最近本当に色々なフルーツがあってフルーツ好きとしても嬉しい限りなのですが、これとこれどう違うの?っていうのが多すぎて市場が混乱しがちなのもいかがなものかと思っています。
フルーツも高級品になると一大産業でしょうから、生産地各所気合が入っているのはいいことだと思うのですが、もう少しだけ分かりやすくして欲しいかなというのも本音でしょうか。
今回はそんなフルーツのお話です。
商品名≠品種名のフルーツが増殖中
近年のフルーツ市場を果てしなく複雑にしている要因はここにあるかと思います。
すなわち一般的に知られているフルーツの名前が品種の名前とは異なる商品名だったというパターンです。
代表的な物で言えば以前に当ブログでもご紹介した「デコポン」。
デコポンは熊本県の果実連による登録商標であってフルーツそのものの名前ではありません。
もともとは不知火と呼ばれるフルーツで、現地ではさして珍しくも高級でもないフルーツ。これにブランド価値を付けたものがデコポンなワケです。
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デコポンについて紹介した記事
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デコポンを追熟させてみたお話
他にも有名なもので言えば太陽のタマゴ。もともとはアーウィン種と呼ばれるマンゴーに宮崎県が独自に名前をつけブランド化した商品。この辺りは特にブランド化が成功したため、もはや品種名に近い感覚で親しまれていると思います。
しかし世の中にはそこまで有名になれなかったブランドフルーツがたくさんあって、近年のフルーツ市場の活気から一般の売り場にも並ぶことによってなにがなんだか感が強まっているように思うのです。
今回は筆者が今年初めて見かけたややこしいフルーツの一例をご紹介します。
デコポンならぬデコ八女
なんというか、出会ったその瞬間から抗えぬ魅力を感じてしまったわけであります。
もう、そのネーミングからして二番煎じ感がすごい。
いや、別に全然アリなんです。悪くないんです。先に言ってきますけど味も美味しいんです。
でもね、なんかね。
こう。
もっと別のネーングなかったのかな?と思わずにいられないんです。笑
見たまんまデコポンです。
比べてみてもデコポンです。というか、まあ不知火ですね。
ここまできて、あんまり細かく説明する必要もないかと思いますが、今回筆者が購入したのが「デコ八女」という不知火。
ググってもあまり情報が載ってませんが、おそらくは福岡県八女市の特産品なのでしょう。
デコポンのように糖度や酸度の基準も公にされていないのかもしれませんが、味わいとしてはデコポンとほぼ遜色ないのでそこそこの基準なのだと思います。デコポンと比べると少しみかん感が強いかなという印象もあるかな。
まぁ、正直一般的に言えば誤差の範囲だと思います。どちらも質の良い不知火であるということは間違いありません。
調べてるとこの手の商品名は他にもあるようで、デコタンゴールとかヒメタンとかとも呼ばれているそう。こちらは商標ではなく一般名称なのかもしれません。
とにもかくにもややこしい
というワケでとにかもかくにもややこしいフルーツの名称についてのお話でした。
でもそんなことを思いつつ見たことない名前の奴はついつい買っちゃうのがまさしく生産者の思うつぼなのだろうなあ。笑
見たら明らかにデコポン・・・というか不知火だって分かるんですけどねえ。
ついつい食べてみたくなっちゃう。実際にデコポンとは確かに違うんですよねえ。それがまた面白くて・・・。
福岡県産 デコ八女 3L~4Lサイズ(15~20玉入) 5kg
- メディア: その他
皆さんも見かけたらぜひ挑戦してみましょう。
やっぱりデコポンがいいなぁ・・・と言う方は見た目はブサイクでも味は激甘最高!な産直を狙ってるのもアリかもしれません。