今回ご紹介するのはお菓子界のピカソとの異名を持つピエールエルメ。エルメといえばマカロンやチョコレート、スペシャリテとも言われる生菓子イスパパンなど、豊富な商品展開が魅力ですが、個人的には焼き菓子がとっても使いやすいイメージ。
というワケで、今回はピエールエルメについて、焼き菓子にフォーカスしながらご紹介してまります。
パティスリー界のピカソ・ピエールエルメ
ピエールエルメといえばピカソのような独創的で芸術的なお菓子を作り出すことで人気を博しているパティシエまたは彼が率いるブランドの名前。
もともとはパン屋の子供として生まれ、その後フォションやラデュレといった大手ブランドを経験し1996年に自身のブランドを展開しました。パティシエとしてのエルメは非常にセンスに溢れた人物で、従来の飾り立てる見た目重視のデコレーションや分かりやすい味付け、伝統的な手法を重視せず、「味覚の喜びだけが唯一の指針」として新しいお菓子を生み出し続けてきました。
また、さまざまな一流シェフや企業とコラボレーションすることでお菓子の可能性を広める活動にも注目が集まっていて、なかには「昔と比べて商業性重視になった」と悲しむファンもいるものの、近年のパティスリー界の発展に大きく寄与したことに疑いの余地はないものと思われます。
フラワーアーティスト東信の演出と共にエルメのレシピを紹介している書籍日本にも多店舗展開するピエールエルメ
ピエールエルメは日本を商売拠点として非常に重視していて、現在国内には百貨店などを中心に16店舗のブティックを構えています。日本国外には本国フランスを含め17店舗展開ということですから、日本にどれだけ重きを置いているかが分かりますね(2018.3現在)。
どの店舗もピエールエルメらしい遊び心に溢れた演出になっていて、ポップで親しみやすいデザインが特徴的です。同じく百貨店に展開していることの多いジャンポールエヴァンなどと比べると対照的な印象です。
特に青山の店舗などはギミックも多く、まるでアミューズメンパークのような設えになっていてデートなどでふらりと立ち寄るだけでも楽しいでしょう。店内にはカフェスペースもあります。
銀座シックスには"カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ"を展開。季節ごとに変わる芸術的なスイーツを堪能することが可能です。多店舗と比べて落ち着いた配色ながら、エルメらしい店内に注目したいですね。
ピエールエルメの焼き菓子が使い勝手バツグン
どのお菓子も当然一定以上のクオリティを誇っているピエールエルメですが、個人的には焼き菓子をオススメしたいと思います。ピエールエルメの焼き菓子、特にサブレやクッキー系は日持ちもしますし、この手の高級パティスリーの中では値段と内容量のバランスが取れていて味も良い印象。
日々のお茶受けにちょっと贅沢にチョイスしても良いでしょうし、ちょっとしたギフトに非常に便利なアイテムになっています。参考程度に今回は筆者が購入した2種類の焼き菓子を個別に紹介しておくことにしましょう。
今回購入したのはこちらの2種類。左がフロランタン。右がサブレ・パルメザンとなっています。


ピエールエルメの焼き菓子の中でも特に人気が高いと言われている定番商品のフロランタン。カラメリゼしたアーモンドスライスにオレンジピールがアクセントとなり、華やかで爽やかな味わいが特徴。
スティックタイプで食べやすいのも嬉しく、フロランタンって綺麗に割りづらい・分けづらいのにたまに正方形や長方形のプレートタイプで販売されていて、あれはあれで美味しいんですが、エルメのはその心配もないのでつまんでパクパク食べられます。


サブレ・パルメザンはパルメザンチーズを使った濃厚なクッキー。サクっと軽い口当たりのサブレを噛みしめていくとチーズの旨味と風味が口いっぱいに広がります。これはコーヒーに合いそうです。ワインのお供にも良いのでは?
原料表示を見てみるとカイエンペッパーとナツメグの文字。確かに、チーズの風味が広がりすぎない程度に、ナツメグの香りとスパイシーな風味を感じることができ、非常に計算された味わいになっています。
可愛らしいパッケージに入っていて、ギフトにも非常に便利な焼き菓子シリーズ。他にも多様なサブレやビスキュイなどを展開していて味のバリエーションも豊富。お好みの物をチョイスしたり、詰め合わせを選ぶのもオススメですね。
まとめ
今回は日本でも知名度の高いピエールエルメの紹介でした。特に焼き菓子は筆者オススメのアイテム。使い勝手が抜群で、ネット通販でも購入可能となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
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