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世界に誇る山崎・白州・響・知多の四大サントリーウイスキーはどう違うのか

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今、空前のウィスキーバブルが訪れています。


特にサントリーが展開するブランドウィスキーはどれもバカ売れ。出荷制限をかけるなどして対応する事態に・・・。


そんなバカ売れサントリーウィスキーの代表作といえば「山崎」「白州」「響」の三銘柄。そこに「知多」を加えてもいいでしょう。


どれもそこそこ良いお値段ですが入手困難というのですから、その人気のほどがうかがえます。


では、この四銘柄。名前は知っていても、実際に味や作り方がどう違うのかまでご存知の方はどれくらいいるでしょうか?


本記事では「山崎」「白州」「響」「知多」の四銘柄の違いを味・製法・価格などからまとめることで、誰かにプレゼントするなら、自宅に一本買うならどれがいいのかを見ていきたいと思います。


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「山崎」「白州」「響」「知多」の違い

まずは下の画像を見てください。

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「山崎」「白州」「響」の三銘柄の違いを甘口/辛口とクセのあるなしでザックリと分布図にあらわしてみました。


もちろん味覚は人によって異なりますので一概には言えませんが、大体このような感じの傾向にあると思います。


また2015年から発売された「知多」は上記三銘柄と比べて非常に軽やかで飲み口がよく、ハイボール向きの銘柄として展開されています。


まずは各銘柄の特徴を詳しくおさえていきましょう。

ブレンデットウィスキー「響」

図でも示していますが山崎と白州がシングルモルトという大麦麦芽のみを原料に使った単一蒸留所で作られたウィスキーのみで作られるのに対し、響は複数のモルトウィスキーと複数のグレーンウィスキーを混ぜて作られるブレンデットウィスキーです。


シングルモルトとブレンデットとを比べると、基本的には個性抑えめのブレンデットの方が飲みやすく作られています。


なかでも響は単なる飲みやすさを追求しただけではなく、卓越したブレンド技術をいかんなく発揮したメロウでリッチな飲み口を持っています。


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さまざまな原酒を計算しつくして混ぜ合わせることで生まれる芸術的で繊細な香味は日本人の職人気質を思わせる仕上がりで世界中のウィスキーラバーから称賛を受けているのです。


シングルモルトがもてはやされる現代において、響は完成された真のブレンデットとしてさまざまなシーンで活躍しています。



シングルモルト「山崎」と「白州」の違いの秘密は水と製法にある

原料から異なっている響が山崎・白州と味が異なるのは当たり前ですが、白州と山崎の違いはどこからくるのでしょうか?


山崎も白州も、シングルモルトと呼ばれるウィスキーです。



シングルモルトウイスキー


ある特定の蒸留所(日本酒で言う酒蔵、蔵元)で作られたウィスキーのみを使用して作られたウイスキー。


山崎なら山崎蒸留所、白州なら白州蒸留所といった名前を冠した蒸留所が存在し、そこで作られたウイスキーのみを瓶に詰めているのが特徴です。


山崎は大阪府三島郡島本町山崎五丁目2番1号、白州は山梨県北杜市白州町鳥原地籍2913番地1に位置していますが、蒸留所が違えば資本は一緒でも設備や仕込み水、原料、樽材、醸造・蒸留プロセスが異なりますので当然異なる味わいのウィスキーが生まれます。


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以前白州蒸留所の見学へ赴いた際の写真。蒸留所併設のカフェのテラスにて。


以前、白州蒸留所へ見学に行った際に聞いた話によると、仕込み水の影響はとても大きいそうで、白州で使われている水は日本のウィスキーの仕込み水の中でも特に軟水で、これを使用した白州はキレのあるクリアな味わいになるのだとか。


確かに白州は辛口の酒質ですから、これが仕込み水から来ていると言われると納得してしまうとろです。


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左が山崎、右が白州。同じ12年でも液体の色が若干異なり、山崎の方が色が濃い。


