皆さんはリキュールというとどんなものを想像しますか?
じつはリキュールはお酒のなかでも特に歴史が深く種類も豊富な奥の深いお酒なんです。
そのうえどれも味が分かりやすく、デザート代わりに楽しめるものばかり!
ここではリキュールに興味があるなら知っておきたいおすすめの美味しいリキュールを紹介していきます。
どれもカクテルの材料からロック、ストレートといった楽しみ方までできるので、きっとお酒ライフがより充実するはずです。
- リキュールの飲み方は無限大?ストレートでもカクテルでも
- ロックやストレートで楽しめる美味しくておすすめのリキュール
- ロックやストレートで楽しめる美味しくておすすめのリキュールブランド
- ロックやストレートで楽しめるおすすめリキュールのよくある質問
- おすすめのリキュールを愉しもう!
リキュールの飲み方は無限大?ストレートでもカクテルでも
リキュールというとカクテルに使うイメージが強いと思いますが、もともとリキュールというとそのまま飲むために作られていました。
薬代わりに使われるものがあったり、食後にデザート代わりに楽しまれていたりと、飲み方はリキュールによってさまざま。
他のどんなお酒よりも楽しみ方の奥が深いということができるでしょう。
今回厳選してご紹介するリキュールはどれもそのままストレートやロックで飲むこともできますし、カクテルにアレンジすることも可能なものばかりです。
リキュールはそのまま飲む事で素材の味を楽めて、リキュールの持つ魅力を感じ取れます。
もし手に入れる機会があったら、まずは一度なにも加えずそのままストレートで試してみてください。
そのあとにカクテルに使ったり、ロックやクラッシュアイスにしてたり、製菓や料理のソースに使うのも楽しいです。
使い方は無限大でその人しだい。ぜひ自分なりの使い方を探してみてくださいね。
ロックやストレートで楽しめる美味しくておすすめのリキュール
おすすめリキュールの選定基準
リキュールは飲みつけない人にとってはただの甘いお酒として馬鹿にされがちですが、本当においしいものを飲むと頭を殴られたような衝撃を受けるほどおいしいものがあります。
ぜひ感動できるリキュールに出会って価値観の変わる瞬間を体験してみてください。
「ドメーヌ・サトネイ クレーム・ド・カシス」
リキュールと言えばカシスリキュールということで、その中でもプロ御用達のハイクオリティカシスリキュールのご紹介です。
カシスリキュールといえばカシオレやカシスウーロン。リキュールの中でもナンパで酒が飲めないやつの飲み物とバカにしているアナタ。
これを飲めばそんな考えも吹っ飛びます。
カシスはリキュールの中でもクオリティの差が分かりやすく、おいしいものは極上のデザートに匹敵します。
大手が作っているものは冷凍した果実を使った量産型ですが、少数生産のものはカシスの産地からベースのアルコールまでを厳選して作られており非常にレベルが高いんですね。
今回ご紹介するカシスを作るサトネイ社はフランスのブルゴーニュ地方ジュヴレイ・シャンヴェルタン村(ワイン通であれば知らないはずのない一大産地です)に広大な自社畑でカシス栽培を行っており、そこで作られたカシスのみを使ってリキュールを作っています。
半端なカシスリキュールとは異なり濃厚で良い意味でカシスのアクまでも感じるただ甘いだけではないリキュール。
これはカシスオレンジにしても美味いですが、ロックで飲んだりアイスにかけたり、ジンと混ぜて飲んでみたりとより通な飲み方が向いています。
カシスリキュールをバカにする人にこそ飲んでほしい一流のカシスリキュールです。
「ドメーヌ・アランヴェルデ ペシェ」
こちらもワインの一大産地フランス・ブルゴーニュの造り手アランヴェルデのピーチリキュール(クレームドペシェ)です。
ビオ栽培された桃を無着色・無香料で作られるリキュールはあのラデュレやフォションといった一流菓子ブランドでも使われる実力。
フレッシュな桃を噛んでいるようなジューシーなリキュールでオーガニック栽培ならではの優しい味わいは一度飲んだらハマること間違いなしの味わいです。
そのまま舐めてもくどくない素晴らしい桃リキュールに仕上がっています。
ソーダや水で割ると大人の桃の天然水(ソーダ)に早変わり。いろいろな飲み方で試してみて欲しいですね。
ちなみにアランヴェルデはカシスリキュールも作っているのであわせて注目してみましょう。
「イリー コーヒーリキュール」
世界的に有名なイタリアのエスプレッソコーヒーロースターであるイリーが作りだした絶品コーヒーリキュールです。
コーヒーリキュール=カルーアと思っている人に特に知ってもらいたいお酒です。
