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山椒と和柑橘の香り、ニッカカフェジンとは?飲み方とレビュー

昨今密かなブームになっているお酒がジンです。ジンは穀物系のスピリッツ(蒸留酒)をベースに植物のエッセンスを加えて生み出されるお酒。植物は場所ごとに無数の種類があるため、世界中で個性的なジンを製造するのがここ最近の酒類業界のトレンドになっています。


そんな流れの中でニッカが発売したのが「ニッカカフェジン」です。日本でも数多くのプレミアム、クラフト系ジンが発売された中で、このジンは完成度の高さから売り場からなくなることもしばしば・・・。ふだんジンを飲まない人も虜にするニッカカフェジンとは?



ウイスキーがメインの酒類メーカー・ニッカが生み出したカフェジン

NHK連続テレビ小説「まっさん」で一躍お茶の間へも存在感を広めたニッカ。竹鶴やブラックニッカといった代表的なジャパニーズウイスキーを生み出す一方で、舌の肥えたファンをも納得させるハイクオリティの酒類を多数輩出してきた同社が満を持してトレンドのジン市場に投入してきたのが「ニッカカフェジン」です。



ジンというと「安価なお酒」「カクテル用のお酒」というイメージがまだまだ強いですが、最近ではそのまま飲んで味わうためのジン(プレミアムジン、クラフトジン)が各方面から発売されています。こうしたジンはもちろんカクテルにしても美味しいため、その汎用性の高さからバーや気の利いたレストランをはじめ、少しずつ個人消費用のお酒としても認知され、最近ではスーパーなどで見かけることも少なくありません。


しかし、一種トレンドして市場に溢れつつある感も否めないプレミアムジンは玉石混交。なかには値段と味が釣り合っていないもの、特別感の無いものなども混ざっているのが現状。そのなかでニッカカフェジンは決して安くはない販売価格ながら売り場からしばしば姿を消すこともあるほどの人気を見せています。


それもそのはず、ニッカカフェジンはお酒にうるさいマニアも唸らせ続けてきた質重視のメーカー・ニッカがもてる技術を総動員して作り上げた真の意味での「プレミアムジン」なのです。逆にこのジンを知っていればアナタも酒通を誇れること間違いなし


さっそく、次項ではこのニッカカフェジンの特徴と魅力について、ポイントごとに確認していこうと思います。

ニッカカフェジンとは?

ニッカカフェジンの魅力は以下のようなポイントにあるといえるでしょう。

  • 明らかに感じられる和山椒のスパイス感とほのかに香る柚子や甘夏といった和柑橘のニュアンスが絶妙
  • カフェスチルによって原料由来の甘みがほのかに残る口当たり
  • プロや酒通も認める完成度の高さが乱立するプレミアムジンの中でもハズさない存在感


それぞれ詳しく見ていきます。

ボタニカルに和山椒をはじめ、甘夏・かぼす・柚子といった和柑橘を使用

ニッカカフェジンの最も魅力的な特徴は鮮烈なボタニカル(植物)由来の香りと風味です。ジンは端的に言えばウォッカにボタニカルの香り・風味を付けたお酒。プレミアムジン/クラフトジンではその土地固有の植物や厳選した植物を使うのが主流になっています。


そんななか、日本産のジンでは柚子やかぼすといった和柑橘を使うのはもはや定番となりつつありますが、そのなかに和山椒というボタニカルを追加したのがニッカカフェジンの強力な個性に繋がっています。


和山椒自体は他の国産ジンにも使用されているのですが、ここまで山椒を前面に出しているのはニッカカフェジンだけ。うなぎと飲んで楽しめそうな山椒の存在感に寄り添う和柑橘のバランス感覚が絶妙です。


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人気芋焼酎「甕雫」の蔵元である京屋酒造のプレミアムジン。甕雫をベースに柚子やへべすなどを使ったフルーティなジン。山椒も使われているが、味わいはニッカカフェジンとは対照的に柑橘がベースに山椒がスパイス感を演出する構成。同じようなボタニカルを使ってこうも違うジンが生まれるとは・・・じつにおもしろいですね。

ニッカ伝統のカフェスチルを使用し甘みのある酒質を獲得

ニッカは今はもう主流ではなくなったカフェ式蒸留器という設備に強いこだわりを持っています。効率は悪くとも素材の風味を活かせるカフェスチルは素朴ながらもコクのある味わいのお酒を造るのに適しているのですが、ニッカはこうした地酒感の強い商品作りに強い想いを持っているようです。


これは創業者・竹鶴正孝が留学先であるスコットランドの古き良きウイスキー作りを再現することに腐心していて、そのスピリットが会社に今も根強く残っているからなのだと思われますが、そうした経緯を置いておいてもカフェスチルで作られるジンはほのかな甘みとまろみを持っていて、それが山椒や柑橘のボタニカルと溶け込むようにして完成度を高めているのです。


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ニッカではカフェジン発売以前からカフェモルト、カフェグレーンというカフェ蒸留器を使ったウイスキーを販売していました。モルトは大麦麦芽のみ、グレーンはともろこしや麦を使用して作られたウイスキーで、素材の風味を感じる素朴で飲み飽きしない味わいに仕上がっています。カフェジンとあわせて楽しみたいですね。

プロや酒通からも絶賛されるニッカカフェジン

発売当初から注目度の高かったニッカカフェジン。国産ジンとして多くのジンが発売される中、満を持して発売された大手資本のプレミアムジンに良い意味でも悪い意味でも話題が集まっていた記憶があります。