具体的な味の違いや感じ方は人によって差はあるものの、基本的に甘みがあり、まろやかで華やかな山崎クリアでキレがあり、少しピーティーな白州と理解しておくと良いでしょう。



ピーティー


スコッチウィキーに代表される味わいの表現。ピート(泥炭)を使って原料を乾燥させる作業を経ることでウィスキーが独特のスモーキーな香味をまとう。


はじめは臭く感じるが、慣れてくるとこの要素が無いと物足りなくなる人もいるほど


新たに投入されたグレーンウイスキー「知多」

知多はグレーンウイスキーと呼ばれるタイプのウイスキーです。


本来グレーンウイスキーは山崎や白州のような個性の強いシングルモルトに対して個性の薄いウイスキーで、サイレントスピリッツなどとも呼ばれています。



モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜ合わせてブレンデットウイスキーを作るわけですが、誤解を恐れずに言うならば響は山崎、白州に知多を足して作られているといえます。


サントリーウイスキーの重要増加に伴い、本来あまり世に出ることのないシングルグレーンウイスキーとして展開された知多。


グレーンウイスキーらしい個性の薄さ、さっぱりとした風味と口当たりがウイスキー慣れしていない人向けのハイボール用ウイスキーとして需要を見出されています。


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俳優の佐藤健をイメージキャラクターとして起用し、見るだけで知多ハイボールが飲みたくなってしまうCMを制作するなど、サントリーの気合が感じられる製品だといえるでしょう。


シチュエーション・ランク別「山崎」「白州」「響」「知多」の選び方

続いて「山崎」「白州」「響」「知多」の購入を検討している方や飲んでみたいと言う方のためにシチュエーションやランク別にどのようにチョイスすべきかを考えてみましょう。

値段で選ぶ

やはり値段は大切です。


ウイスキーは樽での熟成年数が長くなればなるほどランクが高くなり値段も高くなります。


特に長期熟成のものは在庫もまばらで、値段もあってないようなものです。稀少性が高まれば二倍、三倍の市場価格になることも・・・。


家で飲む用であればスタンダード商品の"響 ジャパニーズハーモニー"か山崎、白州の熟成年数の書いていない通称ノンエイジボトルが基準になるでしょう。



現在では山崎、白州、響ともに年数表記の付いたエイジング商品は品薄ないしは販売中止になっていて入手困難になっています。


「山崎」「白州」「響」を比べると、スタンダード商品に関しては響が若干高い傾向にあります。山崎と白州はほぼ同価格帯と考えてよいでしょう。


山崎ノンヴィンテージ


白州ノンヴィンテージ


響ジャパニーズハーモニー



エイジング、熟成年数が長くなれば長くなると圧倒的な高値がつきます


なかなか手が出せる価格帯ではないですが、なにかの記念や贈答用にチェックしておくのもいいでしょう。

一昔前までは比較的容易に入手できた山崎の18年も今や超高級酒になってしまいました・・・。


響17年の終売に伴い業務店向けに発売されたブレンダーズチョイス。いまではネット通販を使って一般の方でも購入可能に。
15年前後の熟成原酒をベースに作られており、意外にいま狙い目のボトルといえるかもしれないですね。

入手難度から考える

「山崎」「白州」「響」「知多」を比べると、現在圧倒的に品薄なのは山崎だと言われています。事実、近場の酒屋でも入荷は不定期、入っても割当制にしていると言っていました。


ただ、4ブランド全てにおいて以前よりは格段に入手難度はあがっていますので注意は必要です。



2019年現在においては響と白州のラインナップ整理の関係で、むしろ響と白州のほうが入手困難なところもあります。



中でも稀少性の高い山崎は手に入る機会があれば無理してでも手に入れていいかもしれませんね。


特にこのような限定モノは稀少。買えるうちに買っておいても損はないでしょう。



また2019年4月に数量限定で発売されたサントリー ワールドウイスキー「碧Ao」にも注目したいところ。


サントリーが所有する各国の個性の異なるウイスキーをブレンド技術でひとつにまとめあげた一本でサントリー製品のウイスキーが気になる方はいまのうちにチェックしておきたいボトルです。




