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かつお節・削り節の保存方法と賞味期限は?|削られたものは冷凍、塊は常温か冷蔵で

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かつお節や削り節は正しく保管できていますか?


保存に気を使う必要がないと考えている人もいるかもしれませんが、じつは正しい保管をしないと味が落ちるどころか食べられなくなる可能性も・・・。


本記事ではかつお節の味を最大限に引き出すための保管方法について解説していきます。

かつお節と削り節の違いとは?

まずはかつお節削り節の違いを明らかにしておきましょう。


かつお節とは塊の状態、削り節はかつお節を削ってできたもの。


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本格的なかつお節を見かける機会はご家庭ではそう多くはない


スーパーにいけば気軽に削り節が手に入りますので、ご家庭でかつお節の塊を使っているという人は相当なお料理マニアな人かもしれませんね。


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けずり節はすぐに使えるため便利


かつお節は削りだした瞬間から劣化がはじまるため、削りたてをなるべく素早く使うのが理想です。


削り節を購入する場合は小分けのパックになっているものの方が賞味期限、使い勝手どちらをとっても優秀ですが、値段が高かったり種類が限られているため大袋を買う人も多いはず。


このように削り節を大袋で買っている人ほど保存方法には気を使う必要があります。

かつお節やけずり節は賞味期限が過ぎるとどうなる?

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かつお節は保存方法で味が変わる


かつお節やけずり節は保存食なのでそうそう食べられなくなることはありません。


そもそもかつお節が食べられなくなる状態とは基本的にカビやダニが繁殖してしまった状態です。


特に塊の状態のかつお節は数年単位で保存が可能で外側にカビが付着したくらいならその部分だけ削れば使う事ができますが、保存の仕方が悪いと内部にまでカビが繁殖して使える部分がなくなってしまうんですね。


また、けずり節の場合は酸化に極端に弱いため、未開封状態であれば1年程度の賞味期限が設定されていますが、開封した状態ですと基本的に1か月程度が限界です。



常温で放置すると色合いが変わって黒ずんでいくのがわかると思いますが、これは酸化している証拠なんですよ。


いずれにしろすぐに食べられなくなってしまうわけではありませんし、きちんと保管していれば多少賞味期限を過ぎてもカビやダニさえなければじゅうぶんに使用することができます


ですからぜひ正しい保管方法をほ覚えておきたいですね。

かつお節や削り節の保存のポイントを学んで賞味期限を長くしよう

かつお節やけずり節を買ったはいいけれど「どのように保存すればいいのか?」と悩んだことのある人もいるかもしれません。


保存のポイントや劣化の要因を理解することでなるべく長く賞味期限を保つようにしましょう。

かつお節や削り節はどうして劣化する?

かつお節や削り節には弱点があります。


  • 湿気に弱い
  • 酸化に弱い


劣化の原理を把握、対策をして保存するのが長持ちさせるポイントです。


かつお節や削り節は乾燥しているため一見すると腐りにくい食材に思えますが、一度湿気を帯びると風味が急激に落ち、カビが発生したり虫が湧くリスクが生じます


乾燥度合は商品や種類によって異なりますが基本的には購入時の状態から湿気を吸い込むことがないように高温多湿を避けるのが基本です。

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なくても困らないが、あるとなにかと重宝するかつお節。


加えて、かつお節は削られて削り節になった段階から表面積が増えるため、酸化による風味の劣化や変色が急激に進むことになります。


早めに使い切るのはもちろんですが、なるべく密閉状態を維持できる環境を作って保存するのが理想といえるでしょう。

新品の削り節の袋がパンパンな理由

スーパーなどでよく見かける袋入りの削り節。


未開封だと袋がパンパンになっていて不思議に思ったことのある人もいるかもしれません。


これは削り節が酸素に触れて劣化しないように窒素ガスを充填しているためです。


これにより袋の中は酸素が極力排除された状態になり、風味の劣化をおさえることが可能になります。


逆に言えば袋に表示されている賞味期限は未開封の密閉状態にある場合のものということになります。



一度開封した削り節は急激に劣化が進むため、賞味期限に関わらずなるべく早く使い切ることが大切です。

かつお節、けずり節の賞味期限と保存方法

かつお節や削り節の保存状態が悪いと物持ちが悪くなるということがわかったところで具体的な保存方法や賞味期限についてみていきましょう。

かつお節(塊)の保存は種類による

塊のかつお節を保存する場合は高温多湿を避けるというのが原則です。


これに加えてかつお節にはカビのついた枯節と何もついていない裸節の2種類が存在し、それぞれで注意点が異なります。


枯節は表面のカビが一種のバリアになってるため保存性も高く劣化の進みも遅いため、極端に高温多湿の環境下でなければ常温で問題ありません


むしろ適切な環境下であれば表面に付着したカビ菌によって熟成が進み(チーズと同じですね)より旨味がアップします。逆に冷蔵庫などで保存すると熟成が進まなくなってしまうというデメリットがあるのです。


一方の裸節は枯節よりもカビや虫の被害を受けやすいため、長期にわたって使用するのであれば冷蔵庫に保存した方が安全です。



枯節も梅雨時など気候によっては虫が湧いてカビの膜をダメにしてしまうこともあるので、熟成にこだわらないのであれば裸節同様に冷蔵庫で保存した方が良いでしょう。


塊のかつお節は水分も少なく、劣化も進みにくいですが、カビ・虫・異臭は出ていないかを定期的に確認しながら使うようにしましょう。


削り節の保存には冷凍保存がオススメ

あらかじめ削られている削り節を購入した場合は特に保存に気を使いたいものです。


未開封の削り節は密閉状態にあるため、高温多湿を避けて常温で保存すればOK。


袋に記載された賞味期限までは味の変質もそう起こらないでしょう。


問題は開封してしまった削り節


劣化がどんどん進むので早めに使い切るのが前提ですが、保存する場合はフリーザーバッグのようなアイテムで密閉して冷凍庫で保存するのがオススメです。


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しっかり空気を抜いて密閉すれば場所もさほどとらない


冷蔵庫でも問題ないのですが、削り節自体はほとんど水分を含まないため冷凍庫のほうがより長期の保存に向いています。


そのさいに結露などが起こらないように小分けにしてその都度必要な分だけ解凍するようにすれば半年くらい開封後でも保存が可能です。



かつお節/削り節の保存方法と賞味期限のまとめ

かつお節や削り節は食材のなかでは比較的物持ちも良く気を使うことを忘れがち。


しかし本当に品質の良い状態をキープするなら保存環境を少し意識してあげたいものです。


特にご家庭で活躍する機会の多い便利な削り節は思っているよりも味が落ちやすいので、改めて保存方法を考えてみるのも大切です。


おいしく丁寧に料理を作るためにわざわざかつお節や削り節を使うのでしょうからぜひ保管まで意識してみてください。



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