃんと栽培されたびわの味わいは高級果実にふさわしいものなんです。
初夏らしいあっさりとした味わいは変わらずとも、その辺で自生しているものよりもみずみずしく食べごたえもあって、わざわざ買うに値する果実だといえるでしょう。
立派なものは贈答用などにもオススメですよ。
びわの食べ方
びわの食べ方について説明していきます。
びわは皮が剥きやすい果実なので手で剥いていきます。
汚れが気になる方は清潔な布巾で軽く拭きあげるか水洗いしてください。
おしり側から皮を指で剥いていきます。
真ん中に種があるのでその部分に沿って縦方向に切れ込みをいれます。
切れ込みを入れたら優しくスライドさせてふたつに割ります。
種をスプーンで取り出しましょう。
種を取り外したらそのまま食べることが可能です。
びわは変色しやすいので軽くレモン果汁を入れた水にさらして変色を防ぐのもおすすめです。
カットして盛り付ければ立派な水菓子になりますね。
びわの保存方法
びわは温度変化や感想に弱く、非常に繊細なフルーツです。
冷蔵庫は低温障害を起こしてしまいますし、日当たりのいい場所に置いておくとすぐにしなびてしまいます。
そのため保管は風通しのいい場所で新聞紙やポリ袋に包んで常温保存が基本。
理想の環境下に置いておいても3~4日程度で傷んでしまうので、なるべく早めに食べてしまうことが大切です。
食べる際は少しひんやりしているくらいが美味しいので、食べる1~2時間前に冷蔵庫で軽く冷やしてから食べるのがオススメです。
びわを楽しむならふるさと納税を狙おう!
びわは流通時期も限られており、わざわざ買うには価格もそれなりにするフルーツです。
なかなかご家庭で手を出すことも少ないかもしれませんが、そんな方におすすめしたいのがふるさと納税です。
びわは産地である長崎県などを通してふるさと納税で出品されているケースも少なくありません。
ただでさえ傷みやすいのに、スーパーなどに出回っているびわは売れ残って時間が経ってしまっているものも少なくありません。
それに比べてふるさと納税は早い段階で注文しておけば産地直送で新鮮なものが送られてきますから、一番おいしいタイミングでびわを楽しむことが可能なんですね。
きちんと利用すればだいぶお得においしいフルーツを楽しむことができるんです。
ふるさと納税を活用してびわを楽しんでみてもいいかもしれませんね。
枇杷(びわ)の食べ方、旬、保存方法は?のまとめ
いまや高級果実の仲間入りを果たしたびわ。
派手さはありませんが、さっぱり繊細で奥ゆかしい味わいは初夏にぴったりのフルーツです。
ぜひ機会をみつけてびわを食べたり、贈答用にチョイスしてみては?季節感を楽しめるはずですよ。
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*1:もともとは中国が原産