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「ティママン ブランシェ」(池光エンタープライズ輸入)の特徴と魅力を紹介する

ティママン ブランシェ


ビール業界ではクラフトビールがトレンドになって久しいところ。


最近では日本国内のクラフトブリュワリー(醸造所)はもちろん、アメリカやイタリアなど国外のマイクロブリュワリーにも注目が集まっています。


そんななかで根強い人気を誇るビール大国がベルギー。


日本でもコアなファンを有するベルギービールですが、日本人になじみの深いビールからは想像もつかない多様な風味や飲み口を持ったものが多いことから毛嫌いする人もいるのではないでしょうか?


本記事では数あるベルギービールのなかから、まず楽しみたい銘柄のひとつ「TIMMERMANS LAMBICUS BLANCHE(ティママン ブランシェ)」をご紹介したいと思います。


ベルギービールを代表するティママン醸造所とランビックビール

ティママン ブランシェ


今回ご紹介するティママンはベルギーはブリュッセルにある醸造所です。


18世紀にはランビック製法でビールを醸造しており、現存する世界最古のランビックビールの造り手と称されています。


そもそもランビックとはビールの製法(タイプ)のひとつ。


適切に管理された醸造用の酵母を使って作られる通常のビールと異なり、野生酵母を用いて発酵する自然発酵と呼ばれる作り方で製造されたビール。



ランビックは最近では日本をはじめベルギー以外でも「ランビックスタイル」のビールは作られているが、正式にはベルギーの首都ブリュッセルの南西に位置するパヨッテンラント地域で作られるもののみを指すビアスタイルです。


現在ベルギーには10か所程度のランビック醸造所が存在します。


発砲は軽く、ほどよい酸味とドライな飲み口を持つのが特徴。


基本はライトで爽やかなビールで、ここにスパイスや果実を加えて味付けを行ったり、長期の熟成を経ることも少なくありません。


ベルギーで作られるランビックビールの多くは欧州連合(EU)の伝統的特産品保護の対象となっていて、その製法や産地に細かな統制が行われているんですよ。




ランビックではありませんが同じく酸味のきいたビールを作るベルギーのブリュワリーとして筆者が注目するのがデライト醸造所。


非常にユニークなビールを作る事でビアギークにも注目されていますので、ぜひ併せてご覧ください。


「デライト醸造所は今、注目したいおすすめのベルギービール」

ティママン ブランシェの特徴

そんな伝統的なランビック製法で作られるティママン醸造所のビール。


なかでも代表的なのがティママン ブランシェです。

ティママンの最もスタンダードなラインナップ


野生酵母による自然発酵のビールにハーブ・スパイスを加えてから追加発酵。


4.5%という軽めのアルコールに、フルーティーで飲み心地のいい味わいから女性にも非常に人気があるビールです。


日本では酒税法の関係上で発泡酒に分類されていますが、世界的にはビールを語る上で欠かすことのできないアイテムのひとつと言えるでしょう。


ベルギービール好きなら知らぬ者はいない鉄板のビールですが、まだ味わったことがない方はぜひこの機会に楽しんでいただきたいですね。

ティママン ブランシェをレビュー

それではティママン ブランシェを実際に楽しんでみましょう。

シャンパンのような蓋


シャンパンやシードルで見られるコルクに王冠をつけたタイプの蓋が特徴的。


はじめての方は開け方に戸惑うかもしれませんが、キュッキュッと少しずつ力を入れてずらす感じで開けていきます。

一見すると日本の大手ビールと似たような見た目だが、その味わいは全くベツモノ


淡い黄金色の液体。


とろみは少なく泡立ちも穏やかで、いっけんすると日本でよくみるラガーやピルスナータイプのようです。


しかしその違いはまずか香りから感じることができます。


ハーブを加えたことで現れるスパイシーな香り。そしてかすかに乳酸菌飲料のような酸味を感じさせます。


口に含むとラガーやピルスナーのような苦みは少なく、キレのあるクリアな麦ジュース。


そこに酸味とスパイスの風味が豊かに追ってくる伝統的なランビック。


非常にフルーティーで、まるでスパークングワインやシードル(りんごの発泡酒)を飲んでいるかのようです。


ティママン ブラシェを飲んでみよう

ティママン ブランシェはビールが苦手という方にもチャレンジしてみて欲しい飲みやすいビールです。


しかしただ飲みやすいだけでなく、ビール通も納得させる奥深さのある味わいもまた魅力的。


日本にも海外ビール銘柄としてはそれなりに輸入されています。輸入代理店は池光エンタープライズさん。

ティママンの輸入ラベル


ベルギービールに強い酒屋さんをはじめ、通販でも取り寄せて楽しむことは難しくありません。



ティママン醸造所ではスタンダードなブランシェ以外にも複数のランビックを製造しています。


さくらんぼを漬け込んだティママン・クリーク。


さくらんぼの甘酸っぱいニュアンスがランビック好相性です。



フルーティーさが際立つティママン・ピーチ。



木苺の風味が鮮やかでシャンパンのような華やかさがあるティママン・フランボワーズ。



ぜひ飲み比べて好みのランビックを探してみたいですね。

「ティママン ブランシェ」の特徴と魅力を紹介するのまとめ

ティママンはベルギービールのなかでも造り手が少ないランビックビールの名手です。


酸味とスパイス香が絶妙なバランスで飲み心地がよく、ビール通からビールが苦手な方にまで広くおすすめしたいベルギービールとなっています。


フルーツを使ったタイプもあるので飲み比べてみるなど楽しみも広がります。


この機会にぜひティママンのビールを楽しんでみてはいかかですか?



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