日本で暮らしているとビールは「アサヒ」や「キリン」が鉄板、むしろそれ以外のビールを飲んだことがない人も多いかもしれません。
しかし世界ではさまざまなスタイルのビールが楽しまれていて、いまはそんなバラエティ豊かなビールを自由に選んで楽しめる時代です。
日本国内でもクラフトビールがブームとなり、各地でビールイベントが開催されるようにもなりました。
そんななかでクラフト系のビールにちょっと詳しい人なら知らぬ人はいない海外のビアブランドがブリュードッグでしょう。
特に「パンクIPA」は現在のビールブームの火付け役になったといっても過言ではありません。
本記事ではビール好き、いやいやお酒好きを語るならまだ飲んだことがないとは言いづらいブリュードッグ「パンクIPA」の魅力に迫ります。
- スコットランドの異端児、ブリュードッグとパンクIPA
- パンクIPAの味の特徴
- パンクIPAをレビュー
- パンクIPAをはじめとするブリュードッグビールの値段や通販事情
- 「パンクIPA(ブリュードック)」のレビュー|味や値段は?ビール界の革命児のまとめ
スコットランドの異端児、ブリュードッグとパンクIPA
スコットランド北東部、フレイザーバラに2007年4月誕生したブリュードッグブリュワリー(醸造所)。
その誕生は世界中のビール愛好家に衝撃を与えました。
当時、世界的にもビール業界は大量生産が主体で工業的な製品に溢れていました。
日本ならアサヒやキリン、アメリカのバドワイザーやオランダのハイネケンのように誰もが知る、けれどそれ故にどこにでも飲めるビールが市場を席捲。
個性的なビールは売れ行きも悪く、市場にはあまり流通せず一部のマニアにのみ楽しまれていた時代です。
ブリュードッグはそんな中で革新的かつ挑戦的なビールをコンセプトに鳴り物入りでビールの世界へ飛び込みました。
その製品のクオリティはもちろんのこと、高いプローモーション力も相まって瞬く間に「話題のビール」として酒好きのなかで認知され、2019年には英ブランドファイナンス社が世界で最も価値があるビールブランドとしてランキングするほどになったのです。
ブリュードッグの公式サイトにはOUR CHARTER、すなわちブランドの理念として「We are on a mission to make other people as passionate about great craft beer as we are.(私たちの使命はひとびとに私たちのように素晴らしいクラフトビールに熱烈であるようにすることだ)」と記されている。
パンクIPAの味の特徴
そんな挑戦を続けるビールブランド・ブリュードッグのなかでフラグシップアイテムといえるのがパンクIPAです。
創業者ジェームズ・ワットが世界一のIPAを目指して作られ、さまざまなビアコンテストで高い評価を得ただけでなく、スカンジナビアとイギリスで最も売れたクラフトビールとして認定されるほどになりました。
もともとスコッチウイスキーをはじめとして大麦を利用したお酒が盛んなスコットランドにおいて、地元の大麦を贅沢に使用したビール造りが特徴のブリュードッグ。
パンクIPAではホップもふんだんに用いて手間を惜しまずにその旨味を引き出すことで非常にアロマティックなビールに仕上がっています。
ひっさびさに飲んだけどやっぱりウマいし何より味のバランス感覚がすごい。
— おいしけりゃなんでもいい (@bollet_jp) March 19, 2021
今となっては同じ水準のIPAは他にもあるし、人によっては今更感を持っているかもしれないが、やはり10年以上前にこのレベルのIPAを生み出して、今もたくさん作り続けていることは偉大だと思う。 pic.twitter.com/Lnlg2qdy8I
そもそもIPAとはインディアンペールエールのことで、通常のビールよりもホップをたくさん加えることで強い苦みと香りを引き出したビアスタイルです。
苦さが先行して初心者には飲みづらいIPAも多いなか、パンクIPAの華やかで鼻に抜ける鮮烈な香りは多くの人を魅了してやみません。
今でこそ似たような味わい、水準のIPAは世界中で多く作られていますが、これだけ安定的にかつ誰よりも早くこの水準にたどり着いたからこそパンクIPAは優れたビールとして多くの酒好きから語り継がれているのです。
パンクIPAをレビュー
では早速パンクIPAを飲んでみることにしましょう。
ボトルデザインは非常にスタイリッシュ。
数年前にラベルデザインが一新され、より近代的になった印象です。
通常のビールと比べて数十倍のホップを用いて作られる、と聞くとさぞかしドギツイ味なのでは・・・と不安になるかもしれませんがグラスに注ぐさいの爽やかな香りを嗅ぐだけでその心配は無用であることを感じます。
飲んでみると非常にフルーティーで南国のトロピカルフルーツのような華やかさ、グレープフルーツのようなビターな爽やかさが口腔内を刺激します。
飲み込んだ後にちょうどよいホップのビターさが追ってくるので飲み心地もよくくどさもありません。
ブランドのコンセプトからして攻め攻めの味わいを期待するとむしろ肩透かしの、ち密に計算されたバランスのよいIPAに仕上がっています。
ただやみくもに奇抜なビールを作るクラフトビールメーカーも多いなか、ブリュードッグの真骨頂はまずフラグシップとして均整の取れたこのパンクIPAをリリースしていることにあります。
万人に愛される間違いない、それでいて新しい味わいを生み出す実力があるからこそ数あるクラフトビールのなかでも一目置かれる存在になっているんでしょうね。
パンクIPAをはじめとするブリュードッグビールの値段や通販事情
ブリュードッグのビールは日本ではウイスクイーという輸入業者が輸入しています。
パンクIPAは飲食店向けの樽生のほか、瓶と缶がラインナップ。
お店によって価格にバラつきはあるものの、瓶・缶ともに330mlで400円前後で販売されています。通販だと24本のケース買いをするとお得に購入できるケースも多いです。
またブリュードッグではパンクIPA以外にもさまざまなビールを作っています。
たとえば筆者もパンクIPAと並んで大好きなエルビスジュース。
5種のホップとグレープフルーツピールを使ったIPAで、シトラス感がとても強い爽やかなIPAに仕上がっています。
とにかく飲み心地がよくてジュースのようにゴクゴク飲めてしまうのでその名はダテではありません。
通販サイトでは他にもブリュードッグのビール飲み比べセットなど、豊富な商品が販売されています。
実店舗で買おうと思うとそれなりにお酒の品揃えがいい場所に行かないと購入できないので、ぜひこの機会にパンクIPAをはじめいろいろなブリュードッグのビールを飲み比べてみてはいかがでしょうか?
「パンクIPA(ブリュードック)」のレビュー|味や値段は?ビール界の革命児のまとめ
ブリュードッグのパンクIPAはある程度ビールに精通している人なら「いまさら・・・」と思うくらいに定番のビールとなりました。
しかし何度飲んでも飲み飽きしない絶妙なバランスが素晴らしい、まさしく「今、飲むべきビール」のひとつであることは間違いありません。
まだ飲んだことのない人はぜひこの機会なブリュードッグの真骨頂を味わってみて欲しいところですね。
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