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楊貴妃も愛したおいしい果実・生ライチの魅力とは?食べ方・味・値段・種類を解説

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夏に旬を迎えるトロピカルフルーツ">季節ごとにさまざまなフルーツが登場するなかで、皆さんはライチという果実を食べたことがありますか?


「食べたことがある」という人のなかで生ライチを食べたという人はどれくらいいるでしょうか?


ライチというと一昔前は冷凍モノが当たり前でしたが最近ではフレッシュのライチが市場に流通するようになりました。


その味わいは冷凍とは比べ物にならない美味しさ!


本記事ではあの楊貴妃も愛したフルーツ・ライチの食べ方、味、値段、種類といった気になる情報と共に生ライチの魅力に迫っていきたいと思います。

ライチってどんな果実?

ライチとはそもそもどんなフルーツなのでしょうか?

独特の見た目が目を引くライチ

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ライチは茘枝(レイシ)とも呼ばれ、中国の南部が原産地とされるフルーツです。


ぶつぶつした固めの皮のなかに果実が入っていて皮を剥いて中身の果実を食します。


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非常にジューシーで香り高く、甘さがしっかりありながらも後に引かないサッパリとした味わいが特徴です。

日本では最近になって生ライチの流通が盛んに

台湾などライチの産地に旅行へ行ったことのある人ならご存知かもしれませんが、現地の市場では生ライチが安価にたくさん売られているのを見かけることができます。


生ライチは最近になってようやく新鮮な状態で日本へ輸送することができるようになり、旬の時期に楽しめるようになってきました。


とはいえまだまだ輸入は限られており、見かける機会も限られているのが現状です。


そのためフレッシュフルーツとしては比較的高価で珍味として扱われることも少なくありません。

あの楊貴妃が愛した美容フルーツとしても有名

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ライチにまつわる逸話としては、世界三大美女として知られる楊貴妃がこよなく愛したことでも知られています。



一説によると楊貴妃は傷みやすいライチがダメになってしまわないようにわざわざ専門の早馬で産地から運ばせていたそうです。


生のライチには女性に嬉しい成分である葉酸や各種ミネラルが豊富に含まれており、温性食品として身体を温める作用もあるとして昔から漢方にも利用されてきました。


食べすぎもよくありませんが、冷房をつけはじめて身体が冷えがちな初夏に流通するフルーツなので身体のめぐりをよくするためにも取り入れてみたいフルーツでもあるんですよ。

生ライチの味

冷凍ライチを食べたことのある人でもはじめて生ライチを食べるとそのフレッシュな味わいに感激する人も少なくありません。


ライチは芳醇な香りと強い甘みが特徴で、プリッとした食感を持つ果肉と相まって非常に特徴的な味わいのフルーツとして知られています。



冷凍してしまうと特有のプリプリ感が薄れてしまうためその魅力を存分に楽しむことができません。


だからこそ冷凍ライチを食べたことのある人でも、生ライチを食べるとその違いに驚いてしまうんですね。


まだ生ライチを食べことのない人は5~6月の旬の時期にぜひ一度フレッシュなライチを楽しんでみてはいかがでしょうか?

ライチの品種・種類の違い

日本で流通しているライチには大きく分けて3種類の品種が存在します。

玉荷包

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玉荷包は中国、台湾で栽培されるライチで、ライチのなかでも収穫量が少なく稀少です。


別名ドラゴンライチ妃子笑 (プリンセスグリーンライチ)などとも呼ばれ完熟しても緑が果皮に残るのが特徴です。


皮がむきやすく、味が濃く、果肉が大きいため人気の品種で、5月から6月半ばくらいにかけて出回ります。

黒葉

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赤褐色の色合いが特徴の黒葉は玉荷包と比べると皮の突起も少ない見た目です。


日本ではライチといえば黒葉を指すことが多く、流通量も玉荷包より多いため認知度が高いかもしれません。


玉荷包よりもシンプルな甘みが特徴で、こちらを食べやすいと感じる人もいるかもしれませんね。


玉荷包と入れ替わりで、主に6月半ばから6月終りにかけて出回ります。

ティエウ種

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ベトナムのティエウ種のライチは比較的大粒で甘みがしっかりとしており、果汁量も多いため非常にジューシーでさっぱりしています。


