世の中には星の数ほどの洋菓子屋さんが存在しますが、心に残る味を提供してくれるお店は正直そう多くはありません。
そんななかで、本当に洋菓子好きの人たちから愛される洋菓子屋が東京世田谷区の等々力にありました。
今回は誠実なお菓子作りで根強い人気を誇るパティスリー オーボンビュータンについて特集します。
- 等々力にあるパティスリー・オーボンビュータン
- 手土産にも最適なオーボンビュータンのプチフールセックに感動
- このクオリティにこの量でこの値段はありえないオーボンビュータンのパイ
- オーボンビュータン|素朴なのに味わい深い焼き菓子を愉しむ【手土産にも】のまとめ
等々力にあるパティスリー・オーボンビュータン
オーボンビュータン(AU BON VIEUX TEMPS)は正統派フランス菓子の名店です。
10年近くフランスで研鑽を積んだオーナーシェフの河田勝彦さんが1981年にオープンしたパティスリーで、もはや老舗にあたるのではないでしょうか。
クラシカルでシンプルな等々力の本店は地元の人を中心に長年愛され続けていますが、その高い人気もあって現在では高島屋日本橋にも店舗を構えていて、より多くの人がその実直なフランス菓子が楽しめるようになっています。
手土産にも最適なオーボンビュータンのプチフールセックに感動
プチフールセックとは一口サイズの小さなクッキーのことです。
多くのパティスリーで取り扱いがあり、生菓子ほどの派手さはないもののパティスリーの味の作り方が反映される商品で、日持ちもいい(購入からおよそ3週間・未開封前提の場合)ことから手土産にもピッタリという特徴があります。
アルミ製の外箱はお菓子の柄を散らばせたシックなデザインで老若男女問わずギフトにも最適です。
オーボンビュータンではプチフールセックという商品名で小(焼き菓子6種類)、中(8種)、大(10種)の3種類のサイズを展開しています。値段はそれぞれ2950円、4250円、7080円です。
今回筆者が購入したのはMサイズ8種入りのプチフールセックで以下の内容となっていました。
どの焼き菓子も素朴で派手な主張はないのですが、丁寧に実直に作られているのが伝わってくるぬくもりのある味わい。
噛みしめるごとに優しく小麦やバター、素材の風味が伝わってきてもう一枚もう一枚と食べすすめてしまう魅力を持ったプチフールセックです。
シンプルな作りのものばかりなのに見た目も素材も食感もどれひとつとっても同じものはなく、食べ飽きすることのないオーボンビュータンのプチフールセックは手土産としてはもちろんですが、ご自宅で紅茶やコーヒー、夜ならお酒のお供にしても至福のひとときを過ごせます。
このクオリティにこの量でこの値段はありえないオーボンビュータンのパイ
もうひとつオーボンビュータンでおすすめしたい焼き菓子がプチフールサレ、いわゆるパイ菓子です。
白ごま、黒ごま、グリュイエールチーズの3種のパイ菓子セット。
このボリューム感で1800円という価格設定がこのレベルのパティスリーとしては感動的に安いです(他のデパ地下系パティスリーなに1.5倍くらいするイメージですね)。
ごまを使った2種はこれでもかというほどのごまがまぶされています。
中もギッシリ詰まったタイプのパイ菓子。
実際に食べてみると素材の味が引き出されるシンプルなパイ生地。生地は比較的しっかりと詰まっている印象で食べごたえがあります。
チーズやごまの風味がしっかりと感じられるのが嬉しい。これはお茶やコーヒーよりもワインやウイスキーと一緒に楽しみたい"おつまみ"です。
日持ちはプチフールセックより短く2週間が推奨されていて、手土産にもいいのですがどちらかというとご自宅でお酒を楽しみながら味わいたいですね。
オーボンビュータン|素朴なのに味わい深い焼き菓子を愉しむ【手土産にも】のまとめ
オーボンビュータンは30年近く愛され続ける老舗洋菓子店。
長く愛され続ける秘訣は素朴で奥行きのある、飽きの来ないお菓子作りにあるのかもしれません。
皆さんもぜひ機会を見つけてオーボンビュータンのお菓子を愉しんでみてくださいね。
根強い支持を集めるオーボンビュータン。そのプチフールセックとフチフールサレを購入。このクオリティでボリューム感もあってコスパ良。素朴だけど奥深い味わいがツボすぎてリピート確定ですね。ワインやウイスキー、カクテルのアテに最高。 pic.twitter.com/wczd0NKSv3
— おいしけりゃなんでもいい! (@bollet_jp) 2019年2月6日