オレンジピールチョコレートといえばシロップで煮込んだオレンジの皮をチョコレートでコーティングした代表的なチョコレート菓子のひとつ。
シンプルなお菓子ですがオレンジの皮の苦み、香り、食感のバランスとチョコレートの味わいしだいで全然印象が変わってきます。
なかなか自家製してもおいしくならないので市販で美味しいオレンジピールチョコレートを作っているブランドを知っておくと自分用でもプレゼント用でも重宝すると思います。
そこで本記事はいろいろなオレンジピールチョコレートを食べてきた筆者がこれだけは押さえておきたいおすすめのブランドをピックアップしました。
おいしいオレンジピールチョコレートが食べたくなった時、ちょっとした手土産やバレンタインにオレンジピールチョコレートを贈りたいときの参考にどうぞ!
- オレンジピールチョコレートの奥深い魅力と選び方
- 豊富な種類のなかでまずはオレンジピールチョコを楽しもう
- 市販のおすすめオレンジピールチョコレートのブランド
- 市販のおすすめオレンジピールチョコレートブランドのまとめ
オレンジピールチョコレートの奥深い魅力と選び方
オレンジピールチョコレートはほとんどのパティスリー、ショコラトリーが製品レパートリーに取り入れているチョコ菓子です。
その理由はオレンジピールチョコートがとても奥深いお菓子で個性を出しやすいという点にあるのだと思います。
一見するとオレンジピールとチョコレートだけのシンプルなお菓子ですが、オレンジピールの加工の仕方は技術が問われる部分ですし、チョコレートと合わせることでいかに相乗効果を狙えるかというのも頭を悩ませるポイントです。
まずはいかにオレンシピールチョコレートが奥深いかということを予習して、オレンジピールチョコレートの選び方を学んでおきましょう。
オレンジピールの加工
オレンジピールチョコの肝であるオレンジピールの加工はこのお菓子の完成度を左右する重要なポイントです。
細長くカットされたものか輪切りのものが一般的で、細長くカットされたものはピールだけ、輪切りのものは果肉も一緒に味わうことができます。
見た目や味はもちろんですが、切り方によって最も大きく変わるのは食感。
細長いタイプは食べ応えがあって噛みしめるほど味が出てきますし、輪切りのものは薄い分ピールのえぐみを感じずスッキリ食べさせることが可能です。
これらをどのような調理法でシロップ煮にしていくかでまた味、食感、風味が異なってきます。
オレンジピールチョコを楽しむさいはぜひオレンジピールの持つ味わいに注目して味わってみてほしいですね。
チョコレートの選択
オレンジピールをコーティングするチョコレートにどんなチョコレートを使うかでも印象が変わります。
こだわりのある造り手であればオレンジピールチョコレート専用のブレンドを施したチョコレートをまとわせることもあるでしょう。
チョコレートに力を入れているブランドであればブランドのチョコレートの味わいをシンプルに活かして作り上げることもできます。
ビターチョコレートを選択することが多いように思いますが、ミルクやホワイトチョコレート、さらにはスパイスやナッツなどを混ぜ込んだチョコレートが使われることも。
好みにもよりますが筆者はコーティングするチョコレートはシンプルなダークないしはミルクチョコレートでオレンジピールの味わいを引き出せるバランスを目指しているものが好みです。
豊富な種類のなかでまずはオレンジピールチョコを楽しもう
ピール系チョコレートはオレンジ以外にもレモン、グレープフルーツなども用いられます。
そうしたなかでオレンジピールチョコレートが大多数を占めるのはチョコレートの味にオレンジピールの鮮やかな香りと甘みがマッチするからです。
もちろんレモンピールチョコレートやグレープフルーツピールチョコレートにもおいしいものがたくさんありますが、まずは多くのパティシェやショコラティエが挑戦しているオレンジピールチョコレートを味わってみてほしいところ。
ブランドごとの違いを楽しむのもよし、お気に入りのオレンジピールチョコレートを見つけるもよし。
ぜひいろいろなブランドの商品を試してもらいたいですね。
市販のおすすめオレンジピールチョコレートのブランド
ドゥバイヨル
容量 10g単位の量り売り
価格 216円
ドゥバイヨルはベルギーに本拠を置くチョコレートブランドで、日本では片岡物産が正規輸入代理店として積極的に販売を行っています。
サロンドショコラをはじめ日本のチョコレートイベントではもはや定番と呼ばれるほどの存在感となったドゥバイヨルのチョコレートは柔らかい風味が特徴だと思います。
オレンジピールチョコレートもその例に漏れず繊細な味わいが魅力。
優しい味わいチョコレートとマッチするように計算してなのか、オレンジピールのえぐみが感じられないバランスに感激します。
ドゥバイヨルはオレンジピール以外にもレモンピールやグレープフルーツも展開しており、ピールチョコレート好きにはたまらないブランドです。
ぜひ食べて比べてみてはいかがでしょうか?