イリーのエスプレッソをベースにダークチョコレート、バニラビーンズなどを配合してそれだけで完璧なドルチェとして作られています。
氷を浮かべて、牛乳で割って、カルーアの代わりに使ってカクテルにしても美味しいコーヒーリキュール。食後のエスプレッソとデザートの代わりにイタリアンの〆にも最高のリキュールです。
「シャルトリューズ」
シャルトリューズはフランスの修道院で作られるハーブのリキュール。
その製法は門外不出とされレシピを知っているのも一部の人間のみ・・・と色々と逸話も多いリキュールで、バーなどではカクテルに使われたりロックやストレートで飲まれたりと非常に使用頻度の高いリキュールのひとつでもあります。
フランス版養命酒のような存在ですが、その味わいはじつに複雑で高いアルコールとハーブの香りが甘さを感じさせないためウイスキーなどを楽しんだシメの一杯にオススメですね。
シャルトリューズの高級レンジのシャルトリューズVEPもおすすめ。
通常版のシャルトリューズでも十分に美味しいのですが、
VEPは10年前後の熟成を経たことによるまろやかさと年月によって深められた濃厚な風味がたまらない逸品。
贅沢にカクテルもいいですが、ここはひとつストレートでその味わいをじっくりと舐めるようにして楽しみたいものです。
「スーズ」
スーズはフランスのリキュールで、ゲンチアナと呼ばれるリンドウ科の植物の根っこを原料にしたもの。
根っこを使うリキュールと聞くとなんだか薬っぽい味わいを想像するかもしれませんが、スーズはその手の薬草系リキュールの中ではとても飲みやすく作られています。
初心者向けの薬草リキュールとしても人気が高いリキュールです。
自然な甘みにほのかな苦味と根っこのような土臭さがやわらかく続く優しい味わいのリキュールで、ソーダ割りやトニック割にするととても飲みやすくてオススメです。
アルコール度数も低いので飲みつかれた身体にもやさしく染み渡ります。お酒が弱い方でもソーダやトニックで割れば楽しめますよ。
イタリアのカンパリなどと比べられることがありますが、カンパリよりも飲みやすくて優しい味わいで少し通っぽさも出せるので知っておいて損はありません。
「アマレット ディ サローノ」
アマレットはアンズの核などから抽出したエキスを使った甘口のリキュールです。
杏仁豆腐のような香りがすることでも有名なリキュールです
アマレットといえばディサローノ・アマレットというくらいにこのブランドは有名で、特徴的な形も相まって見たことのある人は多いのではないでしょうか?
一般的にはミルク割りをはじめカクテルに使われることが多いのですが、ロックなんかでそのまま飲んでも美味しい非常によく出来たリキュールなんですよ。
「ソミュール トリプルセック」
トリプルセックはオレンジリキュールでカクテルには欠かせない材料です。
代表的な銘柄であるコアントローがそのままトリプルセックとして認識されている傾向にありますが、おなじようなリキュールは他にもたくさんあります。
今回ご紹介するコンビエ社のソミュールトリプルセックはもともとパティシエであった創設者がお菓子作りに最適なトリプルセックを作ろうと考えて生み出した一本。
トリプルセックは製菓材料としても有名です。お菓子にオレンジの風味を加えるのに多用されます。
新鮮な果実と清涼な水によって作られた綺麗な味わいはお菓子やカクテルの邪魔をせずオレンジの香りを漂わせるステキなトリプルセックです。
「エルダーフラワーリキュール ジファール」
エルダーフラワーは日本ではニワトコの花と呼ばれる植物で、ヨーロッパにおいてはアロマオイルや料理などさまざまシーンで重宝されています。
華やかでさっぱりとした香りはリキュールとも非常に相性がいいです。
このリキュールはアメリカをはじめて世界のカクテルシーンで近年非常に注目されており、日本でも最近は徐々に知られてきました。
比較的新しいリキュールなのでまだあまりカクテルのレシピなどは確立されていませんが、ソーダで割ったりオンザロックにしてレモンやライムをちょっと絞るだけでもとても楽しめます。
ジファールのエルダーフラワーリキュールはエルダーフラワーの香りをシンプルにかつ繊細に引き出した逸品で、いま注目しておきたいリキュールのひとつといえるでしょう。
ロックやストレートで楽しめる美味しくておすすめのリキュールブランド
リキュールのクオリティは多くの場合そのブランドに依存していきます。
良質なリキュールを作るブランドはどれを飲んでも外すことはありません。
ここではリキュール造りにかなり力を入れているおすすめのブランドをピックアップしています。気に入ったブランドがあったらぜひラインナップを揃えてみましょう!
