四季折々のフルーツのなかでも特に高い人気を誇るフルーツのひとつがメロンです。
高級果物のイメージも強く、贈答用などにも好んで選ばれていますよね。
初夏になると青果売り場にたくさんのメロンが並び、買って帰って追熟させながら食べるのを待ち遠しく思うのもまた楽しかったり・・・。
そんな魅力的なメロンですが、果肉の色に大きく分けて青肉(緑)と赤肉(オレンジ)があるのをご存じの方も多い事でしょう。
多くの人があまり意識せずに食べている印象ですが、この色の違いはなんなのか知りたくありませんか?
そこで本記事では赤肉メロンと青肉メロンの違い、メロンの色の秘密に迫りたいと思います。
→ふるさと納税を利用してフルーツを購入するメリットをチェック- メロンの色の違いはどこからくる?
- 赤肉メロンと青肉メロンの味や栄養価は違うのか?
- 赤肉メロン・青肉メロン・白肉メロンの代表的な品種
- メロンはふるさと納税で購入がお得?
- メロンの色の秘密…赤肉メロンと青肉メロンは何が違う?代表的な品種もチェック!のまとめ
メロンの色の違いはどこからくる?
赤肉メロンと青肉メロンの色の違いを結論からいうと「β(ベータ)カロテン」という色素の量の違いということになります。
このβカロテンの量はメロンの品種によって決定されているため、品種によって赤肉メロンか青肉メロンかを判断することができるんですね。
さらに詳しい話をするとメロンはもともと「青肉」「赤肉」に加えて「白肉」という分類があります。
白肉メロンは青肉や赤肉と比べて味がスッキリしており、一般的に世間が求める濃厚で芳醇なタイプのメロンではないため馴染みのある人は少ないかもしれません。
ちなみに数十年前はメロンといえばほとんどが青肉で赤肉メロンは数が少なったように思います。
しかし、ここ最近では売り場によっては赤肉メロンの方が売り場面積を占めていることもしばしば。
それほど赤肉メロンが一般的になってきた証拠だといえるのかもしれませんね。
赤肉メロンと青肉メロンの味や栄養価は違うのか?
赤肉、青肉、白肉とメロンを果肉の色の違いで分けた時に味や栄養価には違いがあるのでしょうか?
まず白肉メロンは青肉・赤肉と比べて味が軽くて甘さも弱く、人によってはフルーツというより野菜というイメージを持つかもしれません。瓜そのものに近い感じですね。
それに対して青肉と赤肉は基本的に想像通りのメロンですが、一般的には赤肉メロンの方が甘さが強く青臭さが少ないものが多いです。
そのためメロンの持つ瓜感や青臭さが苦手な方や食べやすさを重視する人は青肉よりも赤肉をチョイスするといいかもしれません。
一方で青肉は青肉できっちりと追熟したものは青臭さが味のアクセントになってくれるため、野暮ったい甘さのフルーツにならないのが魅力的です。
子供のころは食べやすい赤肉が好きだったけど、大人になってから少しだけクセのある青肉の方が魅力的に感じるようになったという人も多いです。
筆者も今は青肉メロンの方を好んで食べます。
栄養価に関しては基本的に大差はありませんが、赤肉メロンに関してはβカロテンが豊富に含まれています。
赤肉メロン・青肉メロン・白肉メロンの代表的な品種
メロンは見た目、品種によって味の傾向や果肉の色を判別することができます。
メロンの品種別の特徴をおさえて欲しいメロンをスムーズに手に入れましょう。
ノーネット系とネット系
まず押さえておきたいのはメロンの特徴ともいえるネット(網)の有無。
メロンといえば多くの人にとっては網目があるのが当たり前かもしれませんが、じつはノーネット系と呼ばれる網目のないメロンも存在します。
ノーネット系のメロンは基本的に=白肉メロンです。
キンショーメロン、プリンスメロン、イエローキング、ハネデュー、ホームランメロン、エリザベスメロン、マクワウリなどが挙げられます。
赤肉メロン
赤肉系のメロンといえば真っ先に思い浮かぶのが夕張メロンでしょう。
夕張メロンは夕張市の認定基準を満たしたメロンに与えられるブランドネーム(商品名)で、品種名は「夕張キング」となります。
しかしその種類はとても豊富で、他にもクインシーメロン、ルピアレッド、オレンジハート、ティアラ、タカミレッド、サンセットメロン、スイートルビー、舞鶴レッドといった赤肉メロンがあります。
