夏の果実の代表格ともいえる「スイカ」。近年では、さまざまな品種が市場に並んでいます。
なかでも、濃厚な味わいを持つ品種として人気を有しているスイカのひとつが「姫甘泉」です。
小玉ではありますが、大玉スイカに勝るとも劣らない食感と味を持っており、市場への流通量も少しずつ増えてきています。
そこで、本記事では今注目したいスイカ品種のひとつとして「姫甘泉」についてご紹介します。特徴・味・産地・糖度などを中心に、その魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。
スイカ「姫甘泉」とは?
姫甘泉は高糖度を誇る小玉スイカの品種です。
まだまだ市場への流通量は少なく店頭で見かける機会は少ない希少品種として扱われていますが、通販などで積極的に探せば入手できる程度には栽培され流通しています。
比較的種が少なく、皮が3mm程度と薄いのが特徴。スイカのシンボルでもある縞模様がハッキリと出て果肉は鮮やかな赤色になるなど、外観もよく贈答用にも好まれているのもポイントです。
比較的日持ちするのも魅力で、夏場の暑い時期でも安心して楽しめます。
姫甘泉の産地
姫甘泉は山形・千葉・新潟・茨城県など、スイカの産地として知られている場所で栽培されています。
なかでも新潟県は特産品として姫甘泉の生産に力を入れており、市場に出回る姫甘泉も全国的にみると新潟県産のモノが多いようです。
新潟県はスイカの生産量こそベスト3に入ることはありませんが、家庭内のスイカ消費量は全国1位というスイカ好きの県です。
姫甘泉は、スイカを愛する県民が積極的に栽培・消費するスイカとしても注目したいですね。
姫甘泉の味と糖度
糖度は高いもので12~13度前後にもなる濃厚な甘さが特徴。
果汁量も多くジューシーですが、果肉はスイカの魅力であるシャリシャリ感を持ち、締まっています。
皮が薄いため可食部も多く、安いスイカにありがちな皮と果肉の境目にある味の薄い部分が少ないのも魅力。
皮目ギリギリまで食べてもおいしく楽しめます。
種が少ないので食べやすいのもポイントで、種を取り除いてあげないと食べない子供はもちろん、種がめんどうでスイカを敬遠している方にもおすすめ。
濃厚な味わいのフルーツが好きな方や、食べやすいスイカを求めている方にぴったりの品種だといえるでしょう。
姉妹品種「姫甘泉ブラック」にも注目
姫甘泉には姉妹品種に「姫甘泉ブラック」というスイカもあります。
暗緑色の外皮にうっすらとした縞模様が入った外観。
全体的な特徴は通常の姫甘泉と類似していますが、見た目のインパクトもあって注目されています。
家庭菜園などで栽培されるケースも多く、今後ますます知名度が高まっていくことが予想される品種です。
小玉すいかを収穫。甘くて美味しかったので来年も植えたいなぁと〰️品種は姫甘泉ひめかんせんブラックです😋。秋野菜の畑を準備中〰️おでん大根楽しみなのです❗ pic.twitter.com/JoedK1KFQD
— おでんのすけ@家庭菜園 (@odennosuke7) August 28, 2021
姫甘泉と同様にぜひチェックしてみてください。
スイカ「姫甘泉」とは?特徴・味・産地・糖度を知るのまとめ
姫甘泉は糖度が12~13度程度と高く、種も少ないのが魅力の小玉スイカの一種。皮が薄いため可食部も多いのも魅力です。
近縁種には果皮が黒い「姫甘泉ブラック」も存在します。
近年、特産品として積極的に栽培する新潟県を中心に、全国のスイカ産地で栽培が行われているので、これを機にぜひチェックしてみてください。
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