夏に旬を迎えるトロピカルフルーツのなかでもその濃厚で芳醇な味わいに惹かれてファンが多いマンゴー。
しかしマンゴーとひとくちにいっても産地や品種、旬はさまざま。世界には500種類ほどマンゴーが存在しているともいわれています。
ここでは日本で見かける代表的な食用マンゴーの品種とその産地や旬についてまとめていきましょう。
果たして美味しいマンゴーを作る国はどこなのか、どんなマンゴーがあるのか。注目してご覧ください。
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- マンゴーの産地について
- マンゴーの種類・品種の一覧
- 品種とは異なるブランドマンゴー「太陽のタマゴ」と「白銀の太陽」
- 産地別のマンゴーの旬
- マンゴーはふるさと納税で購入がお得?
- 世界のマンゴーの種類とその特徴を味わい尽くす!
マンゴーの産地について
まずは世界のマンゴー事情について確認していきます。
マンゴーの圧倒的な生産国はじつはインド?
マンゴーは東南アジアやメキシコ、ブラジル、オーストラリアなどを中心に温かい地域で栽培されているいわゆる南国フルーツです。
生産している国は想像以上に多く、世界的にみると比較的メジャーなフルーツといえそうです。
生産量で見ると最も生産しているのはインドで、次いで中国、タイと続きます。
日本国内のマンゴーの産地
続いて日本国内の場所別生産量についてみましょう。
最も生産量が多いのは沖縄県で、全体の半分以上を占めています。
次いで宮崎県、鹿児島県と続き、それ以外にも九州・四国各県や静岡、東京都小笠原村などでも生産されています。
意外なのは北海道でも浦臼町、弟子屈町において栽培されているということ。
ハウス内温度を季節と逆転させることで真冬の北海道で完熟マンゴーを作り出しているというから驚きですね。
日本国内へ輸入されるマンゴーの産地
国内に流通しているマンゴーは宮崎や沖縄を中心に作られている国産マンゴー、メキシコ産マンゴー、タイ産マンゴーが大半を占めています。
他にもフィリピン、台湾、ブラジル、オーストラリアと全部で11カ国のマンゴーが日本に輸入されています。
生産量が多いインドマンゴーは日本では2006年より輸入が解禁されていますが、全体の輸入量からするとあまり目にする機会はないかもしれませんね。
マンゴーの種類・品種の一覧
続いて主要なマンゴーの種類・品種について特徴と共に紹介していきます。
アップルマンゴー
マンゴーと聞いてまず最初に思い浮かぶものはこのアップルマンゴーと呼ばれるタイプでしょう。
熟すと表皮が赤色に染まることが特徴で、甘み、香りが非常に強く濃厚で、適度な酸味がバランスを整えます。
アップルマンゴーにはアーウィン種、ケント種、ヘイデン種、トミーアトキンス種など、細かい品種が存在します。
アーウィン種は宮崎などで作られている国産マンゴーの品種で、アップルマンゴーのなかでも特に濃厚ですが値段も非常に高い傾向にあり、なかなか口にする機会は少ない品種です。
ケント種やヘイデン種は主にメキシコやオーストラリアからの輸入品。
アーウィンと比べると小玉のものが多く、果皮全体が赤く染まるアーウィン種に対して、一面だけが真赤になってあとは黄色味がかった色合いをしています。
味の方向性はどの品種も濃厚芳醇系ですが、やはりアーウィンが頭一つ抜けているという印象です。
ペリカンマンゴー
「カラバオ種」と呼ばれるマンゴーで、日本ではフィリピン産が年中出回っています。
ペリカンのくちばしに似ていることからペリカンマンゴーと呼ばれ、比較的安価に手に入ることから試しに購入したことのある人も多いかもしれません。
薄い黄色の果皮であっさりとした甘みと酸味を持ち合わせています。
タイマンゴー
「マハチャノ種」「ナンドクマイ種」の2種類が存在するタイのマンゴー。
見た目はペリカンマンゴーに似ていて、少し大きめの果実が特徴です。味わいも少し濃厚で食べごたえがあります。
ペリカンマンゴー同様に一年中出回っており、安価に手に入るため試しやすいマンゴーです。
キーツマンゴー
キーツ種(またはケイト種)と呼ばれる緑色の果皮を持つマンゴーで、国内では沖縄、国外ではカリフォルニアで主に生産されています。
完熟しても緑色のままなので食べごろの判断がつきづらく通向けのマンゴーですが、アーウィン種以上に大玉で食べごたえがあります。
味はアーウィン種などと比べるとあっさりめですが、香りが豊かです。収穫時期が9月頃と他とズレているのも特徴なので夏の終わりに楽しむのに適しています。
ピーチマンゴー
日本での流通量はかなり少なめですが、オーストラリアで生産されている「ケンジントンプライド種」というマンゴーで、ほんのりピンク色に染まる果皮が特徴的です。
クセが少なくサッパリした食べ心地です。
インドマンゴー
日本での流通量はかなり少なめですが、インドもじつはマンゴーの産地です。