やはりドゥバイヨルのオランジェットの繊細さはすごい。これだけオレンジピールの存在感を消せるオランジェットはなかなかない。ガツン系の味が好きな人に向かないけど、お茶やお酒のアテに適したオランジェットだと思う。 pic.twitter.com/98Fr29LBdf
— Jorge(ホルヘ)@おいしいをゆるーく探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」運営中 (@bollet_jp) January 30, 2019
デメル
容量 16本
価格 2,160円
オーストリアの老舗ウィーン菓子屋さんであるデメル。
デメルといえば元祖ザッハトルテのレシピを基にしたザッハトルテが看板商品ですが、一通りデメルのお菓子を楽しんだことのある人が口を揃えて好きだと答えるのがオレンジピールチョコレート。
小粒のオレンジピールチョコがおおいなかで、しっかり大粒の存在感ある見た目がまず嬉しい。
味わいはオレンジ鮮やかな香りとどっしりとしたチョコレートの味わいが広がる、ウィーン菓子らしいこってりはっきりとしたタイプ。
食べ応えがありながらも高価格になりがちなオレンジピールチョコレートのなかではグラム単価が比較的安くお求め易いのも特徴です。
オッジ
容量 140g
価格 1,836円
今回紹介するなかで唯一の国産ブランドであるOGGI(オッジ)。
こだわりのある製品が並ぶなかで根強い人気を誇るのがオレンジピールチョコレートです。
老舗であるサバトン社から取り寄せたチョコレートを使っており、しっかり丁寧に煮込んだバレンシアオレンジのピールを包み込んでいます。
肝心のお味はオレンジピールのえぐみが全くといって感じられない素晴らしい完成度。
その分カカオ65%のチョコレートの苦味がしっかりとオレンジの風味を引き出して立体感を産み出しており、この緻密に計算された感じは日本人らしいなぁと納得してしまいます。
オレンジピールらしいハッキリした味わいを求める方にはおすすめできませんが、この食べやすさはなかなか他のブランドでは真似できないでしょう。
OGGIの方にオレンジピール。なかなかおいしい。ピールにえぐみがなくしっかりとアク抜きしている印象。チョコレートもやわらかくバランスが◎。個人的手にはもう少しピール感強くてもいいけど、ピールチョコのエグみが気になる人にはとてもオススメ。 pic.twitter.com/pWja2Fako4
— Jorge(ホルヘ)@おいしいをゆるーく探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」運営中 (@bollet_jp) March 18, 2019
ピエールエルメ
容量 140g
価格 2,268円
パティスリー界のピカソと呼ばれるピエールエルメ。
普通では思いつかないような素材の組み合わせが特徴的で常に前衛的なお菓子を作り続けてきたピエールエルメですが、オレンジピールチョコレートは非常にシンプル。
甘酸っぱく仕上げたオレンジコンフィをミルクチョコレートでコーティングしたスティックタイプで同ブランドの定番商品として人気を博しています。
シンプルなパッケージングも特徴で、他ブランドのオランジェットが箱タイプの容器に入っていることが多いのに対し、カップ状の容器にカジュアルに詰められたオレンジピールチョコレートは気軽に食べるのにもオススメしたい逸品です。
公式ショップはじめ通販で簡単に購入できるのも嬉しいポイントでしょう。
市販のおすすめオレンジピールチョコレートブランドのまとめ
本記事では筆者が食べた市販ブランドのなかからおすすめのオレンジピールチョコレートをまとめてきました。
今回は食べやすく価格もお手頃でプレゼントなどにも使いやすいオレンジピールチョコレートを厳選してきましたが、まだまだブランドの数だけ商品が存在していてまだまだマニアックで個性的なものもたくさんあります。
オレンジピールチョコレートの奥深い世界に今回紹介したブランドから入ってみてはいかがでしょうか。
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