皆さんは食後の"C"というものをご存知でしょうか?
ヨーロッパあたりで生活したことのある方であれば知っている方もいるかもしれせんし、グルメな方々はどこかで聞く機会もあったかもしれません。
なんだか難しそうに聞こえますが、決して難しいことではなく、エスプリの効いたいわばダジャレからきた食後の楽しみ方のひとつの形なんです。
食後の"C"は大人の嗜みとして知っておいて損はありません。
今日はそんな魅力的な食後の"C"に迫ってみましょう。
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食後に愉しまれる"C"
以前、海外事情に精通している方に聞いた話にとても興味深いものがありました。
それは、ヨーロッパでは古くから食後の愉しみとしてさまざまな"C"が嗜まれるということ。
たとえば、チーズ(Cheese)、チョコレート(Chocolate)、コーヒー(Coffee)。
これらは食後の4Cや3Cなどと呼ばれ、個人や地域によっても差があるようですが、食後の豊かな時間を演出するためのアイテムとして用いられているんです。
その話をしてくれた方はさらに「これらのCはすべて食後の家族や恋人や友人や仲間との会話(conversation)のために用意されるんだ・・・」と付け加えられていて、それがとても印象に残ったんですね。
日本の感覚で言えば、食後のお茶とお茶請け、すごく庶民的な感覚で言えば煎茶とせんべいみたいなものなのかもしれません。
たしかに、親戚の家などで集まると食後にお茶を飲みながら団らんのひと時を設けることがありますが、"C"の文化はこのヨーロッパ版といえるのかもしれません。
筆者は特にお酒を好きになってたから、この"C"の文化にとても強い興味を抱いてきました。チーズやチョコレートをいろいろ試してきましたし、他のCにも少しずつ触れてきました。
今回は食後の"C"に分類されそうなものを挙げていきたいともいます。お酒が飲めなくても、タバコが吸えなくても楽しめる自分なりの"C"を見つけてみてください。
食後を彩る"C"の数々…
食後のCheese(チーズ)
チーズはフレンチやイタリアンなどのコース料理ではメインの後、デザートの前に提供されます。日本人にはあまり意識がないかもしれませんが、そういう意味では食後の食べ物に分類されるというワケです。
チーズが食後に提供されるのはずっと昔からの風習だったようですが、科学的な面からみても発酵食品を食後に食べることは消化の促進につながるため、合理的な順番だと言えます。
また、日本人好みのプロセスチーズと違い、非常に味が鮮烈なヨーロッパチーズのナチュラルチーズは食前に食べると食事の妨げにもなりかねません。
食後に少量の食後酒やデザート、葉巻、コーヒーなどと楽しんだ方がより楽しむことができるというワケです。
食後のChocolate(チョコレート)
スイーツを最後に食べると言うのは万国共通の食べ方でしょう。やはり甘いものは別腹、食後にゆったりと楽しみたいものです。
チョコレートの原料であるカカオは血圧を下げたり、コレステロールを下げるパワーもあるため、食べ過ぎなければ食後のチョコレートはむしろ健康にもプラス。
今やお菓子の枠を越え、食の一分野として成立しつつあるチョコレートの世界を食後に体験してみるのもオツですね。
www.oishikerya.com
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食後のCoffee(コーヒー)
日本人の生活の中にすでにしっかりと定着しているコーヒー。
朝のコーヒー、休憩のコーヒー、昼休みのコーヒー・・・いろいろなシチュエーションで活躍していますが、やはり食後のコーヒーにまさるものはありません。
デザートとコーヒーの組み合わせはたまらないものがありますが、食後に飲むウイスキーやブランデーのようなお酒との相性も抜群で、一度このとりあわせにハマると抜け出せなくなること必至。
思わず口が緩んで、会話もはずむこと間違いなしですね。
食後のCigar(葉巻)
ヨーロッパでは古くから食後に葉巻をくゆらせながら談笑するという文化があるそうです。
もちろん嫌いな人がいるのも忘れてはいけませんが、なくなってしまうには惜しい文化だなとも思います。
お酒やチョコレート、コーヒーにチーズ・・・他のCとの相性も抜群です。
食後のCognac(コニャック)
コニャックとはブランデーの一種で、フランスのシャラント県コニャック地方で作られます。ブランデーは特にフランスにおいては食後酒の鉄板で、チーズやチョコ、葉巻と特に相性が良いとされるお酒。
Cであることにこだわらなければウイスキーやラム酒でも代用が利くと言えるでしょう。
bollet.hatenablog.com
食後酒にオススメしたいラムはコチラから。
食後のカクテル(Cocktail)
お酒に弱い方はぜひ軽めのカクテルで食後のCを堪能しましょう。
食後っぽくチョコレートを使ったカクテルやブランデーを少しだけ使ったカクテルなどがオススメ。
逆にチーズやチョコレートにあうカクテルをお店で見繕ってもらうのも楽しそう。幅の広さが魅力の"C"ですね。
食後のChampagne(シャンパン)
シャンパンというとスパークリングワインですから食事のはじめに飲むお酒のイメージも強いのですが、口をサッパリさせるという意味で食後に飲むのも魅力的。
もともとワインの中ではチーズやチョコとも相性の良いドリンクでもあるため、食後の"C"としても重宝しそうですね。
http://bollet.hatenablog.com/entry/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81_1bollet.hatenablog.com
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食後のCake(ケーキ)
食後のスイーツとして欠かせないケーキ。こちらも頭文字は"C"。
色とりどりのケーキの中から自分の好みのものをチョイスして、コーヒーやお酒とともに・・・考えるだけでヨダレが出そうな組み合わせですね。
筆者イチオシのケーキ屋さんはコチラ。ケーキ好きなら知らぬ人はいない名店です。
食後のConversation(会話)とCozy(居心地のよさ)・・・すべての"C"はこのために
そして忘れてはいけないのが"会話"と"居心地の良さ"。
CozyはConversationと比べると日本人には馴染のない単語だと思いますが、この場合は"親密な"とか"くつろげる"といった意味で"居心地のいい空間や雰囲気"そのものを指すと考えるとよいでしょう。
全ての"C"はあくまでこの"C"を盛り上げるためのものに過ぎないと考える人もいるくらい、食後の会話は大切なもの。
嗜好性の高いものを共に楽しみながら会話に興ずることで、特別で居心地のいい雰囲気を生み出すことができるのでしょうね。
もちろんひとりでしっぽりと贅沢な時間を過ごすのもアリ。それはそれで自分とのConversationとCozyですからね。
"C"は決してブルジョワのためだけのものではない
"C"に分類されるアイテムは、確かに少し高価で嗜好性の高いものが多いのも事実です。
でも決して手が届かないものではありません。
別に毎日愉しむ必要は無いんです。
誰か大切なゲストを招いた時、気の置けない知人とお店でしっぽりと飲んでいるとき、恋人の非日常の時間の演出に、家族との特別な一日のために・・・。
あなたも自分なりのCを集めて贅沢なひとときを演出してみてはいかがでしょうか?
きっと日常から解き放たれた最高の時間を体験できるハズですよ!
食後のCはご自身で用意するのも楽しいですが、外で楽しむならレストランかバーがオススメ。
特に葉巻やお酒をまったり楽しもうとするならバーが適しているでしょうね。
飲み屋での注文の仕方も覚えておくとよりスマートに。
食後のCや注文の仕方・・・めんどうな部分はありますが、これを乗り越えた先に"Cozy"があることをお忘れなきよう・・・。
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