「マリエンホーフ リケール」
マリエンホーフリケールはドイツのワイナリーが作るリキュールで、そのあまりの美味しさにリキュールの概念を覆された人が数多いるほどの高品質なリキュールを生み出しています。
筆者もリキュールってこんなにおいしいものなんだと初めて感じたのはこのブランドのリキュールでした。
もともとワイナリーのマリエンホーフでは上質のグレープスピリッツ(葡萄のお酒)をベースに無着色無添加、素材を活かしたリキュール作りを行い世界中で評価されています。
ドイツのリキュール、マリエンホーフの飲み比べ
— Ichiro (@Amaet11) April 24, 2020
やばい…これは詩人になってしまう…… pic.twitter.com/3BZ2RwvysY
バリエーションも豊富でカシスやピーチといった定番から栗やピスタチオといった変わり種まで数十種類作られており、見ているだけで楽しい綺麗なボトルです。
少数生産でハイクオリティなためお値段はリキュールとしてはなかなか高めですが、これはほんとにそのまま氷も入れずにストレート舐めて素直に美味しいと思えるリキュールです。
ボトルデザインもシンプルでいてキレイなのでプレゼントとしてバレンタインやホワイトデーに贈るオシャレさんも多いんですよ。
「FAIR」リキュール
近年の食品業界において重要視されているフェアトレードの理念にもとづき時間と資金をかけて材料を調達してお酒を造るFAIRブランドのリキュール。
どれも高品質で味わいが繊細。
飲んでいてくどさを感じない優しい口当たりがリキュールとしても斬新で飲み心地がいいですね。
こちらも最近のリキュール、FAIR。
— おいしいを探求するメディア「おいしけりゃなんでもいい!」 (@bollet_jp) May 24, 2019
近年活発な動きを見せるフェアトレードの理念に則った商品を展開している。
カフェリキュールはシロップ感のある優しい味わいにしっかりとコーヒーの旨味を感じる。
苦さや香りが強すぎない絶妙なバランスで、古き良き時代のリキュールをおもわせるのが好印象。 pic.twitter.com/IXU1mEOq3R
FAIRブランドのリキュールは芯の通った、古き良き時代のリキュールの味わいを思い出すようなシンプルな構成で、おいしいお酒を飲み分ける力のある人なら必ず納得するクオリティだといえるでしょう。
難点は扱っているお店が少なくて手に入れづらいことでしょうか・・・。
ロックやストレートで楽しめるおすすめリキュールのよくある質問
そんなことはありません。
たしかに美味しいリキュールはそのまま飲んでも美味しいですが、あくまでリキュールなので甘さも強いですし人によってはアルコールもきついです。
カクテルにしたりソーダで割ったり自分好みの飲み方を見つけてみましょう。
ずばり水割りです。
リキュール1に対してお水を2~3に氷を2個ほど加えてかき混ぜて飲んでみてください。
リキュールの水割りはプロのバーテンダーさんでも好きな人が多い飲み方なんですよ!
世の中には無数のリキュールがありますから変わり種のリキュールはいくらでもあります。
ただし、変わり種系はハズレも多いので、あくまで味にこだわるなら少し珍しいブランドのリキュールをチョイスしてみてはどうでしょう。
本記事でも紹介したマリエンホーフやFAIRは知る人ぞ知るブランドなので変わり種としても使えますよ!
当サイトでもジャンル別におすすめのリキュールを紹介した記事をいくつか用意していますのでそちらもぜひご参照ください。
リキュール好きの筆者が少しマニアックなアイテムも交えて紹介しています!
➡ 常識を覆すおすすめピーチリキュール3本!水割りにして楽しめる驚きの桃感!
➡ 市販でおすすめのコーヒーリキュールはたったの4本しかない!|飲み方とカクテルもあわせて紹介
➡ カクテルに欠かせないキュラソーとは?|味、種類、使い方を徹底解説
➡アマレットとは?|甘美なリキュールを幅広い飲み方で楽しむ
おすすめのリキュールを愉しもう!
リキュールの奥深い世界を少しでも感じて頂けたでしょうか?これでも美味しいリキュールのほんの少ししか紹介出来ていません。
ぜひ皆さんもいろいろなリキュールに挑戦してみましょう。
これをきっかけに少しでもリキュールの楽しさに目覚めてくれる人が出てくれたら嬉しいですね。
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