いま洋酒の世界でニッチだけどアツいジャンルといえばリキュールではないでしょうか?
ウイスキーやブランデーのように長期の熟成行程があるわけでもなく、かといってクラフトジンやワインのように初心者には分かりにくいということもないのがリキュールの魅力。
じっさいここ数年でリキュールの選択肢は昔とは比較にならないくらい増えていますし、そのまま飲んでもおいしいようなプレステージのアイテムのなかで好みのものを選ぶこともできるようになりました。
そこで本記事では甘党でさまざまなリキュールにチャレンジしている筆者、2019年特に注目しているリキュールブランドであるFAIRを特集。
クオリティはもちろんですがご自宅で揃えたりプレゼントにも最適な秘密もありますのでぜひ参考にしてみてください。
- 市販でいま飲むべき買うべきお酒はリキュール
- 市販でいま飲むべきおいしいリキュール"FAIR"
- おいしいリキュール"FAIR"の魅力とは?
- 市販でおいしいリキュール"FAIR"のラインナップ
- いま市販でキテるおいしいリキュールブランド"FAIR"のまとめ
市販でいま飲むべき買うべきお酒はリキュール
ここ最近でウイスキーが価格面でインフレ状態に陥り、この状況をチャンスに捉えた「いままで脚光を浴びなかったお酒たち」が独自の市場を切り開くようになりました。
代表的なジャンルでいえばクラフトジンがあげられると思いますが、そうした流れのなかで筆者が密かに注目しているのがリキュールです。
リキュールといえば「甘ったるくて酒を飲みはじめたやつが飲み軟派な酒」という印象があるかもしれませんが、味の多様性からブランドごとの味の違いにここまで明確な違いがでるお酒はほかにはありません。
しかもここ10年くらいに新しく登場してきたリキュールはどれも素材に並々ならぬこだわりを持っていて、ストレートやロックでそのまま飲んでもおいしくカクテルにしてもおいしいという、まさに一粒で二度おいしいお酒だといえるのです。
市販でいま飲むべきおいしいリキュール"FAIR"
日本のリキュール市場にも国内外問わずたくさんのアイテムが投入されては消えていくなか、2019年現在筆者がとても注目しているのがFAIRというブランドです。
このブランドは近年の食品業界において重要視されているフェアトレードの理念にもとづき時間と資金をかけて材料を調達してお酒へ換えています。
フェアトレード
消費者や販売者に加え原料を作る生産者や加工者のことも尊重し、その製品に関わるすべての人が平等な利益を得られるようにしようという理念
FAIRの商品は各種リキュールからウォッカやラムまで幅広く、日本では現在11種類のアイテムが素材から吟味された良質なお酒のみを取り扱うスモールアックスという会社によって輸入されています。
おいしいリキュール"FAIR"の魅力とは?
フェアトレードの理念はとても素晴らしいものですが、これは消費者をクオリティの面で必ずしも満足させるものとは限りません。
しかしFAIRのアイテムは数多のリキュールを楽しんできた筆者からしても実に素晴らしい製品だと考えています。
その魅力を簡単にお伝えしたいと思います。
厳選された素材から作られる素朴でハイクオリティなアイテム
まずはなによりフェアトレードの理念を守りつつも、素材にこだわって作られるクオリティの高さです。
たとえばFAIRのなかでも定評のあるカフェリキュールについて輸入元のコメントを引用してみましょう。
メキシコ産の厳選されたフェアトレードコーヒー豆を使用。豆自体の持つ良さを最大限に抽出するためにスロー・ローストし、煎りたてをウォッカベースに浸漬、芳醇な風味を7日間かけて引き出します。加糖(砂糖もフェアトレード原料を使用)され、コニャック地方の仕込み水で割り、アルコール度を22%まで調整したのち、出荷されます。コーヒー豆はフェアトレード認証を受けたもの。メキシコはベラクルスの独立農家からなる組合から直接買いつけます。
生産者との良好な関係を結んで素材を買い付け、その素材を活かせる手法で手間隙かけて作られたFAIRリキュール。
わかりやすいインパクトのある味ではないものの、素材の風味をじっくりと感じられる素朴な味わいが逆に新鮮。
