筆者が小さい頃はプラムというと庭先でなっている「その辺にあるフルーツ」という印象でした。
しかし、最近では品種改良が進んだことによって、大玉品種や甘みの強い品種が現れ、シーズンである夏場には多様なプラムが売り場を彩っています。
なかには高級果物と呼べるような高価な品種もあり、気づいたらプラムも魅惑的なフルーツとして認知されつつあるのではないでしょうか。
今回紹介する幻のプラム「月光」は、数あるプラム品種のなかでも飛び抜けて上質で最高級のプラムだといわれています。その味わいは、稚拙な表現ながらプラムというフルーツの枠を越えており、一度堪能したら忘れられない方も少なくありません。
本記事では月光プラムの食べ方・味・値段をはじめ、購入方法についても解説。ぜひ、毎年一瞬だけ市場に出回るこの幻のプラムを体感してみてはいかがでしょうか。
- 幻の最高級プラム「月光」
- 月光プラムの味わいと食べ方
- 最高級で幻のプラム「月光」の値段とは?
- 月光プラムはいつ出回る?通販するにはタイミングを逃すな
- 最高級!幻と呼ばれる月光プラムは魅惑のフルーツのまとめ
幻の最高級プラム「月光」
月光プラムは、ときに「幻の」「最高級の」などと呼ばれるプラムの1品種です。
この品種は福島生まれ。大石俊雄氏が「フォーモサ」という品種から自然交配種より選抜した品種にあたります。
栽培が難しいうえに貯蔵に向かないため、毎年ごく少量が限られた時期にのみ流通する希少なプラムです。
それでも、その魅惑的な味わいから一度食べた人は虜になって毎年リピートする方も多数おり、何を隠そう筆者もそのひとりです。シーズン直前に自ら予約購入するなどしないとありつくことのできない、まさしく幻のフルーツと呼べる存在でしょう。
見た目は先端が尖ったフォルムで、未熟なものは黄色、熟すと赤色になっていくのが特徴です。
一般的に市場に出回るのは贈答用などにも使える大玉個体がメイン。貴陽や太陽よりひとまわり小さな中玉プラムというイメージです。
月光プラムの味わいと食べ方
月光は果皮が黄色みがかった状態では、貴陽や太陽がほどよく熟した状態とあまり差のない味わいです。
そのため、食べ方としてはしっかりと熟したタイミングを狙うことをおすすめします。
果皮が赤く色づいて完熟状態に差し掛かると、ほかのプラムでは味わえない極上の味わいが生まれるのです。
月光プラムが特徴的なのは、まず果肉がとろけるほどやわらかくなる点にあります。
これはほかのプラムでも稀にそうした個体に出会うことができますが、月光はなかでもとろけるような質感を持った果肉を楽しめるのが特徴です。
完熟した月光は非常に甘く、皮と果肉の境目にはプラムらしい酸味がしっかりと残りコントラストを楽しめます。
極めつけは香り。桜桃や洋梨すら彷彿とさせる非常に華やかでしっかりとした香りが、プラム特有の甘酸っぱい香りと混じりあって押し寄せてきます。
個人的にはこの独特の香りが月光の真髄で、他には代えがたい魅力を感じさせてくれるといえるでしょう。
最高級で幻のプラム「月光」の値段とは?
月光はプラムのなかでは最高級品種といえる品種です。
おそらく生産者のおひざ元でもない限りバラ売りで販売されるケースは少なく、基本的には贈答用をメインとした箱売りで流通しています。
等級にもよりますが1玉500円~1000円ほどの価格帯。決して安くはありませんが、毎年シーズンになると即完売するケースが多く、それだけ魅力を持ったフルーツであることがわかります。
ちょっと気を抜いてチェックを怠ると気づいたら売り切れていることが多いんですよね・・・。
ちなみに、筆者は毎年10玉で4000~5000円前後の価格帯のモノを購入することが多いです。
月光プラムはいつ出回る?通販するにはタイミングを逃すな
月光プラムは、毎年8月中盤から9月初旬にかけてのごく限られた期間のみ流通します。
農園によっても差はあれど、流通している期間はせいぜい2週間程度。出荷1~2週間前から販売が開始され予約完売してしまうショップも少なくありません。
一般のスーパーや青果店にはほとんど出回らず、贈答用に力を入れている高級青果店や百貨店の青果売り場で並んでいるのを見れるかなという程度。
もし食べてみたいという方は、8月前後から直販してくれる農園や青果店の通販サイトをチェックし、購入できる状態になったらすぐに申し込むようにするとよいでしょう
最高級!幻と呼ばれる月光プラムは魅惑のフルーツのまとめ
本記事では幻とも呼ばれるプラム"月光"の魅力について紹介してきました。
さまざまなフルーツを経験してきた筆者ですが、年間通してもこれほど感動できるフルーツはそう多くはありません。
プラム常識を超えた味わいに、一度食べれば毎年食べたくなること間違いなし!ぜひこの機会に月光を愉しんでみてはいかがでしょうか。
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