茹で鶏は鶏肉を茹でただけの非常にシンプルな料理です。
特に鶏胸肉で作る茹で鶏は非常にヘルシーでダイエットにも心強い味方ということで、最近ではサラダチキンなどという形で見かけることも増えました。
要点さえおさえれば小学生でも作れる基本の茹で鶏。
おいしく作るコツをおさえながら紹介していきますのでぜひ挑戦してみましょう。
茹で鶏の材料
鶏胸肉は鍋にしっかり収まるのであれば何枚同時に作っても構いません。
小さい鍋を使う場合はその大きさにあわせて胸肉をカットする必要がありますが、大きな塊で作ったほうがおいしく作れます。
茹で鶏のレシピ
まずは鶏胸肉から皮をはぎ取ります。*1
塩と砂糖を全体にまぶします。
塩は鶏胸肉から余計な水分を取り出して肉質を引き締めます。
ただし塩だけを用いると鶏胸肉の貴重な水分を抜きすぎてしまうので、砂糖の保水効果と肉を柔らかくするという効果も狙っていきます*2
鶏胸肉が加熱によってパサつきやすいのは脂が少ないためです。
加熱によって肉内の水分も失われるとパサついた状態になるので、なるべく水分が逃げる要因を作らないようにするのがポイントです。
手でしっかりもみこんでください。
ラップを被せて一時間ほど置いておきます。
鶏胸肉がじゅうぶんに浸るくらいの水を沸騰させ、さきほどの鶏胸肉を鍋に入れます。
沸騰させたお湯にいれることで胸肉は急激にしまって水分が損失しにくくなります。
臭み消しをしたい場合は、はじめにお湯を沸騰させるときにネギの青い部分、生姜のスライス、調理酒などを少し入れておくとよいでしょう。
鶏肉を入れたことで湯の温度が下がったと思うので、少し火を強めて再沸騰させます。
浮いてきた脂は無理にとる必要はありませんが、臭みの原因にもなるので目立つものは取り除いておきます。
沸騰して3~4分したら火を止めて予熱で中まで火を通します。だいたい一時間くらい放置して温度を下げながらじっくりと加熱していきましょう。
いわゆる簡易的な低温調理の状態を目指すので一時間後くらいに温度が60~65度を下回らないようにします。温度が下がり過ぎたら途中少しだけ加熱してください。*3
温度計で測りながら作るのがベストですが、そこまでしたくない場合は鶏肉を鍋に入れて再沸騰した時点で15分くらい極弱火で加熱を続けてから火を止めて一時間待ちましょう。
大きさにもよりますが、これくらい加熱時間をとっていれば冬場でもだいたい一時間後に予熱で火が通っています(少しパサつきます)。
あとは適宜スライスしてバンバンジーやよだれ鶏に調理したり、糖質制限ダイエットの味方として活用しましょう。
茹で鶏の保存方法
茹で鶏は予熱で火を通し終わったらすぐに食べてしまうか保存するようにしましょう。
温度が60度を下回って40度前後くらいまで落ちてくると雑菌の温床になるので、くれぐれもそのまま放置は厳禁です。
いずれの場合も一度氷水で締めてあげるとぷりっとした感じが残ります。
保存する場合はタッパーやフリーザーバックなどの密閉容器に茹で鶏と茹で鶏がつかるだけの茹で汁をいれて密閉します。
おおよそ3~4日は保存可能です。
茹で鶏であまったスープはどうする?
茹で鶏で余った汁はいわゆる鶏ガラスープとして活用可能です。
中華スープ、カレー、雑炊、煮込み料理などさまざまな料理に応用しましょう。
スープとして使うのが薄ければ別途で顆粒の鶏ガラスープを少量加えるだけでぐっと味が深まりますのでお試しください。
「基本の茹で鶏のレシピ|保存方法や余ったスープもあわせて解説」のまとめ
茹で鶏は非常にシンプルな調理ですが、その工程のなかに料理の本質が詰まっています。
「なぜそうするのか」を考えながら作っていくと茹で鶏ひとつとっても非常に奥深いことがわかります。
ただし理屈を理解して一度作れるようになればいつでも手軽に仕込むことができる料理でもあります。作れると便利なので機会を見つけてぜひ挑戦してみてください。
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