デザートは別腹の中でもさらに別腹感の強いアイス。どんなシチュエーションでも甘いものが欲しいという欲望を満たしてくれる食べ物だけに、愛してやまない方も多いのではないでしょうか。
今回はアイスの中でも特に身近なイメージの強いバニラのアイスを一瞬で高級アイスの佇まいへと変貌させるアレンジレシピ)ご紹介します。いつものアイスタイムを特別な時間に、お客さんが来た時のおもてなしにも・・・。
全てのアイスフリーカーに捧げたいアイディア集です。
- バニラアイスをアレンジして高級デザートへ変身させましょう
- 品のある酸味が甘みを引き締める大人のアレンジ「バニラアイス+バルサミコ酢」
- 高級食材の香りと塩気の絶妙なハーモーニーを奏でるアレンジ「バニラアイス+トリュフ塩」
- 大人の極上デザートでムードをいっきにアダルトにできるアレンジ「バニラアイス+お酒」
- バニラアイスのアレンジでより高級感を出すためのアイテム
- 市販のバニラアイスクリームを簡単アレンジ
バニラアイスをアレンジして高級デザートへ変身させましょう
老若男女昔から親しみがあるアイスといえばバニラのアイスクリームじゃないでしょうか?
子供のころ、いつか絶対に業務用サイズのバニラアイスを買ってやると思っていたのは筆者だけじゃないはず。
でも大人になって舌が肥えたり、色々なバリエーションのアイスやそれ以外のスイーツの魅力を知ってしまうと、意外と食べる機会が少なくなるのもバニラアイスの宿命。
年を取るごとにいつのまにか特別感を失ってしまったバニラアイス。あまりにも普通過ぎて特別なアイスタイムを演出出来なくなってしまったり、抹茶やチョコ、あるいはもっと色とりどりなフレーバーの魅力に埋もれてしまうことも・・・。
しかし大人になったからこそ楽しめるバニラアイスの魅力もあるんです。そう、バニラアイスは言わばアイスオブアイス。アイスの原型にしてスタンダード。おにぎりで言えば塩むすび。パスタで言えばペペロンチーノ的存在。
その最大の魅力は無垢だからこそカスタマイズも自由自在という点にあるのです!
今回ご紹介するカスタマイズ例はめんどくさがり屋さんでも一瞬で完成してしまう簡単なもののみ。ぜひ騙されたと思ってお試しください。
品のある酸味が甘みを引き締める大人のアレンジ「バニラアイス+バルサミコ酢」
まずオススメしたいのがアイスにバルサミコをかけるアレンジ。
バルサミコ酢は葡萄から作られる果実酢で樽で熟成させたまろやかな酸味とほのかな甘みが特徴。イタリアの特産品で、サラダにオリーブオイルとかけたり、肉料理のソースにしたり使い方はさまざま。
芳醇な味わいと品の良い酸味がデザートとも好相性で、スイーツ好きならデザートに多様される酢として認識している方もいらっしゃるかもしれません。
作り方はいたって簡単。
アイスを盛り付けたお皿に上からバルサミコ酢をちょろっと垂らすだけ。
アイスに酢??と思うかもしれませんが、バルサミコ特有の甘みと酸味、そして風味がアイスの甘みと溶け合い絶妙なハーモニーを奏でます。まるで高級料理店のデザートのような気品ある味わいになります。
プロにも御用達が多いフラントイオビアンコのイタリア食材。同社の熟成バルサミコ酢。アイスクリームにかけるなら熟成の長くトロミのあるタイプを少量ふりかけるのがオススメ。
高級食材の香りと塩気の絶妙なハーモーニーを奏でるアレンジ「バニラアイス+トリュフ塩」
トリュフと言えば世界三大珍味と呼ばれるキノコの一種。和名は西洋松露(せいようしょうろ)。チョコレートのことではありませんよ。
トリュフ塩は乾燥させたトリュフと塩をミックスした調味料で、ちょっと気の利いた食料品店などで気軽に買うことが出来ます。生のトリュフには叶わないものの、十分すぎるトリュフの香りを堪能できるトリュフ塩。慣れていない人にはむしろキツイくらいかも。
トリュフとアイスクリームの組み合わせは食通には比較的知られた組み合わせで、トリュフの持つ高貴な香りがアイスとバッチリあうのはなんとも不思議なんですよね。
流石に生トリュフをかける贅沢はご自宅では出来ないでしょうから、ここはトリュフ塩で。トリュフの香りに塩の塩味が組み合わさり、あとにひく味わいに。
写真では少し分かりづらいですが、一つまみかるくかける程度で十分味わいに変化を出すことが可能です。
余ったトリュフ塩は相性の良い卵料理やお肉量に使うとデザートだけでなく普段の料理までグレードアップ。一家にひとつあっても損のない調味料です。
トリュフの香りは時間がたつとどんどん薄くなってしまいます。劣化を防ぐためにも開封後はジップロックでしっかり密閉して保存するのがオススメです。
大人の極上デザートでムードをいっきにアダルトにできるアレンジ「バニラアイス+お酒」
試しに買ったお酒、家で持て余していませんか。リキュールやブランデー・・・お洒落だから買ったはいいものの、なかなか飲む機会がない。そんなお酒をアイスにちょっとふりかけるだけでアダルトなテザートに。
これくらいの量だと風味付程度の感じ。もっとお酒のボリュームが欲しければダボタボかけても良いでしょうね。
プレーンなバニラアイスを引き立てるにはフレーバーのしっかりついたリキュールやブランデーやラムなどの蒸留酒がオススメ。
カシスのような果実系のリキュールやエスプレッソリキュールがおすすめ。これ以外にもリキュールは多種多様ですが、どれも基本的にアイスにかけると美味しくなります。家で持て余しているリキュールやお気に入りのリキュールを使ってみてください。
ブランデーやラムなんかもアイスによくあいます。お酒が強い人はそちらを試してみるのもオススメですね。
バニラアイスのアレンジでより高級感を出すためのアイテム
高級感、特別感の演出には味はもちろん見た目も大切。
ちょっとしたことでいっきに一皿のグレードアップを目指しましょう!
アイスディッシャー
アイスクリーム盛り付けようのアイテム、アイスディッシャー。
綺麗に盛り付けることでいっきにお店感がアップします。
器
盛り付ける器も重要。
ガラス製の器は見栄えが良く涼しげ。
和の焼き物も意外とオススメ。和食の後のスイーツにいかが?
どちらにせよアイス用の器は使用前に冷凍庫に入れて器を冷やしておくのもポイントです。
スプーン
スプーンにまで拘れたら完璧。
ここまで揃えたら大抵の飲食店では太刀打ちできません。
新潟県燕市の「燕振興工業株式会社」が手掛けるカトラリーシリーズ"SUNAO"。
有名カトラリーは外国人向けのサイズ感も多い中、日本人にしっくりくるシンプルで飽きの来ないデザインが素敵。
市販のバニラアイスクリームを簡単アレンジ
アイスクリームをアレンジするレシピは世の中にいくらでも溢れています。
今回ご紹介したアレンジはもはやレシピというより"苺に練乳、スイカに塩"のレベルのお話。
でもアイスとそこにあわせるものの相性が良ければ、下手に手を加えたものよりもよっぽと素晴らしい味わいを引き出すことが出来るんです。
ぜひ皆さんも今晩のデザートにお試しください。