「アルフォンソ種」、「ケサー種」、「チョウサ種」、「バンガンパリ種」、「マリカ種」、「ラングラ種」の6種があます。
アルフォンソマンゴーの季節🥭ヘルパーちゃんがテッカ行ったついでに買ってきてくれた。マンゴーの王様というだけあって濃厚〜!熟れるの待てずに食べちゃった。3個で6ドルなり。 pic.twitter.com/R9qZNJRqUz
— M🇸🇬Singapore (@akmrjp) May 22, 2020
特にアルフォンソは全マンゴー品種のなかで最も優れているという人もいるほど芳醇で個性的な味わいです。
台湾マンゴー
台湾もマンゴーの生産が盛んで、日本でも有名なのは愛文マンゴーという名前で出回るアーウィン種(アップルマンゴー)のものです。
台湾マンゴー届いたぁ❤️✨ #mango pic.twitter.com/OXezcFfNfi
— トーキョー・ちゃば (@tokyocyaba) July 1, 2020
日本国内では台湾マンゴーも多く出回っていますがそのほとんどは愛文で、台湾マンゴー=愛文マンゴーだと思っている人も多いかもしれません。
これ以外にもタイマンゴーに似ている「金煌(きんこう)」、甘みの強い「金蜜(きんみつ)」、愛文と金煌を掛け合わせた「玉文(ぎょくぶん)」、甘みと酸味のバランスがいい「聖心(センセーション)」など、10種を超える多様なマンゴーが生産されています。
台湾のマンゴーは非常に多様化していて、在来種、外来種、改良種、新興種といろいろな品種や出自のマンゴーが入り乱れ、台湾マンゴーというひとつのジャンルを確立しているといえるでしょう。
品種とは異なるブランドマンゴー「太陽のタマゴ」と「白銀の太陽」
フルーツといえば、まったく同じ品種でも差別化のためにブランドネームがつけられることもしばしば。
代表的なものだと熊本のデコぽん(不知火)や静岡のアメーラトマト、静岡のクラウンメロン(マスクメロン)がありますね。
マンゴーのブランドネームといえば、宮崎県が栽培する宮崎マンゴーの最高峰・"太陽のタマゴ"が挙げられます。
アップルマンゴーのアーウィン種で、樹上で完熟され、サイズが2L、糖度15度、品位が青秀以上のもののみが名乗ることができる名称。
元宮崎県知事の東国原さんが知事時代にプロモーションをして成功したことで値段は跳ね上がり、今ではなかなか庶民には手の出ない高級フルーツの代名詞になりました。
これに対抗して、北海道では生産されたマンゴーのうち高品質のものは"白銀の太陽"という名でブランド販売され話題に。
極寒の地、しかも真冬に生産されるということで注目度の高まっている北海道マンゴーは一玉5万の値が付いたこともあります。
激化するフルーツのブランド合戦においても、マンゴーの持つブランド力はなかなか強力なものといえるでしょう。
産地別のマンゴーの旬
マンゴーは生産地によって旬の時期が異なります。
海外産マンゴーの旬
マンゴーというと夏のフルーツのイメージですが、品種や産地を選ばなければ基本的には年中手に入れることが可能です。
特にフィリピン産やタイ産は通年流通しているため旬の概念が希薄ですね。
輸入量が多いメキシコにおいても真冬以外は基本的に輸入されていますが、最も流通量が多く旬といえる時期は5~7月ころ。
日本同様のアーウィン種の栽培が盛んな台湾マンゴーは6~7月の短い時期のみ流通しています。
国産マンゴーの旬
国産マンゴーは宮崎や鹿児島といった九州地方のものが3月前後から夏の終わりくらいまで、沖縄産のものが7月前後から秋口まで流通しています。
量は少ないですが千葉や静岡産のものが8月前後の短い期間に出回ることも。
さらに注目したいのが北海道産。真冬に収穫する完熟マンゴーとして注目される道産マンゴーは、他の場所では作れない11~12月に完熟のアップルマンゴーを流通させています。
マンゴーはふるさと納税で購入がお得?
マンゴーはとても魅力的なフルーツですがとにかく高価なのがネックです。
特に国産のマンゴーは小ぶりの物でも1000円を超えてくるため、とても日常的に楽しめるフルーツではありません。
そんな時におすすめしたいのがふるさと納税での購入で、うまく使えば他の返礼品もあわせて実質2000円で購入可能という非常にお得な制度になっています。
特にこういった高級フルーツはふるさと納税のメリットを最大限に活かせる買い物だと思うので、ぜひ今年は国産マンゴーをふるさと納税で取り寄せてみてはいかがでしょうか?
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世界のマンゴーの種類とその特徴を味わい尽くす!
マンゴーの産地、品種、旬についてまとめてきました。
ふだんさまざまな形で口にする機会の多いマンゴーですが、産地や品種にこだわって見ていくとより楽しみの幅が広がりそうです。
ぜひいろいろなマンゴーに挑戦してみてほしいですね。
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