飲み方から考える

どのように飲むのかでも購入すべきものは変わってくるでしょう。


ウイスキーの飲み方は多様ですが、ストレートやロックでじっくりと少しずつ楽しみたいなら山崎の12年や18年、響の17年も視野に入ります。


逆に水割りやハイボールで気軽に・・・というのであれば熟成年数の表記されていない一番安価なボトル、それでも高いなと感じる方は最近サントリーが新たに売り出している知多がおすすめといえるでしょう。


贈り物にはどれがいいか?

贈る相手やタイミングにもよりますが、どれくらいのランクのものを買うかは別にしても、せめてカートン入りの贈答用らしさのあるものをチョイスしたいところ。

今、サントリーウィスキーのもつパワーは偉大です。ある程度年配の方への贈り物や海外の方への手土産としてはこれ以上ないパワーを発揮してくれることでしょう。

「山崎」「白州」「響」「知多」とニッカウィスキーの違い

おまけに同じく日本を代表するウィスキーメーカーであるニッカの三大ウィスキー「宮城強」「余市」「竹鶴」をはじめにお見せしたサントリーウィスキーの味わい分布図に組み込んでみました。


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こちらも個人の感じ方の違いもあるので一概には言えませんが、ニッカとサントリーではその成り立ちも相まって、基本的にニッカの方が通好みで本場(スコットランド)志向、サントリーの方が大衆志向で飲みやすいという特徴があると考えられています。


そのため、宮城狭や余市は味の構成が複雑でサントリ―系より少しずつ通好みな感じに。


甘口・辛口に関しての指標は微妙なところですが、だいたいこんな感じにまとめられると思います(竹鶴の位置づけはすごく悩むところなんですが、基本的には宮城強と余市を混ぜることで両者の突出している個性を相殺して飲みやすくしているという印象)。



感覚的には余市⇔白州/宮城強⇔山崎/竹鶴⇔響といった感じで対応しており、0.5歩分ニッカの方が通好みの濃口・クセアリを狙っているという印象です。


サントリーウィスキーに比べるとまだ入手難難易度は低い


ちなみに竹鶴はピュアモルトという特殊な位置づけで、響と違いブレンデットではありません。


具体的には複数のシングルモルトを混ぜたウィスキー(グレーンウィスキーを使わない100%大麦麦芽原料)で竹鶴の場合は宮城強と余市を混ぜていることになります。


その分味わいはしっかりとしていると言えますね。


響にあたる製品はニッカでは「鶴」という名で販売されているブレンデットウイスキーがありますが、こちらも販売は限定的で入手困難だといっていいでしょう。



ちなみに「知多」にあたる製品はニッカウイスキーでは販売されていません。


少し前までは「ニッカカフェグレーン」という製品がグレーンウイスキーとして販売されていたのですが、こちらもラインナップ整理につき現在休売状態になっています。(カフェグレーンは知多より前に販売されており、商品のコンセプトも異なるため対応しているとはいいづらいが)


まだ市場に少し在庫が残っているようですね。



世界に誇る山崎・白州・響・知多の四大サントリーウイスキーはどう違うのかのまとめ

「山崎」「白州」「響」「知多」の違いを見てきました。

こうやって見てみると同じサントリーのウィスキーでも違いが現れてくることが納得できます。


個性を変えてブランド化することで、人によってドンピシャ好みの商品が分かれる一方で、ぐっとハマりこんでたくさん飲んでくれる人も増えます。


サントリーはこういうブランド化が非常に上手だということを改め実感しますね。


今後しばらくは品薄状態が続くと予想されるサントリーウィスキー。


ぜひ機会があれば試してみてくださいね!



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お酒好きの筆者はいままでさまざまな二日酔い対策を試してきました。


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