なかでもクインシーメロンは生産量も多く手ごろな価格から購入できるため、知っている人も多いかもしれませんね。
青肉メロン
「メロンといえば青肉」というイメージが強い方もいることでしょう。
青肉メロンで最も代表的な品種はアンデスメロン。病気にも強く味と香りのバランスに優れた安定感のある品種で、青肉メロンで最も入手しやすい品種と言えます。
メロンというと産地的には北海道(夕張)や静岡(クラウンメロン)が印象強い人も多いのでは?しかし生産量・出荷量的には茨城が圧倒的に1位。その多くを生産する名産地として鉾田と旭がある(両者は合併して現在の鉾田市になっている)。旭村の糖度のみえるメロンはハズレがなくリーズナブルでオススメ。 pic.twitter.com/BfOY3C2qmr
知名度ではマスクメロンも忘れてはいけません。
非常に芳醇で濃厚な風味を持つことからメロンのなかでもひと際特別視されていますが、マスクメロンとは強い香りを持つメロンの総称で正確には品種名ではありません。
マスクメロンに分類されるメロンはいくつかあるものの、基本的にマスクメロンという場合はほとんどがアールスフェボリットという品種、ならびにその改良品種を指します。
アールスフェボリット種は病気に弱く栽培が難しいため希少性が高い。
またマスクメロンを各地でブランド化したものも多く存在しており、最も有名な物が静岡県のクラウンメロン。安くても4000~5000円、一級品になれば数万円もの価格がつくことも。
青肉メロンは品種数も多く、新しい品種もどんどん誕生しています。
なかでもイバラキング、ユウカ、肥後グリーン、オトメメロンなどはマスクメロンと勝るとも劣らない非常に素晴らしい品質を誇る青肉メロンとして注目したいですね。
メロンの品種と喉のイガイガ
メロンを食べると口の中がイガイガした経験のある人もいるかもしれません。
このイガイガの原因はメロンに含まれるククミシンというたんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)によるものです(参考:「ククミシンについて」一般社団法人 日本植物生理学会)
この酵素は主に種が密集する中心部の果汁に蓄積されていて、成長の過程で可食部の果汁や果肉にも流れ込んでいるとも考えられています。
ククミシンは品種によって生成されない品種や生成量が少ない品種があります。
基本的にネツト系メロンはこの酵素を持っているとされているので、メロンを食べて違和感を持つ場合は食べ過ぎないように注意するようにしたいですね。
ククミシンはアレルギー反応を起こさなくても口内や喉にイガイガを引き起こすこともありますし、アレルギー反応として違和感が出る場合もあります。
気になる方はアレルギー検査をしてみてもいいかもしれませんね。
メロンはふるさと納税で購入がお得?
品種やサイズによって味わいもピンキリですが、メロンは果物としては決して安い部類ではありません。
メロンは追熟して楽しむフルーツなのですが、ある程度の糖分を蓄えたものでないと完熟状態まで持っていくことができないのも特徴です。
そのため、選果されていないような安いメロンを買うと「糖分が足りなくて追熟しきらない」という状態になることもあるんですよね。
せっかく買ったメロンがおいしくならないというリスクを避けるためにもおすすめしたいのがふるさと納税です。
ふるさと納税をうまく使えばふだん手が出ないような高級フルーツも気軽に取り寄せることが可能。この機会に確実に追熟できる高級メロンを取り寄せて楽しんでみてはいかがでしょうか?
ふるさと納税でメロンを買うなら品揃えが豊富な楽天市場がオススメ
メロンの色の秘密…赤肉メロンと青肉メロンは何が違う?代表的な品種もチェック!のまとめ
ひとくちにメロンといっても果肉の色や網目のありなしによって味の違いがあるフルーツ。
これを機会にメロンの品種も気にして楽しんでみてはいかがでしょうか?
贈答用はもちろんですが、サイズやキズモノなどを選べば意外に手軽な価格で手に入るものも多いのでぜひ探してみてくださいね。
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