FAIRブランドのリキュールは芯の通った、古き良き時代のリキュールの味わいを思い出すようなシンプルな構成で、おいしいお酒を飲み分ける力のある人なら必ず納得するクオリティではないかと思います。
ハーフボトルで手に取りやすい仕様
もう一点、個人的に買い手にとって嬉しいと思うのが容量です。
FAIRの製品はウォッカなどのスピリッツ系とリキュール系に大別されますが、リキュール系は350mlのハーフボトル仕様での販売になっています。
リキュールはそのまま飲むにしろカクテルにするにしろ少しずつ使うのが基本ですか意外と消費するのが大変です。お店でも持て余すことがあるのに家庭で消費するとなおるとなおさらでしょう。
しかしこのFAIRリキュールはハーフボトルなのでお試しで買うにもちょうどいいのです。いろいろな種類を揃えてみたい方にもうってつけです。
市販でおいしいリキュール"FAIR"のラインナップ
FAIR カフェ
フェア カフェ リキュール FAIR CAFÉ LIQUEUR
- メディア: Wine
メキシコ産の厳選されたフェアトレードコーヒー豆を使用し、素材の味わいをじっくりと引き出したコーヒーリキュール。
市販のほかのコーヒーリキュールにありがちなくどさがなく、スッキリとキレのいい甘みとコーヒーの風味が非常に心地よくロックやミルク割りで楽しみたい味わいに仕上がっています。
シンプルなコーヒーの風味をリキュールで楽しめる希少なリキュールだといえるでしょう。
FAIR ゴジ
フェア ゴジ リキュール FAIR GOJI LIQUEUR
- メディア: 食品&飲料
ゴジとはクコの実のことで、チベットで修道士により古くから栽培されてきた果実です。
最近では高い栄養価や抗酸化作用等が注目され、スーパーフードとして知名度も高くなっていますが、FAIRではこちらを贅沢にリキュールに。
独特の芳香とベリーのような甘酸っぱい風味が交じり合う今までにない新鮮味のあるリキュールは話のタネにもおもしろのではないでしょうか。
原料となるクコの実はヒマラヤ山脈地帯の多くの農家が加入する組合によって有機栽培されたものを使用しています。
FAIR ポメグラネート
ポメグラネートとはザクロのことで、カクテルシーンにおいてはグレナデンと呼ばれるノンアルコールのシロップの原料として欠かせない果実です。
FAIRではあまり数の作られていないザクロのリキュールに注目。ウズベキスタンの農家から買い取るザクロのエキスを丁寧にアルコールへ抽出して甘みと酸味のハーモニーが絶妙なリキュールに仕立てています。
ソーダ割やシャンパンと合わせて楽しむことで贅沢な時間を楽しむことのできる果実味溢れたアイテムです。
FAIR クムカット
クムカットは金柑のことで、柑橘のリキュールは数多くあれど金柑をベースにしたものは非常に珍しいのではないでしょうか。
しかしこの金柑リキュールは柑橘リキュールとして驚くほど完成度の高い仕上がりで、まるで古いコアントローリキュールを彷彿とさせるようなオレンジの凝縮された果実味と上品なビター感を楽しむことができます。
個人的にはFAIRリキュールのなかで最も感動した一本でもあり、ぜひ多くの方に試してもらいたいアイテムだといえるでしょう。
FAIR アサイー
アサイーは近年の健康ブームで注目されているスーパーフードとして名前を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?
アマゾン原産で原住民が過酷な環境で生き抜くためのパワーを得るために食しているということもあり、アマゾンのミルクなどとも呼ばれています。
酸味と甘みにほんのり渋みが加わり、アサイーの果実をそのまま齧っているような繊細な味わいを見事にリキュールに表現しています。
いま市販でキテるおいしいリキュールブランド"FAIR"のまとめ
本記事では筆者が2019年に注目しているリキュールブランド"FAIR"の魅力やラインナップについて紹介してきました。
このリキュールは甘いお酒が好きな人、カクテルが好きな人、リキュールなんて大したお酒じゃないと思っている人にぜひ一度試してもらいたいハイクオリティなアイテムです。
厳選された素材と丁寧な抽出法を経て作られたリキュールの奥深さを堪能してください。