そんななか、予想外にハイレベルにまとめられてきたニッカカフェジンにお酒マニアな人やプロの人達も感激し、今でも品薄状態が続く売り場もあるほどの存在感となりました。話題になるという意味でもお酒好き、カルチャー好き、トレンド好きの人がおさえておいて損はないお酒なのです。


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国産のプレミアムジンの先駆けともいえる「季の美」。"京都産""国産ボタニカル""ライススピリッツ(米の蒸留酒)使用"と、これでもかというほど要素を詰め込んだジン。日本のジンはコレとカフェジンをおさえればいいのではないかと思えるほどバランスのとれた仕上がりと存在感。

ニッカカフェジンのレビュー

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緑のラベルにシンプルなボトル。ニッカらしい「外見でなく中身で判断してもらいたい」タイプのデザインです。


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キャップをあけて香りをかいでみます・・・もうこの時点で山椒の強烈な個性を感じとることができます。こんなジンは明らかに他に飲んだことがない・・・早く口に含んでみたい・・・好奇心をくすぐってきますね。


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常温のストレートでカフェジンの魅力をじっくりと感じってみよましょう。お酒の飲み方は自由ですが、ポテンシャルをあますことなく感じ取るなら一度はストレートでそのまま楽しみたいですね。



口に含む前から山椒の風味が伝わってきます。いざ口に含むと想像を超える山椒の香りがすーっと口の中に広がります。しかし、思っていたような強烈なものではなく、お酒に溶け込んでいることを感じさせる上品な風合いです。


カフェスチル由来なのか、ドライジンとしては少し甘みもあるような質感が口に広がるのですが、飲み込むころに表れる柑橘やジュニパーベリーの伝統的なジンらしい風味と鼻から抜ける山椒の香りがすっと引き締めて心地よく余韻へ繋がっていきます。ある面ではこの甘みがあるからこそ、これだけ複雑なフレーバーを最後まで楽しむことができるのかもしれません。


そこまで計算されていたとしたら、ニッカおそるべし・・・。


いずれにせよ、ニッカカフェジンは非常に満足度の高いジンであるといえるでしょう。山椒の主張が強いので、ふつうのジンのようにカクテルにどんどん使えるジンではないかもしれませんが、お酒としてじつによく仕上がっているという印象を受けました。



テイスティングに使用したグラスもチェック

木村硝子のバンビ。本来ワイングラスですが、いろいろなお酒をそのまま楽しむのにちょうどいいサイズ感とフォルム。木村硝子についてはコチラ

ニッカカフェジンの飲み方

最後に個人的にオススメしたいカフェジンの飲み方を少しだけ提案させてください。

なにはともあれ常温ストレートで香りを楽しむ

まずはなにも足さずにストレートでそのまま飲んでみましょう。香り成分は揮発性ですから、温度を下げると感じづらくなります。もちろん温度を下げたことによってあらわれる姿もあるのですが、ロックや冷凍の前にまずは常温のストレートでカフェジンの持つ絶妙なバランスを楽しみましょう。


常温ストレートの飲み方にはちょっとしたコツがありますが、慣れてしまうとその魅力にとりつかれますよ。お水もお忘れなく。

冷凍庫でキンキンに冷やして…ロックでも

常温で楽しんだら次は冷やしたときの顔も見てみましょう。ジンのようなアルコールの高いお酒は冷凍庫でも凍らないので、ボトルごと冷凍庫につっこみます。


半日くらい放置して、キンキンに冷えたグラスに注いでキュッとやるもよし、氷をいれてロックでゆったりやるのもよし。冷えたジンの持つ魅力に山椒のアクセントが加わり、絶妙な味わいです。

ソーダ割りに

スッキリ飲みたいのであればソーダ割りにしてみましょう。氷が溶けないように冷凍保存したモノを使うとなおGOOD。仕上げに柚子や甘夏の皮を少し削いで浮かべてみるといいかもしれません。


ジントニックなども悪くないですが、まずはシンプルにただのソーダで割って楽しんでみましょう。作り方のコツは以下の記事でも紹介していますので参考にしてみてください。トニック割りでなくソーダ割りでも応用できます。


【ジンから割合まで作り方を検証】プロレベルのジントニックを再現! - おいしけりゃなんでもいい!

水割りに

ジンは水割りにしても美味しいお酒だと思います。イメージ的には植物の香りがするフレーバー焼酎みたいなものですから、水割りが合わないワケないんでよね。


カフェジンの水割りはまさにうなぎと合わせてやりたいお酒。他にも中華などと相性が良いと思います。水割りなら食事にも邪魔しないのでぜひ試して頂きたいですね。

まとめ

ニッカが販売するカフェジンの魅力とレビュー、飲み方について書き綴って参りました。参考になりましたでしょうか?


自分でニッカカフェジンを買おうか悩んでいる人、誰かに送りたいけど評価が気になる人、飲食店で頼んでみたいという人の参考になれば幸いです。現状でニッカカフェジンを楽しんでいる同志諸君は、この魅力的なジンが発売中止にならないように引き続き消費して支えていきましょう。



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世界的なプレミアムジンの先駆けともなったドイツのモンキージン。ニッカカフェジンとはタイプは違いますが、その想像を超えた完成度の高さに驚かされた人は少なくないはず。

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オススメのジンについてまとめた記事も参考までに。ニッカカフェジンやモンキージンをはじめ、おさえておきたい"おいしい"ジンをまとめました。話題性や外見に惑わされず、本当においしいお酒を応援したいです。


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