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" LA PERLE"新マルティークラムの衝撃、確かな磯の香がそこに

先日" LA PERLE(ラ ペルレ)"という新発売のラムを飲む機会がありました。このラムがあまりにも衝撃的だったので今回はまとめも兼ねて、そのラムをご紹介していきましょう。

マルティニーク島に生まれた新しいラム"LA PERLE"

今回ご紹介する" LA PERLE"はフランスの海外県でありカリブ海に位置するマルティニーク島にあるシモン・ハビテーション社の新しい蒸留所で作られるホワイトラムです。ちなみにLA PERLEとは真珠を意味します。


ラムは世界中さまざまな土地で作られていますが、その歴史を紐解いていくと大きく分けてスペイン系、イギリス系、フランス系のみっつに大別されます。


これはラムを作り出す土地がかつてこれらヨーロッパの列強国に植民地支配されていたことに由来するのですが、ここでは詳しい話は割愛して、今回ご紹介するラペルレの作られるマルティニーク島はフランス系ラムの生産地だということだけを述べておきましょう。これらのラムはフランスのエッセンスが詰まったクレオール文化のひとつなのです。


シモン・ハビテーション社は2015年に念願であった自社蒸留所を小さな古民家を改装して設立、現在稼働3年目で熟成したラムは出てきていないものの、蒸留したばかりの無色透明のホワイトラムを製品化、ここ1~2年で多くのラム愛好家から衝撃的な味わいとして注目を集めていたそうです。

"LA PERLE"の衝撃的な味わい…磯の香りとトリュフ香

筆者も先日このラムを飲ませて頂く機会に恵まれ、その衝撃的な香りに言葉が出ませんでした。


まさしく磯の香りとしか表現できない強烈なヨード香。しかしその香りは決して下品ではなく、繊細で上品。上質なホワイトラム特有のかすかなフルーツ系の香りや花の香りが混じり合い、まるで白トリュフを思わせるようなフレーバーへと昇華された刺激的なラム。


口に含んでると強烈な香りとは裏腹に非常に綺麗で雑味のないクリアな味わい。エキゾチックなフルーツを思わせる味わいはまさしくマルティニーク島のラムだと感じさせてくれます。


このラムはアグリコールラムと呼ばれるジャンルで、純粋なサトウキビのジュースから作られています。本来であればアグリコールラムのホワイト*1は強烈なクセも持ち合わせているのですが、そのような荒さは感じない繊細ながら芯のある味わいで、それにも驚かされるところですが、やはり磯としか表現しえない圧倒的な香りが印象に強く残りました。

海風をふんだんに浴びた"LA PERLE"

ではどうしてこのような香りが生まれうるのか。商品説明によると海風を強く浴びる場所で作られる事に由来するといいます。


しかし海風を受けて作られたお酒はじつは数多存在します。そのようなお酒は決まって「潮の香りがする」「海を感じる」といった売り文句がつけられるものですが、筆者はそこに明らかな磯の香りを感じたことがありませんでした。(もしくは相当こじつけないて解釈しないと感じられない)



しかしこの"LA PERLE"はおそらく誰が嗅いでもそこに磯や海の存在を感じることができます。


現在"LA PERLE"はホワイラムの展開となっていますが、当然樽での熟成を進めているハズで、今後このラムがどのように熟成して化けていくのか・・・非常に楽しみです。

まとめ

筆者はいままで正直ホワイトラムというものがあまり好きではありませんでした。というよりも単体で飲んでそんなにおいしいと感じたことが無かったのですが、この"LA PERLE"はお酒としても非常に高い質で、加えて衝撃的な磯のフレーバーを持つ稀有な存在として記憶に刻まれることになりました。


以前飲んだホワイトラムのなかで唯一記憶に刻まれているペールラバというラムがあるのですが、こちらは数年前にラベルチェンジと共に味わいが変わってしまったように思います(以前はおじいちゃんが雨漏りした水をくわえて作っていたという逸話もあったマニアックなラムです。今はきちんと整備して作っているそうです)。



ペールラバはいまもなお個性的な味わいではありますが、その衝撃を越えるラムの登場に個人的にもラムブームが再燃してしまいそうです。みなさんもぜひ"LA PERLE"の衝撃的な味わいをバーなどで堪能してみてはいかがでしょうか?


まだまだ扱いのあるお店は少ないでしょうから個人で購入するのもありですが、本数限定のようなのでお買い求めはお早めに。




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*1:フランス語ではブラン