5月から6月にかけて流通します。

生ライチの産地

ライチは主に亜熱帯地方で生産される果実です。


世界的に見れば生産されている国は多いのですが、日本に輸入されるライチの生産国は限られています。

台湾産、メキシコ産が主流

日本に流通する生ライチのほとんどは台湾産か中国産です。



特に台湾のライチは高品質で日本の市場でもとても人気がありますね。


次いでメキシコ産が多く流通します全体の1割にも及びません。

2019年にベトナム産ライチが解禁

2019年の12月にはベトナムのティエウ種というライチが日本へ輸入解禁されました。

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ベトナムのライチ


ベトナムのライチは味わいも非常によく、今後は台湾・メキシコに次ぐ生ライチの輸入国として日本の青果市場では注目されていくかもしれませんね。


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稀少な国産ライチに注目

国内では鹿児島、宮崎県、沖縄県で生産されています。



国産のライチはまだまだ稀少性が高く、非常に高値がつく傾向にあります。


また国産ならではの丁寧な作り方が施されることもあり、海外産とは比べ物にならないくらいの大粒のライチが出回ることも


ふるさと納税の品としても利用される楊貴妃ライチ


宮崎県の一般財団法人こゆ地域づくり推進機構は全国でも珍しい国産ライチに目を付けて「楊貴妃ライチ」としてブランド化。


一粒1000円を超えるプレミアム品として販売しています。

生ライチの値段は?

中国、台湾、メキシコといった日本で流通する海外産の生ライチは年やひとつあたりの粒の大きさによっても値付けが異なりますが、おおよそ1粒50~100円程度が目安です。



青果店ですと量り売りで100g○○円というところも少なくないですね。


旬も終わりに差し掛かるとパックでまとめて安く売られていることもあります。


ちなみに国産の生ライチは海外産よりかなり高い値付けがされており、そのほとんどが贈答用として市場に流通します。



1kg単位で買っても100g500円は越えてきますから、比較の仕方にもよりますが海外産相場の5~10倍の値段設定だと考えておきましょう。

生ライチの食べ方

生ライチを食べことがない人は食べ方が分からなくて戸惑う人も少なくないでしょう。


ここでは簡単な生ライチの食べ方を紹介します。


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生ライチを真上からみて二等分する感じで皮に切れ目を入れます。


ナイフをいれると予想外にすぐ果実に到達してしまうので、果実ごと真っ二つにしないように切っ先だけをあてるイメージで。


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するとこのように皮から果実が顔を覗かせます。あとは皮を剥いて中身を取り出してあげるだけです。


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皮を剥く時はお尻の芯の部分が少し手ごわいかもしれません。その場合は皮に切れ目を入れた状態でお皿に並べ、果実だけ口にいれて剥しても構いません。


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中には種がありますので飲み込んでしまわないように。


食べたことのない人にとっては少しチャレンジ精神のいる果実かもしれませんが、一度食べればそのジューシーで芳醇な味わいに虜になってしまうこと間違いなしでしょう。

生ライチの保存方法

生ライチは物持ちのよくない果実です。


収穫してから一週間程度で味が明らかに落ちていきますので、購入したらなるほせく早く食べてしまったほうが良いでしょう(手に入った時点で収穫からはそれなりの時間が経っています)。


保存する場合はポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室などに保存します。



時間がたつと皮が黒ずんでふにゃふにゃになります。果実も少し茶色がかって香りが落ちて味がぼやけますね。


異臭を放ったりしていなければ腐ってはいませんが、どうせなら美味しい状態のうちに食べてあげたいものですね。

生ライチの魅力とは?食べ方・味・値段・種類を解説のまとめ

楊貴妃も愛したというライチ。日本では、特に生のライチにはさほど馴染みはないかもしれませんが、その味わいはフルーツのなかでも確かな存在感を放つものとなっています。


まだ生ライチを食べ事がない・・・という人は一度は食べないと損です。ぜひ旬の時期にお取り寄せしてでも挑戦してみましょう。


アマゾンや楽天を通してでも購入可能です。国産のものはふるさと納税対応のものもありますので、ぜひこの機会に挑戦してみてください。

宮崎の楊貴妃ライチ。ふるさと納税対応です。


こちらは黒葉です。


こちらは玉荷包です。


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